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小説書きが同人誌を作りたい!と思ったときに、デザインの参考になる本たち

おひさしぶりです!
みんな、元気に作業してるかい!? 私は5月新刊に向けて、がんばってるところです!

表紙、宣伝画像、目次などなど、自創作を同人誌にするときには、なにかと本文以外のパーツが必要ですよね。
特に、小説書きさんにとっては、「文章」以外のページを作るためのハードルが高い…

……分かる…私も一次創作小説書きなので、めちゃくちゃ分かるぞ…!!!

ということで、これまでに私が読んできた参考書の中でも、「こいつは参考になったぜ!」と思うイチオシたちを紹介したいと思います。


1.初級編(特殊なソフトがなくても試せる)

1︙Niaシリーズ(LYLEHOUT)

読み物として楽しめる、物書きさん向けデザイン本。技術書というよりは、「イラストがなくても、こんなに素敵な表紙デザインが組めるんだ!」というワクワク感が楽しいです。

LYLEHOUTさんは、物書きさん向けのサークル支援HPも立ちあげていて、情報が綺麗にまとまってるのでオススメ!


2︙SILFANY別冊Vol.1(LYLEHOUT)

「商業誌っぽい小説本の組版って、どんなのだ…?」という疑問に答えてくれた一冊。本のサイズごとに、行数やフォント、余白の設定が書いてあって、めちゃ参考になりました。なんなら今も、ここの設定を使ってる…。

この一冊だけで小説本を作れる!ってわけではないんですが、「小説本を作るときに、まず何を知っておくべきか」という概要を掴むにはちょうどよいと思います。


3︙見てわかる、迷わず決まる配色アイデア3色だけでセンスのいい色(インプレスブックス)

色の選び方が分からねえええ!!!!!という私を助けた1冊。とにかく好きな色をひとつ決めて、それに合う色を本書籍で探すと、破茶滅茶におしゃれな配色になります。3色を使う配分も示してあって、そこも参考になった。


4︙花花素材集 Ophelia’s Crown(井上のきあ)

美しい花の素材集。バリエーション豊富&印刷に耐えれる&同人使用OKなうえ、創作者が愛してやまない花言葉の解説付きで、とにかく使い勝手が良いです。素材集にお金をかけたいときには、これが選択肢にはいると思う。

いや、これ、ほんとに最近手に入れたんですけど…まじで素敵な素材集だから、もっと早く知りたかった…というか、井上のきあさんの著書はすべて良いのでオススメです…。。


5︙装飾活字アンティークフレーム&パーツ素材集(パイインターナショナル)

私が愛してやまない装飾活字の素材集!です!!
活版印刷の時代にデザインされた装飾をデータに起こしたもので、細かいパーツを適当にならべるだけで、なんかええかんじの装飾になる。センスいらない。パズルが好きなら無限に遊べる。まじでおすすめ。

版元URLはっときますが、アマゾンでも売ってるっぽいです~。


6:Unsplash(写真素材サイト)

おしゃれな写真をバーンとのっけたいな~というときに、お世話になってます。海外サイトですが、日本語検索にも対応してる(でも、簡単な英語の単語で調べたほうが、それっぽい写真がヒットする気もする)。商用利用可能なので、使いやすいね~。


7︙フロップデザインフォント

おしゃれなフォントを使いたーい!!!と思ったときには!ぜひ!!
フロップデザインさんのフォントは十数年前から使わせてもらってますが、どれもめちゃくちゃ使い勝手が良いです。混植の本も面白かった。


余談ですが、フリーフォントといえばgoogleフォントなんかも結構充実してるので、おすすめです。英文フォントはいわずもがな、日本語フォントも結構あるぞ!(利用規約は自分で確認してくれな!)。


2.中級~上級者向け(illustratorやInDesignに挑戦したい人向け)

1︙InDesignで小説本の組版を作る方法とは?実例付きでやさしく解説(Fare!)

