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高知、行ってきましたよ。

大型連休が明け、研究なども本格的になってきました。
まとまった休みの日、皆さんはどのように過ごすのが好きですか?
お家でゆっくり過ごすもよし、いつもは行けない遠い所を訪ねてみるもよし。いろんな過ごし方がありますね。

と、このタイトルとイントロだったら、いかにも連休中に旅行へ行ったかのようですが…連休中は特にどこへも出かけていません…

もうしばらく前の話ですが、以前に「高知に行ってみたい」という記事を書きました。

そして、これまたしばらく前の話ですが、2月の終わりに高知へ行ってきました。
その記事を書こう書こうと思っていたら、いつの間にか5月になってしまったのです…

初めて訪問した高知ですが、滞在中から「高知大好き!また来たい!」と思える場所でした!
大自然と歴史、食を満喫した2泊3日の高知の旅、大量の写真とともに振り返ります。

羽田空港、離陸

1.おもしろスポット部門
手結港
高知に着いてまず、ちょっと変わったスポットに向かいました。
それが、手結(てい)港の可動橋。
テレビで取り上げられたこともありますが、一日に数回、橋が上がったり下がったりします。
その姿がこちら・・・

手結港可動橋

道路が地面に刺さっているみたいですね。

橋が下がっている時間帯には車が、上がっている時間帯には船が通過するそうです。
僕が訪れたタイミングでは上がっていました。

うん、やっぱり刺さっている

むろと廃校水族館
続いてやってきたのが「むろと廃校水族館」。
ん?廃校?
そうです、廃校です。

「続いて」と言っても高知市内からは車で2時間弱、高知県の東の端の方にある水族館です。
もともとは小学校だったそうですが、廃校になったのち、校舎が水族館として生まれ変わりました。

むろと廃校水族館

きれいな校舎の中では、地元のお魚やウミガメなど、たくさんの海の生き物に出会えます。

カサゴ
ウミガメ

そしてもちろん、どこか懐かしい"学校"を感じることができます。

跳び箱の中にイモリが…
実験室には大量の液浸標本
プールを泳ぐサバの群れ
サメも泳いでいましたよ


2.自然部門
室戸世界ジオパーク
「ジオパーク」ってご存じですか?
ジオパークとは、特徴的な地質や地形のある地域を「地球に触れ、学ぶ場所」として保全し、持続的に教育や観光へ活用していく制度です。

2024年現在、日本には46の地域が選定されており、洞爺湖有珠山や伊豆半島、立山黒部、阿蘇などが入っています。
そのうち10地域はユネスコが認定する世界ジオパークにも選定されており、今回訪れた室戸地域もそのひとつです。

見どころは、海底の斜面の土砂崩れでできた「タービダイト層」と隆起によってできた「海成段丘」。
地形や地質のスケールの大きさに圧倒されました。

室戸岬付近の海岸
車よりも大きな岩体が一面に。
飛行機から見た海成段丘

仁淀川
2日目に訪れたのは、「仁淀ブルー」で知られる仁淀川。
今回はその上流、中津渓谷に行きました。
数年前にテレビ番組でその名を知って以来、生きているうちに必ず行ってみたいと思っていた場所なので、もうワクワクが止まりません。

午前中に寄り道していたら昼を過ぎてしまい、水中に差し込む太陽光の具合が心配でしたが…

本当に青い!
透明すぎる!

こんなに「あお」!そして、水の透明度!
美しい・・・

進めば進むほど巨礫がゴロゴロ

渓谷には遊歩道が整備されていて、奥まで歩くことができます。
細い道を歩いていくと・・・

岩山の奥に滝が見えてきた
雨竜の滝
写真だと迫力が伝わりにくいですが、落差20mの神秘的な滝でした。

そして帰りには、仁淀川の下流に立ち寄りました。
上流とは打って変わって広大すぎる河川敷に、欄干のない橋。
沈下橋です。

名越屋沈下橋

大雨の時には増水した川の流れが橋を越えていくため、欄干をなくすことで橋自体が流されないようになっています。

橋の上を歩くと大自然を肌で感じられる

自分の住んでいる国にこんな場所があったなんて・・・
数々の大自然を前にして、自分のちっぽけさをひしひしと
感じました。


3.定番スポット部門
高知城

初めての訪問なので、定番スポットにも行きました。
そのひとつが、慶長8(1603)年に築城、宝暦3(1753)年に再建された、土佐藩主・山内氏の高知城です。
お城のことには詳しくないので聞いた話ではありますが、全国12か所に現存する天守閣の中でも古い様式で、天守閣や櫓などが完全に近い形でそろった遺構は非常に珍しいのだとか。

