ボードゲームの重さ

はじめに

※この投稿はボードゲームに対する理解と解釈、頭の整理などを私なりに行い、いつの日かのボードゲーム製作に繋げるためにやっています。そのため、あくまでも私の感覚であり、既プレイ、未プレイを含め、想像的部分も多々あることをご了承ください。


重さの種類

ボードゲームには明確化されてはいなくても、ルールやゲームシステム、プレイ時間などを加味したうえで、おおよそに「軽量級」「中量級」「重量級」と分けられていて、初心者や経験者、上級者向けなど説明や人に勧めるときに用いたりする。

と、私なりに調べて言葉にしたものの、その基準は感覚的なものに近い気もする。ただこれについては慣れや時間が解決すると思っていて、どの界隈にも業界用語のようなものは存在するし、知らない人からすると「?」だが、知っていくとそれ以上ない適切な言葉(表現)であることが多いので、深くは考えない。

それよりも自身の身近なもので、分けてみようと思う。

軽量級

調べると初心者向けと呼ばれていて、おおよそプレイ時間も5分から30分前後までのものが多いと思う。それでいてルールもシンプル(単純)なもの。

身近なゲームだと「リバーシ」「UNO」などが思いつく。

※リバーシ?という人もいるかもしれないが、オセロといえば分かる人も多いかな。

これらに共通するのは主に「気軽さ」「短時間」「分かりやすさ」だと思っていて、頭だけではなく「目に見えて分かりやすい」が大きなポイントだと思う。

言葉で伝わらなくても動作を見てもらうことでやることが分かるのはとても重要。「百聞は一見にしかず」とはよく言ったもの。なんなら言葉がなくても動作だけでその意図(意味)が見える(理解できる)ので、ある意味では初心者に対してこれほど説明のしやすさに優れているものはないと思う。

中量級

こちらはおおよそのプレイ時間が30分から1時間前後が多いと思う。ルールそのものは簡易的なものから手順を踏む(条件がある)ものなど様々。

身近なゲームだと「チェス」などが思いつく。

他も挙げるなら「人生ゲーム」「バックギャモン」辺り。これらに共通するのは主に「複数の選択肢」「満足感」「読み合い」だと思っていて、軽量級とは異なり「目に見えないもの」が大きなポイントだと思う。

重要なことが表面的なことではなく、その裏(意図)であったりと、言葉や動作を見ても分からないことがある。そのため、やり方が分かったとしても実際に体験(体感)しないと分からないことが多い。それらは「戦略」「先読み」「駆け引き」など、単純なのに複雑に絡み合うパズルのように。そしてその1つ1つを当てはめていく過程とそれらが上手くいったときの達成感は他にはかえがたいもの。

重量級

プレイ時間はおおよそ1時間以上。ルール云々よりも「人生」「歴史」「映画」などを見ている感覚に近い気がする。

身近なゲームだと「将棋」「囲碁」「麻雀」。

…正直、想像つかない。ただ、複数回行うのではなく1日1回とかの話だとは思う。気力、体力は確実に必要だろうし、場所と時間も重要。スポーツのように観戦者ではなく、その当事者(主人公)としてやっていくわけで、さらには準備から手順、行動と一連の流れも全て自分自身で行っていく。それらを考えると他の比ではないので、取り組む方々は猛者としか言いようがない。

自分の中に落とし込む

ボードゲームを作るなら、まずは軽量級かなと思う。理由としては作りたいものがあるなら別だけどもそうでないなら、私の場合まだまだ知らなさすぎる。

ただ、個人的なメモを加味するとその限りではないかな。

話はそれてしまったが、軽量級で意識したいのは上記でも言った「気軽さ」「短時間」「分かりやすさ」そして「目に見えて分かりやすい」こと。捉え方次第ではあるものの個人的に目星は付けてあるので、そこは意識したい。

また、秘匿とすることでもないので言っちゃうけど、個人的に手順は1~3手順を目安に考えたい。というのも、今回挙げた身近なゲームは基本的に手順としては「動かす」「置く」といったことが主であり、様々な条件こそあるけどやることはとてもシンプル。手順を追った複雑さが面白さに繋がることもあるけれど、それはまた別の機会。

記憶の研究では「マジカルナンバー7」というのがあって、人は±7(5~9)まで短期記憶(一時的)にとどめておくことができるということが言われていて、それらを加味してもおおよそ5手順以内にはしたい。

おわりに

軽量級と聞いて最初に思ったのが実は「トランプ」だったけど、ルールによっては初心者向けでないものもあることや、トランプを含むカードゲームは手軽ではあるものの抽象度が高いものも多いのでここでは入れなかったけど、軽量級に多いのも事実。

まぁ、慣れたら似たり寄ったりのルールや内容も増えていくと思うので、経験を積むほどに簡易的にはなっていくんだろうなと思ったりもする。

今回はあくまでも分類的なもので「軽量」「中量」「重量」と自分なりにかみ砕いでみたけど、そこにとらわれずに自分の創造を大切にしつつ、遊んでいて楽しいものになるよう意識して、今後も情報収集とアイデア集めをしていきます!