僕の意識を変えてくれた言葉集①

言葉って、言った側は忘れるけど、言われた側は忘れないことってよくありますよね。

僕は人からの言葉を素直に受け取りやすい性格かなって思います。鈍臭いし、言い方よくすれば素直なので、すぐ感化されたり、傷ついたりもします。それが原動力になって生き方を変えたりしたなぁって振り返れます。
いくつになっても、この性格は変わらないと思うので、騙されないようにしないといけないなって思ったりもして過ごしてます。
斜に構えてるね。なんて言われたりもしますが。

そんな言葉を心に残しやすい性格になったのは、サッカーノートの名残かもしれないです。練習や試合で学んだことや感じたことは書き残せと言われて過ごしてきたからかなって思います。
そして、今でも日々、心に思うことはノートに書き残す習慣があります。
言語化すると心がスッキリもするので。時にデスノートになったりもw
どちらにしても感じたことを文字として残すことは自分の振り返りもできて、良いことかなと思ってます。


今回から3回に分けて、僕の意識や姿勢を変えさせてくれた言葉について書こうと思います。
心にも、文字としても残っているので、ふとした時にノートを見返して背筋を伸ばしたりもしています。

そして何より、自分が、パン職人になるために必要な人間力を養うために受けてきた大切な言葉だと思って大事にしています。

●小学4年生

この頃が一番無邪気で夢中になんでもやっていましたね。そんな時にいただいた言葉です。

「お前はフィールドのペテン師(嘘つき)だ」

今はどこにいるかわからない、毎回僕を家と練習場まで送り迎えしてくれたコーチが私に言った言葉です。
「期待しないと期待以上。期待すると期待以下。毎日なんなんだよ。楽しいやつだね」と、言われたのも覚えています。
言われた時、すごい嬉しかった思い出が残っています。
僕だけにみんなの前でくれた言葉だったので特別感を感じました。
人をワクワクさせる選手(今は人間)になりたいなと思えた言葉です。
コーチの本意はもっと安定したプレーをしてくれだったかもしれませんが。。。
チーム自体、解散してしまい、コーチも今はもう50歳くらい?かな。自分がパン職人になって、このブログを読んでくれて繋がれれば嬉しいなと思ったりもしています。


●高校2年生

「お前とサッカーしたくない。」
 次期キャプテンになる同級生に言われた言葉です。
「自分を見直して何をすればチームに残れるか考えるべきだよ。」
 大切な試合で突然メンバー外になって、コーチに問い詰めた時に答えてくれた言葉です。

高2の自分には強烈な言葉でしたねw
よく辞めなかったと思います。バイトしたり、腰パンしたり、高校生らしく遊んでやろうと思ったのも覚えてます。けど、辞めないという判断こそ、サッカーは大好きだったと理解しました。
自分のような飛び抜けた能力のない人間が好きなことを好きでいるためには、頑張り続ける必要があると思いました。
当時、自分の飛び抜けもしないプレースタイルに変にこだわり持って、協調性もなく、ヘラヘラしていたと思います。自分に言い訳ばかりして、真剣に向き合わなかったからこそ受けた言葉だと反省しています。

好きなことを続けるためには何かで差別化するか、努力をし続けなければいけないと学びました。当時、僕にできたことは、筋肉をつける。チームを盛り上げる性格になる。それしか思いつかなかったですが、結果として、チーム内では差別化できて、レギュラーになれたことやキャプテンになった同級生から「同期で試合に出たい」と言ってもらえたことも、この想いの成功体験としてひっそり心にしまっています。


●社会人24歳(菓子メーカー時代)

「お前の親じゃねんだよ」

新卒で入社して配属先の支店グループ長に言われた言葉です。
言葉にして伝える大切さを教えてくれました。

頑張っている背中を見せれば、上司は評価してくれると黙々と資料作成や客先営業を続けていました。
時に週末に客先の担当者さんからの誘いも断らず、行事や遊びに参加したりと。

けど、評価面談の時、その話をしたら、
「知らんよ、そんなこと」
と一蹴されました。
お前の親じゃねんだよ、毎日お前のスケジュールを理解して見守れないよ。言ってくれたら全力で上司として何かできるけど。」

と言われて、確かになと思いました。

自分の中に、上司は自分のことをちゃんと見てくれている。という甘えがあったとも反省しました。
そして何より、みんな自分の人生と家族のために生きるのに精一杯ということを忘れていました。

退職してオーストラリアへ向かう前に、お世話になった上司にご挨拶へ。
なんちゅう格好で上司に会いに行っているのか、、、当時の自分を反省したい・・・
そんな自分を最後まで励ましてくれたのは忘れません。

この上司には本当に迷惑もかけたし、楽しく仕事をさせてもらえて、今でも感謝しています。会社を退社する時も、
「ごめんな、俺がお前を面白く仕事し続けられる環境を作れなくて。」
と言われたのも覚えています。少し心が痛みました。
パン屋を開いたらお礼をしたい気持ちでいっぱいです。

そして、

「きっと誰かが見てくれている」と思うことはやめました。

自分が自分の頑張り、エゴに酔っているだけだなと。
伝わらずに苦痛を感じて悲劇ぶる時間があるなら、しっかり伝えて、問題をその都度、解決していくべきと学びました。

伝えることの大切さの派生で、忙しい毎日を過ごしている中で大切だと思う方には、大切と思うからこそ、言葉やメールを定期的に送るなりして情報共有する大切さも学びました。

「あいつなら、今でも俺のことをなんでもわかってくれている。」
なんてことは難しいことです。実際、僕も知らんがな。って思うメールを突然受けたりしたこともありました。
みんな別々の生活を送っているからこそ、価値観も変化していきます。
自分の中にいる大切な人と変わらず付き合いたいなら、何かしらの手段で情報を共有しておくべきだなと思いました。

今まで仲良かったのに、心の本音はアクションを起こすことが億劫と思うくらいの人なら、付き合いを一度やめるくらいのスタンスが生きやすいかなとも思います。
そうゆうドライな面を自分にある大切さも学びました。心労対策ですね。
伝えることって労力いるなと感じた上でw

皆さんにも忘れられない言葉はありますか?

自分を変えなきゃと切実に思った言葉、
絶対見返してやると思った言葉、
そうだよねと反省して性格、習慣を変えたいと思った言葉、

色々あるかと思います。

言葉は人の心から消えません。

何気ない一言が、人の人生を変えてしまうってことは十分あり得るので、自分も発する言葉には結構気を遣っています。

次の記事にも書き続かせてもらいます。

僕はこの記事でいただいた言葉をもう二度と受けたくないと思ってます。
心痛くなることもあるし、成長できていない証拠でもあると思います。今では耐えられないので。。。

そのためにも自分の生活を時々振り返って、

素直に胸を張れる自分らしい生活をしているか?

と自問自答することにしています。

だからこそ、すごい遠回りに石橋を叩いて、渡らなかったり、、、叩きすぎて、最終的に急いで渡ってしまうのだけど、、、しっかり叩きまくったと自分で納得するくらい考えるようにしています。
慎重にひとつひとつ、自分が納得できる選択か、確認してしまうのも小心者で鈍臭くて、何も考えないと無理無茶無謀な選択をしてしまう自分を理解しているからです。

それも自分らしいと思って、これからのパン職人生活に生かして、自分らしいパン屋さんを開けるように頑張ります。

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