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Kアリーナについて思うこと

どうも、Kアリーナの亡霊と化した西沢です。
最近の推し活やライブへの盛り上がり方は半端なく、多くの会場が整備されている今日、Kアリーナという単語は誰もが一度は聞いたことがある新しい箱であるということは語るまでもないでしょう。
ただ、ライブ参加者の中には不評の声も多いこの会場。なんか、比較対象を間違えているようなクソライブ会場三傑って声。それはなんか違うよなって思いつつ、できるだけライブなんて行ったことないよっていう人にもわかりやすく、むしろいい会場だよって思えるようにKアリーナ横浜について語っていきたいと思います。(また、Kアリーナの未来についてもね)


そもそもKアリーナ横浜とは

開発の経緯

Kアリーナ横浜はみなとみらい地区60、61街区(新高島駅からさらに海側へ歩いたところ)のミュージックテラス計画の一環として、不動産事業を手掛けるケンコーポレーションが主体となり設置された収容人数2万人の世界最大規模の音楽専用のアリーナとなっています。

元々は、1990年代に埋め立てられ作られたこの地は2006年からマリノスタウンという横浜Fマリノスの練習場として暫定使用されており、横浜そごうから日産本社をつなぐはまみらいウォークやそごうからベイクォータをつなぐかもめ橋からはサッカーグラウンドをはじめ広大な土地を見ることができました。

旧マリノスタウン2014年10月撮影

2017年にミュージックテラスを核にオフィスやホテルを併設したケンコーポレーション案が採用されると、KアリーナプロジェクトとしてKアリーナ、ホテル棟、オフィス棟を同時に日本を代表する大手ゼネコン「鹿島建設」が施工しました。
耐震や音響機材を屋根につるす事を考慮したうえで、客席から視界の妨げにならないように柱を組む鉄骨屋根は以下の鹿島レポートを見るに相当苦労した跡が窺えます。この結果、重量のある音響機材を屋根に配置したうえで、視界に柱が入らないような作りとなり、どの席からもステージやモニターが見やすい構造となっています。

2021年9月末ごろ鉄骨組をしている様子


余談ですが、横浜ベイスターズ(現:横浜DeNAベイスターズ)の黄金期であった1990年代末期から2000年代初頭には横浜スタジアム(3万人収容)のキャパ不足問題などから、ここに横浜ドームを建設し、本拠地移転を計画していた時期もありましたが、横浜市財政の悪化により、資金的に困難であったこと(当時の中田市長が計画を凍結したようです)、その後の成績低迷による観客動員数の低迷と、横浜スタジアムの契約問題も絡み、簡単に本拠地を移転できなかった点もありみなとみらいに横浜ドームを建設することは叶いませんでした。
(今後、みなとみらい案とともに提示された山下ふ頭に建設する案の可能性もゼロではないので今度の横浜の開発に目が離せられないですね)

Kアリーナの魅力

せっかくの晴れの舞台なのに…

ここから本題ですが、ようやく推しのコンテンツが1.5万人以上が参加するライブを開催するまでに成長したとします。
待ちに待った晴れの舞台、大きい会場に行った参加者の中には

スピーカーが近すぎて、耳が痛くなった
平面で推しのステージがよく見れない
音が遠くてなに歌っているか分からない

こんな経験ありませんか?私は事実幕張メッセの展示ステージでのライブ(動員数約15000人)で最速先行抽選で当たったのにも関わらず上二つを経験したので若干私怨も入っていますが、そんなことも多々あります(会場によってはライブに参加するのに耳栓があったほうがと書かれているファンサイトもあります)
2つ目のステージがよく見れない問題を解決するために、メインステージとセンターステージといった具合に、ステージを複数設けたり、ステージ自体が上下左右に移動したり、いわゆるトロッコがやってくるなどの対策により、平面で見えなかった席が神席に変わったなどという声が多々聞こえます。ライブ参加者の熟練者の中には見える見えない、聞こえる、聞こえないを含めてライブの臨場感なんだって意見もあり、私自身その主張に対してはわからなくもないですが、長時間に渡るライブで上記が続くと辛いこともあります。そもそも、1.5万人以上入る箱は基本音楽のために作られているわけでないので、さいたまSSAはまだよいにしても、音漏れが激しいとされる日本武道館や有明アリーナをはじめ、もっと大きい箱になれば、adoのライブ時に音が聞こえなかったと話題にも上がった「新国立競技場」、周辺住民に理解を事前告知を行わなければならない「日産スタジアム」といった総合競技場をはじめ、21時以降の音出しを禁止している「東京ドーム」、通う手段の限られた「ベルーナドーム(西武球場)」等の野球場をライブに合わせて主催者側でそれっぽくライブ会場にするしかなく、ライブに行くが歌声を味わうのではなく、熱気を味わう場になっているモゾかしさがあると思います。5000人規模の会場だとステージから遠くても歌声や余韻を含めて味わえるので、人気になる前のほうがよかったっていう人もいるとかは思います。では、そんなKアリーナを一言で表すと、

