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エリザベートは私の人生 5/7

5月5日にあったエリザベート宝塚OGガラコンに想いを馳せる。

「舞台というよりは、人の生き様を見せてもらってるよう」

イケコさんの言う通り。

思えば、エリザベートは私のミュージカルへの憧れの原点だった。
初観劇は2012年の東宝エリザベート。瀬名じゅんさんシシィとマテトート、恋愛なはずなのにばちばちのバトルもののようなせめぎ合い。
エリザ=強め、トート=外国、人外のイメージがあるんだけど多分ここで定着してる。
古川雄大さんもここで知る。あの儚くて美しいルドルフが大好きだった。



歌も舞台も衣装も好きだけど、一番はやっぱりあのストーリー。

強すぎる自由への憧れは、今となっては共感もある。
女性のエゴの確立と、伝統的な女性モデルの踏襲という2つのせめぎあい。自身も何が答えか分からず、永遠に「旅する」ことで彷徨い続けたのだろう。

そこはかとない死は自分達に並行なのではなく、いつか交わるもの。わたしも存分に死に愛されたい。

中学生の頃に見たあの景色。自分の中に強く残り、アイデンティティにもなってるよう。


美しいだけじゃない。
女性ファンが多いタカラヅカにとって、現代女性の悩みとどこかリンクするエリザベートの親和性は高く、それが多くのファンを魅了している要因の一つだと思われる。


そんな話を演じる人々も魅力的で。
宝塚にハマったのは一昨年くらいで(いつかハマるだろうなとは思っていたが)、出演者みんな知ってるってことはないけど。
でも見てよかった。
おそらくエリザベートへの想い入れがある人たちばかりで、でもって素敵な人達ばかりで見ているこちらも熱が入る。
1日しか配信見れなくて、もっと見たかったなあとは思うけど、5日のが見れてよかったなとも思う。これからもたくさんの人が演じ、たくさんの人の中に取り込まれ、愛され、繋がっていくのだと思う。


それからこれからもずっと自分の心の中にも、この物語があると感じる。


「誰のものでもない、この私は」




おしまい。





以下5日所感。

だいもん(望海)さんはずっと上手い。「最後のダンス」が迫力がありすぎる。狂気。長髪最高。ペイントがなんか可愛い。東宝でも演じてください。お願いします。
ねねさま(夢咲さん)は予想以上、一つ一つを噛み締めて歌っていらっしゃるように感じる。「私だけに」がうまく言葉に表せないけど、ずっしり心にきた。
みりおさん(明日海さん)は、なんであんなに可憐なの?!腕のふわっとしたドレスも華奢な身体によく似合ってるし、ラストのロングヘアが可愛い。「私が踊る時」のばちばちとトートと睨み合う視線、自信に溢れる表情が素敵。
七海さんルドルフも好き。ビジュアルあってるなあ。
宇月さんルキーニは安定感ある。すごい。
なんかだんだん当たり前な感想になってくる笑思うところはたくさんあるけど今日はここまで。









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