ボードゲームを考える④:ピーナッツ(Nur Peanuts!)

はじめに

※この投稿はボードゲームに対する理解と解釈、頭の整理などを私なりに行い、いつの日かのボードゲーム製作に繋げるためにやっています。そのため、あくまでも私の感覚であり、既プレイ、未プレイを含め、想像的部分も多々あることをご了承ください。

ボードゲームを考える④

今回、ピーナッツについて考えたいと思います

ピーナッツ(Nur Peanuts!)

ドイツの会社、ゴルトジーバー シュピーレ(Goldsieber Spiele)さんから販売されたボードゲームで、日本ではメビウスゲームズさんから和訳付きで販売されていたようです。


現在では製造元の会社が活動を終了してしまったため入手困難となり、中古においてもその希少性からプレミアム価格がついているボードゲームです。

ゲームのルール

このゲームはひたすらに相手(ライバル)からお金を巻き上げ、ボード上のマスを購入していくことが目的。お金を巻き上げる方法は「誰よりも大きい金額のマスに止まること」。

各マスには金額が書かれていて、その数字の大きさも様々。毎ラウンドごとにプレイヤーは順番にサイコロを振り、コマを動かしていきます。

全員がマスに止まったら、その止まっている各プレイヤーのマスの中で金額が最も大きい人を探します。その最も大きい金額のマスに止まっている人がこのラウンドの勝者です。

勝者は自分以外のプレイヤー全員からお金を巻き上げるのですが、その金額は勝者が止まったマスの金額から各プレイヤーごとに止まっているマスの金額の「差額」をもらいます。

例:勝者は¥2,000マス。他、Aは¥1,500マス、Bは¥500マスの場合
Aからは「2,000-1,500=500」なので¥500を貰う
Bからは「2,000-500=1,500」なので¥1,500を貰う

さらに勝者は好きな金額マスを購入することができます。

これらを繰り返していき、誰かが複数(決まった数)のマスを購入するか、誰かが破産したらゲーム終了。

自分の中に落とし込む

シンプルなのに、面白そうと思わせる創造を与えてくるゲーム。それも世界観とかではない。パッと見、「これ面白いの?」と思わせる雰囲気ではあるものの、リバーシや五目並べといったものに近いものを感じる。

ルールも複雑ではなく、むしろ簡易。やることもサイコロを振る、コマを進める、清算と基本的にこの3つ。

「不思議」

ある意味では完成されている。個人的に私がボードゲームを作ろうと思っていたときの理想としていたかたち。「簡易的」「手軽」「何度も遊べる」。

トランプを遊ぶかのように気軽に触れることができ、年齢区分もお金の概念が分かれば遊べる。それでいて複雑性がないので初めてでも抵抗少なく紹介、もしくは勧めることができる。

まさに理想。私にとっての1つの完成形。

終わりに

ぜひ再販を!!

と、言ってしまうぐらい個人的に好ましいボードゲーム。私が興味を持った時点では既に入手困難だったので購入していませんが、機会があれば入手しようと思っています。

個人的には、ゴルトジーバー シュピーレ(Goldsieber Spiele)さんから販売されたボードゲームの中に復刻版としてリメイクされ、さらには日本語「訳」ではなく日本語「版」として販売された作品もあるので、こういったかたちで復刻してもらえたらといいなとも思ってます。

もし、どうしようもなくなってしまったら個人体感用として自作も視野に入れつつ、そのときを楽しみしていこうと思います。笑

遊べる機会があればぜひとも体験してみてください。