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W大学の弁論系サークルに所属する大学生 #隠居

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最近の記事

第5回 國學院大學學長杯争奪全国学生弁論大会の感想

2024年6月1日(土)、國學院大學學長杯争奪全国学生弁論大会に伺いました。 前回のnoteに引き続き、感想を記します。 今年度はこの調子で、参加した全ての大会でnoteを書くことを目指したいと思います。 午前第1弁士「暗き底より赤城を望む」(明治大学) 個人的に問題意識には大変共感する弁論でした。 一方で、その問題意識と政策の ①大きさが一致していない ②逆方向を向いている という疑問が生じました。 ①については、「東京一極集中」という大きな問題に対して、「新幹線に

    • 第18回東京大学五月祭記念弁論大会の感想

      2024年5月18日(土)、東京大学五月祭記念弁論大会に伺いました。 弁論大会の感想を書くのはちょうど1年前の第17回東京大学五月祭記念弁論大会以来になります。 前回は「大学生活も折り返しに入り、学生弁論界では"上級生"と呼ばれ、"老害"に差し迫っております」と書いていましたが、いよいよ4年生になってしまい、ホンモノの"老害"になってきました。 大人気なく野次や質疑を威勢よくする気力もなく、ここぞという時のみに抑えております。 それでも皆さんに提供できる価値があるだろうと

      • 第17回東京大学五月祭記念弁論大会の感想

        2023年5月13日(土)、東京大学五月祭記念弁論大会に伺いました。 僕は危機感を抱きました。 ちょっとこれは早急に発信したいので、各弁論の感想とともに、寝る前に言語化してみます。 弁士が多いので、感想が長いです。 さて、大学生活も折り返しに入り、学生弁論界では「上級生」と呼ばれ、「老害」に差し迫っております。しかしまだまだ未熟者ですので、このnoteへのご意見、ご批判などをお待ちしております。 またこのnoteはあくまで僕個人の感想ですので、そんな意見もあるのか、程度

        • 僕は弁論をどう評価するのか

          今週末の第12回全日本学生弁論大会(全日杯)で、学生審査員を仰せつかることになりました。 審査基準は以下のように示されています。 全日杯では当然この基準に合わせて点数を振り分けるのですが、そもそも自分は弁論をどう評価しているのか、書き連ねてみたいと思います。 以下は、僕の弁論観を述べた、完全に私見のコラムですのでご了承ください。 弁論の審査の難しさ 実は、僕は高校時代は演劇部(とディベート部と釣り研究会)に所属していました。 高校演劇の大会(発表会)にも「審査」というも

        第5回 國學院大學學長杯争奪全国学生弁論大会の感想

          「令和の"コメ"騒動」 (弁論原稿公開第2弾)

          弁論公開第2弾。 初めて優勝をいただいた弁論大会です。 2022年10月29日 第29回 拓殖大学学長杯争奪全日本学生雄弁大会 第6弁士 早稲田大学 SMKR弁士 演題「令和の"コメ"騒動」 〈原稿〉近頃、寒くなってまいりました。 これくらいの気温になると、2年前の冬、受験生の頃を思い出します。 夜遅くまで予備校で勉強し、寒い家路をたどります。 家族が沸かしてくれた、お風呂に入ります。 水風呂でした。 成績が悪い僕への嫌がらせ、ではありませんでした。 給湯器が、壊れていた

          「令和の"コメ"騒動」 (弁論原稿公開第2弾)

          「壁をのりこえない」(弁論原稿公開第1弾)

          過去の大会の弁論原稿を公開します。 まずは五月祭から。 2022年5月14日 第16回 東京大学五月祭記念弁論大会 第4弁士 早稲田大学 SMKR弁士 演題「壁をのりこえない」 〈原稿〉みなさん、こんにちは。 今日は、新入生のみなさんもたくさんいらっしゃいます。 雄弁会2年のsmkrと申します。 はじめまして。 弁論部にようこそ。 4年間、大変なこともあるかもしれません。 弁論を書いていて壁にぶち当たることもあるでしょう。 しかし社会に向き合い続ければ、必ずみなさんは成長

          「壁をのりこえない」(弁論原稿公開第1弾)