5000人規模のライブの楽しさをそのまま2万人まで拡大した会場

これにつきます。
推しをライブ中常に近くに感じられて、歌声は響き、終わった後の余韻が残る、応援する自分たちの声やコールの一体感がそのまま会場に響いて推しに届くような推しが発展途上の時に楽しかった時のライブ体験が、Kアリーナであれば、叶うと思っています。
マイクを通さなくても会場全体に声が届くくらい整った会場は推しとファンを歌声と声援を通じてストレートにつなげてくれます。
座席は斜面になっており、前の座席とは千鳥配置になっているので、コンパクトな割にステージやモニターが見やすくなっています。
この感動は言葉だけでは伝わらない部分もあると思うので、Kアリーナ評判悪そうだからパスしようと思わず一回行ってみてほしい気持ちもあります。

ゆずこけら落とし公演初日の終わり
レベル7からの風景

主催者、演者側にありがたい施設

また、主催者側としては音楽専用施設として音響設備が常設されていることにより、ステージ設営の手間が省かれるのがありがたいと思われます。通常平面のアリーナに関しては、メインステージの仮設組からアリーナ部の座席配置まですべて借用したうえで設営をする必要があります。場合によっては、大画面モニターやスピーカーも借用、設置が必要となります。その手間をクリアするために公演前数日前から借用する必要があり、主催者側の金銭的負担の増加や、会場の日程確保が難しくなってきます。
Kアリーナは常設の設備が整っていることもあり、主催者側の負担の軽減や会場の回転率の上昇につながり、多くの公演がKアリーナで行うことが可能となります。
また、音響が良いことは演者側にとってもイヤモニ(会場の音、演奏、自分が発している音等を調整してイヤホンに流すことにより適性な声の発声や耳の保護を促す道具)の調整がしやすくなり、演奏しやすくなる、突発性難聴を防ぐ等の効果も期待できます。

まさに、Kアリーナは観客、運営、演者それぞれに最適な会場と言えるでしょう。

Kアリーナの問題点について

さてここからは多くの人がこの会場がひどいといわれる問題点について解説いたします。実際はこの会場発展途上であり、まだまだよくなるポイントの伏線もあるのでそちらも解説します。

トイレが少ない

まあ、開業時からかなり騒がれている問題で、特に女性向コンテンツなんかですと相当叩かれている印象はあります。Kアリーナの個室トイレの数は226基ありますが、
近年に開業した会場と比較すると
Kアリーナ横浜(2万人収容)226基 1基あたり88.5人
東京ガーデンシアター(8000人収容)244基 1基あたり32.7人
ぴあアリーナMM(12000人)163基 1基あたり73.6人
有明アリーナ(15000人)?台(およそ170基)
と、近年の会場の中では少なめですが、収容人数で割ってみるとそこまで少ないとは言えない気もします。
日産スタジアムのトイレのキャパは観客数72000人に対して436基と圧倒的に少なく、東京ドームなど昔に作られた会場もそんな会場が存在しており、トイレ問題はどこの会場にも当てはまりそうな問題ではあると思います。(そもそも、東京ガーデンシアターであっても混むときは混むという情報もあるので永遠の課題のようにも思えます)
あとは周辺に現状入れそうなビルがないのと、Kアリーナ利用客はご遠慮くださいくらいの札もよく見るので、周辺でトイレを使える施設がないのもつらいポイントにはなっていると思います。

そもそもわかりにくい構造(空いてるトイレ紹介)

