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青春の後ろ姿#174 〜20代は、清志郎と、バイクと、文学以外に何もありませんでした〜別冊宝島③

 別冊宝島の中でも、「怖い話の本」は、都市伝説を取り扱った走りだったと思います。たしか時代はバブルが崩壊し始めた頃で、口裂け女や人面犬からは10年ぐらい経っていたのではないでしょうか? そういう都市伝説を真正面から取り上げている点が、それまでにない「怖い話」だったと思います。

 「いまどきの神サマ」も、バブル期からバブル崩壊にかけてやたらと巷を賑わした新興宗教の流行を、社会学的な視点を入れつつ、でもけっこうスノッブな感じでリポートしている本でした。当時は新しい感じで飽きませんでしたし、今読み返すと時代の空気がよく伝わってきてやっぱり楽しいです。

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