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想いはどこからくるのか

私は、この社会が「マイノリティの存在しない世界」になってほしい。どんなバックグラウンドを持っていたとしても、差別や偏見を持たれることなく、自信を持って生きていける社会に生きていたい。

そのために、Minor+Gender+を立ち上げた。
詳細はこちらから↓

その想いはどこからくるのか。
今日はそのことについて書いてみようと思う。

1. 自分のやりたいこと


もう誰かが見ている世界や、誰かの敷いたレールに乗ることに興味がない

例えば、どこかの会社に勤め、みんな同じように研修を受け、これまで会社が創り上げてきた文化を学び、理解し、自分で考えることもなくただ流れに身を委ねる。生活していけるくらいの給料をもらい、幸せだと自分に言い聞かせる。

多分そんな生活は自分には合わないんだろう。だから多少不安定でも、自分にしか創れないものを創ることに時間を使いたい。

これまで、海外に行ったり、サッカーを全力でプレーしたり、割と好きなように生きてきた(お父さん、お母さん、ありがとう)。

新しい世界を見ることや、自分の幅が広がること、成長できることが生きがいだった。でもこの歳になって、その生きがいにプラス、「誰かのためになることが自分の生きがいでもある」という項目が加わった。(今まで自分のことしか考えてなかったみたい笑)

どうせ生きるのなら、自分の好きなことをしていたい。好きな人と、好きな場所で、好きなように生きていたい。そしてそれが誰かのためになってほしい。

それが自分のやりたいこと。


2. 自分ができること


この道を進んでいく理由として、自分自身がジェンダーマイノリティ当事者というのはとても大きな理由だ。

もう1つ理由がある。私は実は、アメリカの大学ではコミュニケーション学を専攻していた。

コミュニケーション学とは簡単にいうと、私たちのコミュニケーションが、この社会がどのように作られているかにどう影響しているのかを学ぶ学問だ。

コミュニケーション学とは:
言語や映像、メディアなどさまざまなコミュニケーションが、どのように人に行動を与えるのか、そのメカニズムを学ぶ。文体や言葉遣いの違いによって、いかに伝えたいメッセージがさまざまに解釈されるのかを、ロールプレイングを通して実践的に学んだり、表情やジェスチャーなどの言葉を用いないコミュニケーションもある。

また、職業(政治家、作家、コメディアン、ニュースキャスター、ビジネスマンなど)による、言葉遣いのテクニックの違いとその効果を理論に基づいて検証する。たくさんの文章(新聞や雑誌など)を読み、またたくさんの映像メディア(ニュース、ドラマ、映画など)にも触れる。


学問的に「文化の作られ方や、人々の固定概念や思い込みの作られ方、コミュニケーション方法など」を学んだ。誰もが尊重されるべき存在であり、障害、病気、国籍、人種、性別などが理由で人の価値は決まらないということをアメリカに身を置くことで、体感的にも学んだ。

卒論も「アメリカと日本のメディア(映画)で描かれるトランスジェンダーキャラクターの違い」という題で書いた。

その頃から無意識に、多様性について興味はあったんだろう。このことについては、人一倍考えてきた自信があるし、強みであると言い切れる。

これが自分ができること。


3. 求められること


やりたいことや、できることを見つめ直し、いざ社会を見た時に、これは今の社会から求められることでもあるのではないかと思った。

SDGsという持続可能な開発目標も設定され、企業も個人も変化していかないといけない時代。

具体的な方法はまだまだこれから詰める必要があるが、私たちの活動で、1人でも生きやすい世の中になればそれほど嬉しいことはない。これが、私にとって大きな挑戦になるだろうと思っている。



この3つが当てはまるものが、Minor+ / Gender+だ。

これが本当にどこまでできるかなんて分からない。
でもこれが今の自分の中で、人生をかけて登りたい山であることは間違いない。

やれるところまでやってみたい。



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