ここでトイレが何でないって騒がれるかの解説をします。
この構造を知ると、穴場のトイレも知れるので参考にしてください

いわゆるエントランス階とアリーナ部
階段を上がる部分です

トイレが少ないと声を受けてかKアリーナ側もトイレの個室数を発表するようになりましたが、中段席(レベル5)にはトイレがないという口コミを見てか、多くの人はエントランス部のレベル3のトイレに向かいがちです。一方で、一番トイレの個室数が多いレベル4からは客席に入ることができず、正面階段(レベル5の黄色い背景の正面階段はレベル4へつながっている)でのアクセスでしか行けないことから人目につかないのです。
また、上段席(レベル7)も客席から遠いトイレが大きいのですが、こちらも人目につかない状態にあります。
よって、
レベル3,5の人はレベル4のトイレ
レベル7の人は左右近い方のステージ側奥のトイレ
使用するのが待ち時間が少ないと言えます。
アリーナ内には売店やラウンジもありますし、それぞれの座席は快適なので早めに入場して、余裕をもってお手洗いを済ませることが攻略法と言えそうです。
また、トイレだけでなく、階段も混雑のもととなっており、レベル5からレベル7までは基本階段でのアクセスとなっています。かなり登山となっているので、自分の席のレベルは把握しておきたいところですね。

周辺施設何もない問題

2023年10月開業時頃のGマップ

Kアリーナのある、みなとみらい60~62地区周辺はあまり、集まれる施設がありません。激安スーパーで知られるオーケーストアが地図右側にあるのですが、ライブ目的の人が駐車する、トイレ目的で入店する、休憩スペースに居座る等の行為が多発していることから、あまり良い顔をしていないのが現状です。
そして、残りの集まる場所は屋外のKアリーナ敷地内のミュージックテラスか高島中央公園か高島水際線公園の3か所に限られてきます。海に近いので、できれば建物の中で過ごしたいって気持ちもわかりますね。

シャニマス6thライブ初日の朝
こけら落とし当日のテラス

また、ライブが終わった後の打ち上げや飲食を行うところも現状近くにありません。近くて、横浜駅東口(ベイクォータやスカイビル)やみなとみらい(マークイズやランドマークプラザ)となりますが、ライブ終わりが20時を過ぎるのに対して閉店時間が22時が多く、歩いていくには余裕がない印象があります。ちょっと足を延ばして桜木町(野毛)や横浜駅西口の歓楽街とかも視野に入れる必要はありそうですね。
最近ではKアリーナのレベル7にあるArenabar7ではライブ終わりに集まって、アルコールやカツサンド等の軽食を片手にライブを楽しみあった戦友たちと盛り上がれる場もあります。
前日もコンテンツによってはPreviousNightと称し、そのコンテンツの曲をBGMに盛り上がれる企画もあるのでDay0としてKアリーナライブを余すことなく楽しめると思います。

レベル7のフロアマップ
シャニマス6thライブ前日の様子

いづれにせよ、仲間と打ちあがれる場所がもう少し近くにたくさんあってもいいなかなと思う立地だと思います。

Kアリーナ退場時の導線問題

さて、ここまでは前座です。この問題が最もKアリーナの評価を貶めている元凶であり、運営側も謝罪に追われるなど大きなネックとなっています。


初日は規制退場を行わず、パニックとなった


一か所しかない導線の階段で詰まる

これは実際なるべくしてなったと思います。
本来Kアリーナの開業に合わせて開通する予定であった高島水際線デッキ計画は表向きは想定外の地盤による工期の延期(裏向きでは無理な工期、予算での発注と働き方改革による人手確保が困難になっていること)により開業に間に合わず、現在も退場導線は暫定通路を斜めに通る一本のみとなり、規制退場と合わせ不満が強く出るポイントとなっています。

計画では最短で東口につきます
2024年4月末現在も工事中

もともと私も予想はしていたのですが、アンパンマンミュージアムの横の横断歩道周辺は横浜駅に向かう大人数を捌くにはあまりにも貧弱であり、会場の地下駐車場に停めた参加者出庫する際や迎えに行く車で横断歩道を渡ろうとするならば、大量の行列をせき止めることになるので人の流れが止まりがちになります。むしろ、その先は日産本社に向かうにつれて列がばらけていくので、ここまでが辛いところですね。


これはゆずの初ライブが終わるまで、気がつかなかったのですが周辺の混雑を避けるために、センターバック出入り口(ノースゲート)と水際線側通路(ウエストゲート)を封鎖し、Kアリーナ水際線外周側を歩けなくしたうえで徒歩勢は全員まとめてホテル入口(サウスゲート)より暫定通路を写真の赤線記載のように遠回り通るルートとなっています。規制退場の確実な実施により、混乱は徐々に収まってきてはいますが、利用者の不満は大きく、Kアリーナの評価に影を落とす大きな要因になっています。


ゲート説明はこれを見てください

ライブ終わりはこうなる

早く長い行列を抜けるなら?

