セルフデザインとしてのチャッター

杉咲花のラジオを聞いていた時に
彼女が何よりも大切にしていることが生活だ
という言葉がすごく印象に残っている

自分の生活を大事にすることに
何かすごく重要なことを
本能的に感じる瞬間であった

特に 杉崎花のように人間的な 奥深さがある人が
生活が何よりも大事だということには
すごく何か説得力のあるようなものを感じた

ではどうすればいいのか
杉崎花 であったり あるいは YouTube のインリビングのような
丁寧な暮らしをすればいいのか

それは違った話だと僕は思う
人には人の生活があり
さらにもっと言えば生活の前提にもっと大事な価値観があるのではないかと思う

他人の習慣を移植するようにトレースしてみたとしても
それが合う合わない はかなり大きな問題であり

釈迦が瞑想にたどり着いたことを加味することもなく
瞑想だけを取り入れようとしても
当然のように拒絶反応が起きてしまうだろう

自分が生活よりもその前提にあるものとして考えられるものは
チャッターである

チャッターとは 心の中の独り言である
人間は1日の生活の中で何万回もの チャッターを繰り返している
そして 何かのデータによると
そのチャッターのうちほとんどはネガティブなチャッターであると言われている

このネガティブなチャッターをいかにポジティブに変えられるか
自分や他人を否定せずに何か有意義な チャッターに変えることができれば
それはすなわち生活を変えることであり
人格を変えることであり
人生を変えることにさえ 繋がるのではないだろうか

昔 谷尻さんのノートか何かで
できない理由よりできる方法を考えろ
と繰り返し述べられていたことをよく思い出す

僕はそれが結構 革命的な気づきであって
その言葉に出会ったのが2年ほど前だったかとは思うが
いまだに困難な状況にぶち当たった時に
できない理由よりできる方法を考えなければ
とすぐさま 思い出すことができる

そういう意味では自分の中にも拒絶反応なく染み込ませることができた一つの習慣なのではないかと思う

ネガティブな言動は惰性であり
ポジティブな言動は意志である

一つ一つの場面においてできる限りのことを務めようとすること
それが何よりも大事だ

一つ一つのチャッターをポジティブに変えようという意識がまず第一であるが
それをサポートする上で
生活環境というものが重要な ようにも思える

最近は新しい住処として賃貸サイトを日々見ているが
家から職場までの間に川や緑を挟むこと
そういった
強制的にポジティブになれるトリガーをデザインすることも
チャッターをポジティブに変える一つの知識である

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