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【まとめ】 戸籍を 女→男 に変えるまで



こんにちはー!

2021年もあっという間に終わろうとしています。
関わってくれた皆様、ありがとうございました!

振り返ると、毎年のことですが
1年前には想像もしてなかった環境に
なっていて面白いですね。

普段は全く進んでいないように思えても
振り返ると、ちゃんと1歩ずつ進んでいる。
目には見えなくても着実に変化している。

来年もどんな1年になるのか楽しみです!


さて今回は、
「FTMが戸籍を女から男に変えるまで」
受けてきた治療や流れなどをまとめます。

丁度2年前。治療について何も知らない時期。
治療を始めようと決めた時から
友達に聞いたり、ネットで情報を探したり
必死だったのを覚えています。

これから治療を考えてる人や
性別に悩んでいる人に向けて
少しでもお力になれれば嬉しいです。

時系列でまとめます。

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2019年10月:初診 in 名古屋


サッカー選手を引退と同時に
病院へ診察を受けにいきました。

名古屋は全国各地から見ても
治療できる病院は多いようです。

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2019年12月:乳房切除手術


振り返るとこの手術でだいぶ
生きやすさが変わったなあと感じます。


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2020年2月:ホルモン療法開始

初めの1年の変化について。


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2020年3月:乳首縮小手術


今でも感覚は戻りません。笑


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2021年7月:性別適合手術(SRS)


手術から5ヶ月が経ちましたが、
今のところ特別変わったことはありません。


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2021年10月:性別・名前変更


性別の変更と名前の変更は、
別々に手続きを行いました。
(それぞれの書類を書く)

名前の変更は手術を受けていなくても
できるのですが、変更後の会社への連絡や
クレジットカードなどの手続きを1回で
終わらせたかったため、
一緒のタイミングで行いました。


流れ

① 性別適合手術(SRS)後、手術証明書と診断書をもらう

これがないと手続きが行えないみたいです。
書類発行代、3万円くらいした気がします。

② 必要書類を記入。まとめて、裁判所に提出

必要書類
・申立書
(性別の取り扱いの変更・名の変更許可の2種類)
・手術証明書
・診断書
・戸籍謄本

費用
・収入印紙800円×2
・郵送にかかる切手代

合計3,000円未満くらいかな。

③ 裁判所から結果が郵送で届く

申請してから2~3週間で結果がきました。
思っていたよりはやかったです。


④ 公的手続きを行う

役所に行ったり、電話や郵送で色んな
変更手続きを行いました。

詳細は裁判所のホームページに書いてあります!

性別の取扱いの変更
https://www.courts.go.jp/saiban/syurui/syurui_kazi/kazi_06_23/index.html


名の変更許可
https://www.courts.go.jp/saiban/syurui/syurui_kazi/kazi_06_20/index.html


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初めて病院に行った日から数えると、
戸籍を変更するまでに丸2年かかりました。

自分の声や身体が変化していくことで、
生きたい性別で生きていける嬉しさが
ある一方で、それまで女性として接して
くれていた周りの方々に知ってもらうため、
苦しいカミングアウトの連続でした。

現在は、初めて出逢う人からも男性として
受け入れてもらっていて、余計なことを
心配せずに生きています。

よくみなさんに、
「元の自分に戻れたって感じ?」と
聞かれますが、どこかを境界線に、急に
「戻れた!」みたいな感覚はありません。

治療前も「自分」だったし、
治療後も変わらず「自分」であります。

身体も2年という期間をかけて徐々に
変わっていったし、心も時間をかけて、
社会で生きる性を、女性から男性に徐々にシフト
させていったという感覚です。

でも、男女でのホルモンの違いが大きいように、
子宮と卵巣を取り除き、男性ホルモン
(テストステロン)を入れることで
精神的に安定し、やっと生きたい性別で
生きられる!という感覚はあります。

支えてくださった皆さん、
本当にありがとうございました。
今、毎日がとても充実しています。

これから自分自身の経験をもとに、
社会で何ができるか模索し続けたいと思ってます。


また来年もよろしくお願いします!

よいお年を〜


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