一方で、暫定通路の先の信号を高島中央公園側に渡ってしまえば、新高島、みなとみらい方面へ混雑もそこまでなく抜けられるので、暫定通路上で柵により別れだすスポットにおいて、左側を進んでいくと比較的快適に進めると思います。
また、ライブ終わりに先ほど紹介したArenaBar7で時間をつぶすのも手だと思います。ライブ終わりに打ち上げをするときにエンカウント(待ち合わせ)する場所が導線規制によりほぼないので、待ち合わせをするという意味でもBar7に行く価値は大いにあると思います。

Kアリーナの今後

待望の歩行者通路の整備

まず、2024年秋ごろには待望の高島水際線デッキが完成する見込みです。
完成すれば、横浜駅に向かう際により距離が短く階段が少ないルート(ウエストゲートの解放)での移動が可能となり、混雑の緩和が期待されます。
この通路ができるだけでも、規制退場がスムーズとなり評判は改善されると思います。

2024年4月現在

ゲームアートミュージアム!?

52街区は高島中央公園の左にあります

みなとみらい61街区(アンパンマンミュージアムとKアリーナへ向かう真っ直ぐな歩道)の向い側52街区には大和ハウスと光優の共同体による開発事業が展開されます。
竣工は2027年5月予定で着々と基礎工事等進めているようです。
この事業が完成すると、新高島4出口からまっすぐに整備される予定のキング軸と呼ばれる歩行者用通路が整備され、接続するみなとみらい歩道橋を介し、横浜駅東口へ連続デッキでの歩行が可能となります。また、52街区オフィスビルのキング軸と同じフロアからとちのき通りを渡れる歩道橋が整備される見込みです。これにより、Kアリーナからとちのき通りの向い側へ向かう導線が新しく確保される見込みとなり、新しく通路が増える見込みです。(後述計画が実現するまで実際通れるか分からないので、続報を期待しましょう)
また、キング軸は2024年5月9日と開業目前の横浜シンフォステージを要するグランモール軸と接続することによって、連続する歩道橋の先にある「マークイズ」や「クイーンズスクエア」「ランドマークプラザ」が容易にアクセスできるようになり、閉演後のみなとみらい駅へのルートもよく明瞭となりますし、余裕をもって周辺飲食店に立ち寄ることもできそうです。
また、オフィス棟の2~3階(キング軸と同じフロアに当たる)にはカフェや店舗をテナントとして入れる計画もあり、新たなKアリーナ参加者の憩いの場に化ける可能性もあります。
また、「信長の野望」や「戦国無双シリーズ」等のゲーム開発を行っているコーエーテクモの親会社である光優HDが手掛けるゲームアートミュージアムは日本初の試みであり、未知数ではありますがどんなものができるか楽しみですね。ライブの物販が落ち着いた後等の空き時間にふらっと寄れる位置にあるので隙間時間のアクティビティにもよさそうですね。

ケンコーポレーション新たな野望!?

今は暫定歩道の空き地開発されます

みなとみらい60,61地区(現在は悪しきKアリーナの退場通路として有名な土地)は今後複合施設が建つ予定です。
Linkage Terrace Projectと称するKアリーナを運営する「ケンコーポレーション」が主体となったプロジェクトでは2029年2月めどに先ほどお話に出た52街区からとちのき通りを渡る歩道橋を連続デッキにてつないだ新たな商業施設を整備する予定です。
こちらも通路に面した2,3階には飲食店やカフェを併設する計画であり、将来的にアリーナストリートと面したか所で接続する予定です。よって、Kアリーナでライブを終わった後に地獄の遠回りを強いた悪しき通路が存在したオフィスビルで仲間と楽しいひと時を過ごせるかもしれないと考えると夢が膨らみますね。
先ほどのキング軸を介した歩行通路を含め、規制退場後にネックとなる横断歩道を避けて通るルートが拡充されることにより、規制退場の緩和と待機場所拡充による周辺の混雑の緩和が期待されます。
一時、工事状況により、通路の変更があるため観客が混乱に陥ることも考えられますが、将来的には圧倒的に便利になると考えられます。

海側に水族館!?

