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6.23 くだらなかったあの頃に 戻りたい 戻りたくない

切実に頭の中に響くフレーズ。
四月から働き始めてもうすぐ3ヶ月。今年だけで見れば、卒業までの期間と、働き始めた期間とが拮抗するくらいだ。来月には働いた時間の方が長くなる。


大学生、過去のわたしへ

驚いていることは、働いている今の方が精神が安定していること。多少はまだプレッシャーがあるし、これからもそうだろうけど。
思い返せば学生時代は、大きなことではないのに、常に何かに追われててどうもゴールが見えない日々だった。学生は気楽だなんて、嘘ばっかり。大学のカウンセラーの方の元に通ったこともある。ひたすら円の中で走るハムスターのように、何かに焦っていた。要領のよい周りを羨み、将来を悲観する。今も時々しがちだけど、目に触れなくなってからずいぶんとそんなこともしなくなってきた。

何者にもなれなかったし、これからもそうなのだろう。ぎらぎらしていた昔からすれば、面白みのない人間だと映るだろう。それでもどきどきちゃんと空気を吸っているというか、自分を生きているなと思えるときがある。

前の方が散々時間があったはずなのに、今になって多く本を読むようになった。

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働き始めて、感じているのは、思ったよりなんとかなっているということ。誰かに頼りにされているということ。よかったのは、ぐるぐると落ち込む隙がなくなったこと。生活リズムが整ったこと。

夢は叶ったり叶わなかったり。小さい頃は魔法が使えた。だいたい上手くいって褒められて。それは、夢見た願望の大きさが大きくなくて、その分叶えやすかったからだろう。
悲観しているのではなくて、まだまだこれからだとも思えている。
'夢'というほど大きくないけど、ふわっと「こういうことをしたい」、「こういう感情を持ちたい」と希望を持てている。

だから、どうか過去の私よ、哀れないでくれ。必要以上に悲観しなくても、責めなくてもいい。

働くことをずっと重く捉えて、面接のたびに不甲斐なさを感じていた。卒業旅行でやたらと四月からの仕事の話しばかりする友人の一人に、内心腹を立てつつ、羨ましさと希望の仕事ではないことへ不安があった。

ねえ、でもだからって

全てを奪われるわけではないし、自分は自分のことが好き。本質は変わらないし、変えられるのはわたしだけ。それでいい、最高じゃん?

若い人の方がこれから減っていくけどさ、がんばっていこうね、自分たちのペースで。


恐いものはありますか?
守るものはありますか?
止まれないこの世界で
 胸を張って生きるしかない

最近の日々を振り返って。これからの自分へのエール、プラス、就活をしている(これからする)方へ向けて。

おしまい。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。明日もあなたにとって良い一日になりますように。






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