46歳留学記⑮ 夢を少しずつ叶える

午後のクラスが終わり帰る時に月曜日から来始めたバネッサと一緒に下校。帰る方向が同じだった。
バネッサ、朝日奈央にそっくりでかわいい香港出身の子なの。


ショートカットで公園を通ると最寄りの幼稚園前を通る。
様子を見に行こうと思ったら彼女も着いてくるとの事。
フェンス腰にバリバリ子どもに話しかける彼女。
そうか、これで行こうか。このやり方で顔を覚えてもらってなんとかボランティアにこじつけられないかな、とひらめいた。
ありがとうバネッサ。明日からやってみよう。


今日は夜から近所の教会でゴスペルの練習に参加することに。

寮から歩いて徒歩5分のいつもの教会に行ってみたが入り口が開いていない。
あ、そういえば場所を聞いていなかった…どしよ。
と教会の周りをウロウロしていると一人の男性が声を掛けてくれた。

教会の人っぽくないけど…
でも今日は同じ建物の中で3団体の練習があるとの事。そんなに盛んなのかな。
彼と話していると彼は日本語が分かるとの事で少し日本語で話した。
ひとつのクワイアが、彼も所属しているゲイの人たちで構成しているグループ。もうひとつはホームレスの人たちのグループ。あとは教会のクワイアだとの事。
練習の声が聞こえてきてちょーわくわくする。
ああ、海外でゴスペルを歌うことになるとは。感慨深い。
音楽はことばはいらないな。

彼が建物内をいろいろ案内してくれて、教会のクワイアにたどり着く。みなさん丁寧に自己紹介してくれる。うれしい。

早速練習。17年歌ってきた甲斐あって、なんとなくの流れは分かる。歌詞も音も初見なので必死。音符の所に歌詞がないので目が追いつかない。でもなんとなく歌える。本当になんとなく。

やりたいことをやれているのでニヤニヤが止まらない。
これなんだ、やりたいことをやっている間の自分は大好きになれる。
自分を大好きになる段階を踏んでいる。

合計15曲ぐらい歌う。まって〜ついていけないよ。
とりあえず日曜日は5曲やるかも、ということで録音したのを聞いてやれるところまで覚えてみよう。
おおお、いいぞ。くよくよしている時間はないんだ。
英語と歌をやれよ自分。


最初に出会った彼のクワイアのライブのご案内ももらった。うれしい、こちらでゴスペルライブを知ることが出来た。ぜひ行ってみたい。これも寮の近くの教会が会場みたい。


明日は誰と話そうか。

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