赤丸が62街区
Kアリーナ手前空き地を開発します

地図Kアリーナ右側の土地(62街区)には2026年9月にHARBOR EDGE PROJECTと称し、マレーシアの「ベルジャヤコーポレーション」によるラグジュアリーホテルを核として水族館や商業施設を整備します。
こちらの施設も、会場物販エリア先(イーストゲート)を整備することにより、歩道橋にてダイレクトでアクセスできる予定です。
ラグジュアリーホテルを整備することによって、パシフィコノース隣にあるザ・カハラというラグジュアリーホテルとともにより格の高い街を演出するとともに、Kアリーナに新たに格式高い参加者を呼ぶチャンスが広がることによりライブ会場だけでなく、MICE施設としての機能を高める可能性があると考えられます。
また、水族館が作られることにより、こちらもライブの隙間時間に手軽に観光できるスポットができるので、過ごす場所がない問題がなくなってくるものと思います。また、商業施設も併設されるので、さらに多くの人が分散して飲食を楽しめるのでこの地区で飲食問題が解決できることに期待です!

Kアリーナ周辺は便利になる

以上上記4つの設備の整備によって、周辺に何もない問題と退場時の導線問題は大幅に改善される見込みとなり、Kアリーナでのライブを中心とした一つのみなとみらい周遊計画が完成し、一日過ごせるまちになっていくと思われます。
例:Kアリーナライブ前日に横浜入り
ライブ前日夕方到着:ArenaBar7にてPreviousNightを堪能明日に備える
みなとみらい周辺ホテルに宿泊
朝:キング軸、高島中央公園など散策
昼:早めに並んでライブ物販推しグッズ購入
ライブ開場前:時間のあるうちに周辺で食事、水族館など観光
ライブ開場後:余裕をもって入場、軽食やトイレを済ませ準備万端
ライブ開演:全力で楽しむ
ライブ終了後:Arenabar7で楽しむや、周辺施設で打ちあげ
みなとみらい周辺ホテルに宿泊
こんなモデルの構築も可能かと思います。ミュージックテラスを核とした音楽の町としてにぎわうみなとみらいの街並みを想像するのが楽しみですね。

足を増やす手段もあり得るか?

また、現状不足している交通手段に対しても提案したいこともあります。
それはベイサイドブルー(連接バス)の臨時増便です。

山下ふ頭バス停より
現状はライブ終わりに便はない

現状、ベイサイドブルーと呼ばれる横浜市営バスが運行する連接バスですがKアリーナの近くのとちのき通りにバスが通り、Kアリーナの見える位置に高島中央公園というバス停があります。ただ、この路線自体観光客向けの側面も大きくライブ終わりに当たる20時ごろには運行が終了しているのが現状です。
次のバス停が横浜駅改札口となり至近距離とも言えますが、ライブ終わりの徒歩20分も億劫に思える参加者においてバスでの移動は歩かず、5分で横浜駅に到着する大変ありがたいものと思えます。運用等調整課題も大きくあり、実現に難航しそうですが、転回可能なバス停であるパシフィコノースバス停を軸として、効率よくライブ終わりの乗客を乗せることができれば、参加者の新たな足の確保と利便性の向上に寄与するものと思われます。

最後に

Kアリーナのあれこれをざっくばらんにまとめましたが、読みにくい個所等あるかとは思いますが、よいところはたくさんあるアリーナで悪い点も改善余地のある発展途上のアリーナであることが伝わっていただければ幸いです。
みなとみらいの開発の終盤を迎え、Kアリーナを核とした開発が残りのみなとみらいの発展の中心となりますので、今後も見守っていきたいですね。
以上、大変長文となりましたが、読んでいただきありがとうございました。


参考:Kアリーナ公式サイト https://k-arena.com/

   各アリーナ公式サイト
   各建築サイトさま
   横浜市開発状況
 https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/machizukuri-kankyo/toshiseibi/mm21/mmkaihatsu/index50-67.html

  みなとみらいエリアマネジメント

地図:グーグルマップより
写真:自身撮影


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