高知城天守閣
大手門を入ってすぐの場所から見上げてこの角度、相当高い。
天守閣から高知駅方面を望む

桂浜
高知といえば坂本龍馬の銅像がある、そう桂浜。
最近、お店も整備されたようで、平日にもかかわらずにぎわっていました。

快晴の龍馬像

龍馬像と記念撮影をして桂浜を歩きます。

桂浜
竜王岬から太平洋を望む

一面に続く砂浜と松林、そして太平洋。
これまた美しいですね。


4.らんまん部門
佐川町

牧野富太郎博士の生まれ故郷、佐川町。
古くから続く酒蔵の通りに、牧野博士の生家跡があります。
実際に使用していたピンセットなどの道具も展示されており、中学生の頃から"牧野ファン"だった僕は大興奮でした。

酒蔵の街並み
牧野博士の生家跡

牧野植物園
牧野博士を記念して設立された植物園。
連続テレビ小説「らんまん」はこの時すでに放送終了していましたが、その熱は冷めやらぬ盛況ぶりでした。

ランをはじめとする様々な植物
1輪だけ残っていたバイカオウレン
大寒桜
牧野博士が自ら植栽した株から接ぎ木で殖やしたもの。


5.高知の食!
ひろめ市場へ
高知の食といえばひろめ市場。
建物の中には多数の飲食店が軒を連ね、各々好きなお店で食べ物を買ってきてテーブルで食べることができます。
フードコートのようなところですね。

ひろめ市場

カツオ
これが食べてみたくて高知に来たと言っても過言ではない!
さっぱりとした初鰹は春、脂の乗った戻り鰹は秋なので、旬の時期からは少しずれてしまいましたが、それでも鮮度抜群の本場の鰹は今までにない美味しさでした!
今度は戻り鰹を食べに行きたいですね。

「明神丸」さんの鰹のたたき
たれも塩も両方おいしかったです。
藁を燃やして一気に焼く調理法「藁焼き」

ひろめ市場ではないのですが、カツオのお刺身もいただきました。

「さかなや道場」さんの鰹のお刺身

ウツボ
ウツボって食べられるんですか!?
そうなんです、食べられるみたいです。
ウツボは高知では有名な食材のようで、今回は唐揚げでいただきました(写真を撮るのを忘れていた…)。
アナゴよりも身がしっかりしていて、わりとあっさりした食感でした。
ウツボなんて食べようと思ったことがなかったので、最初は想像がつかなかったのですが、一度食べたらやみつきに…。

むろと廃校水族館、ウツボ

餃子
餃子もひろめ市場の名物のようです。
表面は薄皮の揚げ餃子のようで、具はみっちり詰まっていました。
普段そんなにお酒は飲まないのですが、これはビールに合いますね。
…というかカツオもウツボも餃子も、みんなそろってお酒を勧めて(進めて)きます。
高知の人はお酒好きというのも納得です。

「安兵衛」さんの屋台餃子

お土産は…
ゆずポン酢
高知県は柚子が名産品で、ゆずポン酢が至る所で売っています。
さっぱりとしたゆずの風味が大好きなので、もちろんお土産に買って帰りました。

ゆずポン酢

芋けんぴ
こちらも定番です。
カリっとした食感に癖になる甘さ、大好きです。
こちらは写真を撮る前に食べてしまいました笑。

ごっくん馬路村
これは中学生の時に社会の教科書で見たことがありました。
高知東部の馬路村で作られているゆずのジュースです。
さわやかで体に染みわたるおいしさ!

ごっくん馬路村



さて、2泊3日怒涛の高知旅、写真とともに振り返ってきました。
いかがでしたか?

壮大な自然、一度は訪れてみたかった定番スポット、そしておいしい食材たち。
天気も味方してくれて、高知の魅力を満喫することができました。

今回は、足摺岬や四万十川、四国カルストなどのある西の地域には行けなかったので、次はそちらへも足をのばしてみたいと思います。

それでは、長くなりましたが今日はこのあたりで。
旅行っていいなぁ。

KOCHI RYOMA AIRPORT


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