矛盾

 楚の国の人で盾と矛を売る者がいた。この人はこれを誉めて「私の盾は頑丈で、貫くことのできるものはない」と言った。また、矛を誉めて「私の矛は鋭くて、どんなものでも突き通すことができる」と言った。ある人が「あなたの矛でその盾を突き通したらどうなるのですか」といった。商人は答えることができなかった。

※下記から抜粋

 

お気に入り

 この話、最近のお気に入り。これを初めて聞いたのは学生のとき。教科書に載っていて、あまり深くは考えていなかったけど、今読むととても面白い。抜粋したWikiにもいくつかの論が示され、どれも興味深い。また、科学という観点からの考えもこれまた興味深い。


例え噺

 似たような言葉として「攻撃は最大の防御」がある。これも感慨深く、ならば「防御は最大の攻撃」という表現もある意味では成り立つ。

 他にも「柔よく剛を制す」と「剛よく柔を断つ」など、表と裏を合わせて表現するのは珍しいことではない。

魅力

 文字通り捉えれば言葉そのまま、相反するように思うが実はそうではないとしたら…。

永遠

 一つの何かが在るとき、もう一つの何かが(も)在る。

 表があれば裏が。光があれば闇が。それはどちらということではなく、「一つの何かが在る」とは、そういう性質をもっている(兼ね備えている)に他ならない。

二面性

 これらは別々を指すのではなく、これこそが本来の姿(一つの存在)。

おわりに

 またまた、そのまんまを書いてしまいました。笑

 くっ…また絶対の道から外れてしまった。と思いつつも私の言語化だからそれでいいのか!とも思ってます。前回と同じでこれらは真であり虚、語らいであり言葉であり、ただの文字です。その表現しようもない「それ」は伝えようもない、むしろ伝えられない、伝えるものですらないものです。

 それでも、こうかたちにすると整理だったり、かみ砕けたり、生に入ったり、と想いを馳せ、近しく感じられるのはなんともな心地です。


 矛盾、たくさんあって面白いですよ!

 そして矛盾が存在しているという矛盾!(笑)


いろんな矛盾、ぜひ感じとってみてはいかが?

お読み下さり、ありがとうございました。<m(_ _)m>