Sowa.

2年と数ヶ月前にアダルトチルドレンを自覚。幼い頃からの体験が原因の傷ついた心の回復、無…

Sowa.

2年と数ヶ月前にアダルトチルドレンを自覚。幼い頃からの体験が原因の傷ついた心の回復、無意識に繰り返す間違った思考・行動パターンを治す為、自分と向き合う日々を送る。回復に向かう中、気付けばまた昔と同じ行動を取ってしまう。noteでもう一度人生の振り返りを行い、自分と向き合う作業中。

最近の記事

8.受話器を手にして正座した夜

この時もまだ小学4年生。 母との歪んだ親子関係に気づいてから振り返ると、今まで感じた事がなかったが、この日ほど辛かった夜はない。 変わらず父からのストーカー行為が続いていた。 ストーカーと言っても、確かに行動だけ見るとストーカーという言葉にあてはまるかもしれないが、急に愛する我が子を連れ去られ、会わせてももらえない状況の中で、どうしても会いたいと思うがゆえの行動。 気持ちはわかる。 私の父と母の離婚の理由は、父が暴力を振るったとか、浮気をしたとか、そういう大きな問題が

    • 7.誕生日プレゼント

      私は小学生4年生になっていた。 あの後、母の友人の伝手で、私達は家賃3万の借家に引っ越していた。 廊下のない全部屋が繋がっている古いつくりだったが、4LDKと、3人で住むのには充分な広さだった。 水道料は無料だが、その理由は井戸水だから。 この井戸水は飲めるのだが、独特の匂いと味がして、私は嫌いでしょうがなかった。 蛇口をひねれば誰でもすぐ飲める水なのだが、水を飲みたい!そう思っても飲む事ができず、辛かった事を覚えている。 また、この家は少し特殊なつくりだった。 風

      • 6.決断

        この時もまだ小学校3年生。 確か秋くらいだったと思う。 父から母に手紙が届く。 内容はいろいろ書いてあったと思うが、○月○日に、父の15歳離れたお兄さんが来るから、私と姉に来てほしいと書いてあった。 私はこの父の兄、私から見ておじさんにとても可愛がってもらっており、◯◯という地に住んでいるおんちゃんだから、いつも◯◯のおんちゃんと呼んでいた。 同じ県内とはいえ、当時車で3時間近くかかったくらい離れた地だから、会えるのは年に2.3回だったと思うが、私はおんちゃんが大好き

        • 5.出せない父への愛情と母への罪悪感

          いつぐらいの時期だっただろう。 記憶力はいい方だと思うが、あれからもう20数年。 さすがに記憶の順番や、その時の学年や年齢がわからなくなる時がある。 でもまだ大丈夫なようだ。 完全に忘れる前に記しておこう。 まだ3年生。 この日は、父と母と姉と私の4人で暮らしていた家から、母側の親戚の大人総出で、母と姉と私の荷物を運び出す事になっていた。 という事は離婚成立? いや、まだしていない。 いつまでも居候するわけにもいかないし、まだ離婚はしてなくとも、母はもう父とやり

        8.受話器を手にして正座した夜

          4.話し合い

          母の実家に居候させてもらってから数ヶ月が経った。 父と母が離婚するかは決まっていない。 そんな中、今後どうしていくかを家族4人で話し合うという機会があった。 今思うと、夫婦間の話し合い、私と姉を含めての話し合いを、先にしっかりしてほしかった。 話し合いをした後に離婚する事が決まらなかったとしても、母には急な「連れ去り」ではなく、ある程度整えてから家を出てほしかった。 もちろん、両親の不仲は父と母2人の問題だから、こういう状況になったのは母だけが悪いとは思っていない。

          4.話し合い

          3.先生

          あの日以来、私は母の実家から学校に通っていた。 父とは会っていない。 あの後、父と母の間でどういうやりとりがあったのかはわからないが、母は父に出ていくという話をせずに私と姉を連れて出て行った為、父はかなり驚いたみたいだ。 それはそうだ。夫婦間がうまくいってなかったとはいえ、まさかこんな展開になるとは思っていなかっただろうから。 ちなみに、旦那や妻に出ていくことを言わずに、子供を連れて急に出て行く親の行動を、離婚問題の用語で「連れ去り」と言うようだ。 親子関係ではあるもの

          心理学の凄さ

          皆さん、こんにちは。 noteへの投稿を始めてから数日。 自分の幼い頃の話を2つ投稿しましたが、文章を考えるってとても難しいですね。 1から話をつくるわけではなく、本当にあった出来事なので内容はすぐ浮かんでくるんですが、文の構成だったり、言い回しだったり、読んでくださる方がわかりやすいようにだったり、そういう部分を考えるのに何度も修正しながら打っています。 だからといって、全然上手な文章とは言えないのですが...。 また、過去の出来事をもっと自分の中で認識して、同じ失

          心理学の凄さ

          2.僕には選べない

          あの冬の日の出来事から数ヶ月が経ち、私は小学3年生になっていた。 ある日の夜、母が私と姉に言った。 「今から○○に泊まりに行くから準備して」 ※ ○○は母の実家 ○○に泊まりに行くのか!でも急だし、平日だし、なんでだろ?まいっか。 そんな気持ちだったと思う。 当時の母の実家は新築したばかりで、とても立派な家だった。 母の実家に着くなり、私と姉は和室に集められた。 二間続きの広い広い和室。 客間の奥の、仏壇と床の間がある部屋の端っこに、私と姉は母と向かい合って座っ

          2.僕には選べない

          1.冬の日の記憶

          雪が降っていた寒い冬の日。 小学2年生の時だった。 思えば、この頃から母の様子がおかしかった。 私には3つ上の姉がいる。 この日の夜、私の部屋で姉弟喧嘩をしていた時の事。 父はまだ帰ってきてなかったようで、母と姉と私の3人だった。 私達の喧嘩を黙って聞いていた母が、急に人格が変わったように口を開いた。 「お前達...いつも喧嘩ばかりして...お母さんはもう嫌だ!!」 そう言って急に走り出し、外に出て行ってしまった。 私と姉は驚いて 「お母さぁ〜ん!!!」 そう叫

          1.冬の日の記憶

          はじめに

          はじめまして。Sowa.と申します。 きっかけがあり、前からnoteを使っていたんですが、自分が投稿するのではなく、誰かのをたまに見てみる程度でした。 投稿してみようかな、と思いつつも、なかなか行動に移せないまま、だいぶ時間が経ってしまいました。 今後は、時間がある時にちょくちょく投稿してみようと思います。 さて、どのような事を投稿していこうかなというところなんですが、その人の性格だったり、状況や内容にもよると思いますが、どんな人でも、周りに言えないで自分1人で抱え込ん

          はじめに