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黒牢城 2024/05/10

・小説『黒牢城』を読んでる。直木賞受賞から2年、もはや米澤穂信ファンならみんな読み終えている作品に今更追いつくぜ…。

・戦国推理小説は、類を見ない試み。これはアイデアを得た作家がいても、それを破綻しない形で書く技術が極めて高度だからだろう。推理の論理が歴史の整合性に潰されてはいけないし、歴史のロマンをくだらない謎で破壊してもいけない。

・その点、この傑作には非の打ち所がない。黒田官兵衛がハンニバル・レクターのような不敵さを持つ軍師=名探偵として立ち回る。少しマイナーな荒木村重が語り部として、戦国時代の生き様を見せてくれるのも興奮する。

・謎たちも魅力的だ。「敵の大将の首はどれ?」なんて、通常の本格ミステリでは見られない問いだ。ただ解決するだけでも駄目で、武士たちを納得させる解答を常に要求される。頭を使って生き抜く、という感覚が味わえる。

・そういえば、7月からは待望の『小市民シリーズ』のアニメが始まる。小鳩常悟朗という新しい名探偵の姿のお披露目が楽しみだ。まだ、中学時代から続くミステリへの情熱は冷めやらぬ。
 


デザインは、ティアキンの地上絵たち。

・ニンテンドーストアで注文した『ゼルダの伝説 ティアーズ・オブ・キングダム』のアロハシャツが届いた。黒地に幾何学模様が載っただけのシンプルなデザイン。値段もお手頃で、夏を目前にして良い買い物ができた。

・昔からアロハシャツはかなり好きで、おそらく忍野メメ(from『物語シリーズ』)の影響だと思われる。以前はスカイブルーのサーファーに似合うようなアロハを愛用していたが、生地の薄さゆえに脆かったので、今回は根が持ちするように着ていく。

・ニンテンドー製品には、今まで裏切られたことがない。期待通りの高品質のゲーム・グッズを提供してくれるので、全面的に信用している。私の将来働きたい企業のトップに君臨する素晴らしい会社が、この夏、Switch後継機の情報を発表するという。

・未来は希望に満ちている!

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