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お話の続きを作る新しいタイプの国語ドリルです

田丸 雅智著『ショートショート とってもふしぎな創作ドリル』(かんき出版)

お話を途中まで読んで、そこから自分だけの結末を考えて書くというドリルです。お話の部分を読む読解力と、文章をまとめる文章力が、楽しみながら伸ばせるドリルとなっています。

気になる人は、試しに一番初めの「月を吸う」を少し読んでみると良いですね。続きをどうしようか、つい考えてしまうお話になっていることがわかると思います。

また、生徒やお子さんに回答してもらって、それの〇付けをすると、回答者が文章全体のつながりを把握できているかどうかがわかります。どこか一部分だけに集中しているのか、全体のストーリーの流れにも気を配っているのかが、答えからわかるんですね。これは回答者の国語力を測るうえで、一つの新しい指針になると思います。

なお、問題としてはけっこう難しいです。小学校4~6年生と表紙に書かれていますが、もっと上の学年の生徒がやっても勉強になります。話の内容が把握できないと理想的な続きは書けないからです。

私もやってみましたが、なかなか簡単には答えられない問題ぞろいでした。文章に親しみたい方、創作の練習をしたい方にもお勧めできるドリルですね。

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