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映画の話558 ゴジラ-1.0/C
先日観た「ゴジラ-1.0」のモノクロ版ということで、あまり変わらないだろうと思っていましたが、ずいぶん評判も良いので観てみました。当初は軽い気持ちで「C」の方も観はじめたところ、その迫力に圧倒されました。カラー版とは全く違った「ゴジラ」だと思います。
陰影による描写が強くなるので、破片や石などの飛び散る様子も鮮明で、より映像の美しさが出ていると思います。圧巻の一言でした。
映画の話557 シャイロックの子供達
銀行マン達の過酷な状況が描かれていて、観ていてかなりきついと思いました。銀行員ぐるみの詐欺や、追い詰められてしまい常軌を逸してしまう切なさ。そして老獪な銀行マンのしたたかな駆け引き。
それぞれの登場人物の動きがよく描き分けられていて巨額の詐欺事件に肉迫していくのがとてもおもしろかったです。
映画の話555 名探偵コナン ハロウィンの花嫁
オープニングから凝っていて一気に引き込まれました。渋谷の街並みや通りも、場所によってはかなり細かく描いていると思いました。
ストーリーも爆弾ということもあり、ハラハラさせられっぱなしでした。渋谷と、ハロウィンと、爆弾犯という掛け合わせが絶妙だと思いました。
映画の話554 プレデター2
ロサンゼルスを舞台にしているというだけでもおもしろそうなのに、ギャング団の抗争もあれば。政府の陰謀もあれば、銃撃戦から、格闘から、追跡から、ハードアクションがてんこ盛りな上に、プレデターの生態も明らかにされるなど、1作目とは全く違った世界を楽しめました。
人類とプレデターとの永い関係も暗示されて、壮大さも感じさせてくれました。おもしろかったです。
映画の話553 99.9-刑事専門弁護士-THE MOVIE
全く予備知識がなく観ましたが、軽妙で、しかも推理もおもしろく、裁判ものとしても、ミステリーとしても、ヒューマンドラマとしても楽しめました。また、集団による排除の論理や同調圧力も丁寧に描いていました。
全編にわたってコミカルなのに、冤罪についてはとても真面目な視点で描いていると思いました。ドラマ版があるならそちらも観てみたいと思いました。俳優陣も素晴らしい役者ばかりだと思います。
映画の話552 GOEMON
全く新しい世界観の石川五右衛門像がとても新鮮でした。建物も豪華壮麗で、着ているものもきらびやかで、スピード感もあって、観ていて美しいアクションばかりでした。
従来の時代劇のジャンルには収まらない一大スペクタクル映画だと思います。映画館で観たい作品でした。
映画の話551 ブルーアワーにぶっ飛ばす
都会でがんばっているうちに、知らないうちにたくさんの虚飾や見栄や嘘にまみれてしまうのは誰のせいでもないと思いました。だからこそこの作品はせつないと思いました。
この映画で描かれる実家のある田舎は、都会的な自己啓発や諭しのようなものは微塵もなく、どちらかと言うと下品で、知的でもなく、がさつで、若者もおらず、遊ぶところもなく、きらきらからはほど遠い世界ですが、本当に自分を見つめる機会というのはそう
映画の話550 日本のいちばん長い日
終戦直前の、陸海軍の対立と、戦争をやめることができない構造がよくわかりました。戦線の様相とはかけ離れた机上の戦争が、より多くの犠牲を強いたのだと思いました。
槍や鎌を「兵器」と呼ぶところまで追い詰められながらなお続行しようとする狂気は、現場を見知らないことに根本がある気がしました。痛みを知らない大義は愚行でしかないことが語られていると思います。
映画の話549 ゴジラ-1.0
ただの怪獣映画ではなく、戦争による絶望からの復興の物語と、当時の世界情勢とをうまく絡めて描いていました。「シンゴジラ」同様、ここまでバリエーションに富んだシリーズもないと思います。ストーリーが重厚で、迫力もあって一度にたくさんの映画を観た気分になりました。
人間の力で制御できないゴジラが銀座で示した圧倒的な力は、やはり核の力のメタファだと思わずにはいられませんでした。
映画の話548 エージェント:ライアン
スパイ映画としても、アクションとしてもとても面白かったです。主人公のライアンがさまざまな思いを抱えながら活躍する姿には共感しました。また、優秀な人材をCIAがスカウトするのも、実際にあるのかもしれないと思いました。
007シリーズとも、ミッションインポッシブルシリーズとも全く違ったスパイ映画に思えるのは、ライアンのキャラによるものだと思いました。そして、やっぱりケビン•コスナーの存在感は半端な
映画の話547 プレデターズ
それぞれの個性を持った人間たちが獲物となってプレデターから逃げながら戦う図式は、「プレデター」そのままですが、全く飽きませんでした。それは、たぶん狩猟がベースになった世界観だからだろうと思います。
また、プレデターにも種族があったり、バリエーションがあって、その辺りも楽しませてもらいました。
映画の話546 黄龍の村
冒頭はスマホの縦撮りの画角で、若者たちの自撮りの雰囲気がよく出ていて、リアルさを感じました。ストーリーが急展開していって、まさかの真相が明らかになっていくのはすごいと思いました。
また、信じられないようなことが一気に起きて展開するのは新鮮に感じました。ホラーなので、過激なシーンもあり、少しきついところもありましたが、一般的にはない展開がおもしろかったです。
映画の話545 鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎
新しいタッチの中にも、レトロ感と時代の空気感はとても良いと思いました。映像がきれいで、鬼太郎の感じがしないのではと思っていましたが、そんなことは全くありませんでした。
犬神家の一族のような古い家の因習と我欲に駆られた人たちの生々しい姿とか戦争体験、目玉親父の前史も描かれていて、かつてのおどろおどろしい鬼太郎を観ていた世代にとってもおもしろかったです。