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僕の一人称変遷記

皆さんは、ご自身のことを何と呼んでいますか?
今日は僕の一人称について振り返ってみます。
(2000字超です笑)


保育園の頃、僕は男女問わず誰とでもよく遊んでいて、特別女の子と遊ぶことが多いとかはありませんでした。強いて言えば、おままごととかお絵かきは好きでしたが、他の男の子も同じように遊んでいましたよ。

で、その保育園のお友達(女の子)の何人かは「うち」って言っていました。僕は、女の子になりたいわけではなかったけれど、それを真似して「うち」ってしばらく言っていたのは記憶にあります。男の子たちは「ぼく」とか「おれ」って言っていた子が多かったかな?


小学校に入学したころ、母から
「『うち』じゃなくて『ぼく』とかにしたら?」
と言われて、「ぼく」って言うようになりました。
そういえば、保育園の時の先生も、「うち」って言っている女の子に「○○ちゃんのおうちの意味と間違えちゃうよ」って言っていたのを聞いたことがあります。

どうして母も先生も僕自身も「うち」ではなく「ぼく」の方がいいと思ったのか、分かるような分からないような。
一つは、先生の言ったように「家」と「うち」の区別の問題。
もう一つは、男の子が「うち」って言うのは変だと思ったのか。
でも、よく考えると大人でも「うち」って言う人はある程度いると思います。関西の人とかは多いかもしれません。実際、関西出身の友達(女性)は「うち」って言っています。

まあ、元々おとなしめの子で、色白だし、女の子っぽいところはあったみたいで、小学1年生の頃にはクラスの子に若干からかわれていた時もありました。そういうことを踏まえると、「ぼく」で良かったのかもしれませんね。
(幼少期からの生い立ちは前に書いています↓)


中学生になると、「ぼく」って言うのが少し気恥ずかしくなったのか、「自分は」って言ったり、あまり強調せず小さい声で「ぼくは」とか言うようになりました。周りの男の子たちは、結構「おれ」「オレ(?)」「俺(?)」って言っている人が多かったように思います。中学校は結構やんちゃな子が多かったからか、「僕」呼びの子はあまり多くはなかったような印象です。

ほんの何回か、僕も「俺…」って言ってみようかと試したことがありますが、全然しっくりこない!無理だ( ゚Д゚)!ってなりました笑


高校生になると、周囲の人のタイプが少し変わって、おとなしめの子とか、言葉遣い丁寧な子が増えました。
入学して間もないころからよく話していた男の子が、とっても丁寧に話す子で、普通に「です・ます」口調で話すんです。他の子の名前も「さん付け」で呼ぶことが多くて、その子と出会ってからはだいぶ僕も話し方が丁寧になった気がします。

その子が、友達同士の会話でも「私」って言っているときがあって、それを聞いて僕も、たまに「私」って言ってみる時がありました。ふりかえってみると高校では、「僕」って言っている人も結構いました。ただ、高校の時の僕はもう一人称で色々考えるのが面倒になってしまい、なるべく一人称を使わない話し方になっていました。


大学に入学してから、1年目は感染症の流行に伴って一斉オンライン授業が続き、そもそも人と話す機会が減ってしまったので、一人称を意識することすらないまま過ごしました。
ただ、1年目から2年目にかけては、英会話の授業があったので、そこでは毎週のように「I~. 」って話していました。
そう考えると、基本的に「I」だけの英語は便利ですよね。

大学2年目は、通学こそ少しずつできるようになりましたが、休み時間によく話すほど親しい友達はまだそれほどできていなかったので、一人称の使いどころがあまり多くはありませんでした。


大学3年目になると、次第によく話す友達もできました。それほど意識はしていませんでしたが、男の子は「俺」「僕」、女の子は「私」が多い印象です。
そして、ちょうどその頃僕はTwitterを始めて、
「一人称、『僕』呼びの人ってかわいい」
と言っている人に出会いました。
それまで大学の友達との会話でも「僕」を使ってはいましたが、「かわいいって思う人、いるんだ」と思って「僕」にしようって決めました。なんとまあ単純だこと笑

でも、一人称「僕」に自信をもっている人、かわいいって思う人がいるって知って、結構嬉しかったです。
しかも、Twitterでやり取りしていた他の人も、一人二人ではなく何人も、
「一人称が揺れ動いた経験がある」
と話していて、自分だけじゃなかったんだ!と思うことができました。
今ではすっかり、「僕」定着しています。


一方で、最近は大学卒業後の将来のことを考え始めていて、社会人のnote記事やTwitterの投稿を目にする機会が増えました。
ある人が
「もういい歳の社会人なのに、一人称が『僕』の人はちょっと子供っぽい
と書いていました。それを読んで、「確かに…それはあるかもなぁ」と思いました。


本来は一人称の選択は個人の自由なものだと思います。
年齢や性別にかかわらず、「私」「僕」「俺」「うち」などなど、好きなもの・しっくりくるものを使えばよいと思います。
もちろん、一人称によって相手の印象が変わることは当然あることだと思います。良い印象も悪い印象も。「僕」呼びが「かわいい」という人も、「子どもっぽい」という人も、色々な感じ方がありますね。

面接や公の場での話の時には「私」と言う人は多いと思います。結局のところ、相手や場面によって使い分けるというのが良いかもしれません。

そんなわけで、僕の幼少期から現在までの一人称の変遷をたどってきました。書いている途中、こんなの誰が知りたいんだ!?となってしまいましたが、無事に書き終わりました。
一人称に悩んでいる方がいたら、少しは共感してもらえるんじゃないかと思います。

2000字超の長文を最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。
それではまた~

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