InDesignで本文組むやり方、ざっくりとまとまってるのはここです!
こだわろうと思うとちょっと物足りないかんじですが、最初の一歩としてInDesignでの組版に挑戦したい人にはちょうどいい情報量。

InDesignについては、なんかこう、もうちょっと同人誌向けに良い感じにまとまってるサイトなり書籍があるといいんですけど…(早くその記事をまとめようね…湊波さん…


2︙イラレのスゴ技 動画と図でわかるIllustratorの新しいアイディア(イラレ職人コロ)

「難しいことは分かんねえ!でも、とりあえず作りたいモチーフがある!」というときにオススメ。イラレの機能がよく分からない場合でも、とりあえず指示されたとおりにボタンを押していけば、綺麗な和柄や、おしゃれな装飾枠ができます。

イラレ職人コロさんは、X(旧Twitter)やYouTube、noteの記事でも、ちょっとしたテクニックを紹介しているので、結構勉強になりますよ~。個人的には、この本でイラレの楽しさを知って、次に紹介する本で実力を付けても良いかもしれないと思っています。


3︙つくるデザインillustrator(井上のきあ)

井上のきあさんの著書はどれもいい(2回目)。
この本は、まーじで奥深い本だと思ってて、illustratorを使えるようになりたい人には超絶推したいです。

まず、本に載っているレシピを一通りこなすことで、簡単なモチーフをたくさん作れるようになります(ここが第一ステップで、これだけでもかなりオススメの本)。

で、ここからが本書籍の奥深いところなんですが、一つのモチーフを作ると、そこから色んな効果をかけて、別のモチーフに作り変えることができるんですね…たとえば、

点線機能で「一定間隔で並ぶ丸」をつくる
→「丸」から「花模様をつくる」→
すると、「一定間隔で並ぶ花模様ができる」といったかんじ。

いやこれ、気づいた時にはアハ体験というか、「めっっっちゃこの本役に立つじゃん!?」ってなる瞬間なんですけど、書籍自体にはそれが明言されておらず、本の帯にしれっと書いてあるだけなので…なんだろ…そういう意味ではちょっと分かりづらく…だから初心者向けとは若干言い難いんですけど…あの……とにかく役に立ちます…(最後の語彙力


4︙デザイン入門教室 [特別講義](坂本伸二)

デザインについて、基礎的な理論を知りたいな~と思ったときにオススメの一冊。余白の取り方、配色の基本、書体選びの話などなど…表紙や宣伝画像のデザインをするときに、一度は疑問に思うことについての解説があります。

即効性はないですが、基礎を学んで応用力を身に着けたいときに良いってかんじ。なんとなくぱらーっと読んで、疑問に思ったときに「そういえば…」と該当のページを眺めるのでもいいかも。

もうちょっとシンプルな解説がいい!という人は、次の本がおすすめです。


5︙つくるデザイン 基礎・レイアウト・かたち・文字・色・実践(井上のきあ)

井上のきあさんの本は(以下略)。
さきほどの「つくるデザイン」はillustrator特化型でしたが、こちらはデザイン全般の基礎が学べます。前述の「デザイン入門教室」よりも読みやすくて、キャッチー(?)なかんじ!

なんとなくですが、まずは「つくるデザイン」を読んで、物足りないときは「デザイン入門教室」くらいでもいいかも…。


6︙入稿データのつくりかた CMYK4色印刷・特色2色印刷・名刺・ハガキ・同人誌・グッズ類(井上のきあ)

井上のきあさんの本は(以下略)。
いやだって、本当に良著ばかりなんですもん!紹介させて!!

こちらは、入稿データに焦点を絞った一冊で、「なんとなくイラレやフォトショ、インデザでデータ入稿してるけど…」という人向けです。これまでの基本をおさらいできる&「そんな機能もあるのね!」という気付きが勉強になる。

この本読んで以来、特色印刷やりたくて仕方ないんですよね…やりたいな…。


7︙Lighthouse Type Foundry(fengfeeldesign)

書き忘れてた!!!!!
装飾活字や、これに類する洋風で優美な素材がお好きな方は、ここがおすすめです!
pngデータも揃ってるんですが、イラレ用のデータもあるので、がっつりイラレでデータ組みたい人にも嬉しい!


以上、私がお世話になってる本たちでした!
ネットで調べれば色んな情報が出てくる時代ですが、検索するワードのヒント…という意味でも、今回の本たちは役に立つんじゃないかな~と思います。

ではでは!
少しでも参考になる本がありますように~。

追伸
実際、どうやって字書きのワイが目次とかのデザインを組んでるのか…は、またどっかの記事にまとめてもいいかもしれんな…とは思った…その前に、インデザインの記事をまとめたいね…ハイ…。

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