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ファジアーノ観戦記 2023年5月3日 モンテディオ山形戦

4年ぶりのホーム観戦は子供連れ

子供たち(長男、次男)とファジアーノを応援する、とうとう叶う日が来た。それは4年ぶりのホーム戦。GWに岡山に帰省した時に試合を観れたら、と思っていたので、今年のスケジュールが発表されたときは、思わずガッツポーズだった。
前回は2019年3月末の甲府戦、まだ寒さが残っていたが、今年はいい天気らしい。夢チケットで子供は無料のバック自由席を購入。以前からサッカー観戦に興味があったらしい子供たち、試合後にどんな感想を言うのか。親としてドキドキする一日が始まった。

「本物」を見た子供たち

普段は野球少年の子供たち、サッカーの試合はテレビもしくはDAZNのみでの観戦。DAZNでファジアーノの試合前の様子を見て、お祭りみたい!といったことがある。子供向けのイベントがあり、食べ物の屋台があり、楽しそうな雰囲気があり、ファジ丸が元気でかわいい。
それを目の前にした子供たち。その楽しい場に来た感想は「人が多い!」だった。ここまでとは思わなかったのか、圧倒されていた。
スポーツ観戦自体があまりないので、ただただ光景をほけーっと見るだけだった子供たちが、ある瞬間笑顔になった。
試合前の練習中、開いていたゲートの向こうのスタジアム内に、ファジ丸が見えたのだ。
「ファジ丸だ!」
DAZNでしか見たことがないファジ丸が、目の前にいる。
「本当にいるんだ…!」
と、長男がつぶやいた。本当に嬉しかったらしく、スタジアムに入ってからもファジ丸を探していた。

ファジ丸を探せ!

食べ物までの長い道

さっきも書いた通り、この日はスタグルが大混雑。肉フェスの影響もあったかもしれない。子供たちがラーメンを欲しがったので、子供たちにおやつを渡して木陰で休ませて、私が列に並ぶ。待つこと30分。千屋牛ラーメンをゲット。
「熱い!でもおいしい!」
これが聞けただけでも、母ちゃんは嬉しい。

圧巻のメニュー、これはほんの一部。

食後にスタジアムに入ったものの、長男がまだ食べたりないという。売店で自分で買うというので、お金を持たせて売店に行かせた。
が、試合が始まっても戻ってこない。長男の様子を見に行くが、まだ行列の真ん中。
代わるというと、
「さっきお母さんが行列に並んでくれたから」
と自分で並ぶことを選択した長男。一緒に並ぼうかと言うが、一人で大丈夫とやんわり拒否される。
その後もなかなか戻ってこず、購入した時はほぼ前半終了。私は長男がなかなか戻ってこなくて、前半は気もそぞろ。長男ががっかりしていないか心配だったが、本人はゲットしたかき氷にご満悦。後半に見せ場が来ますように、と祈る私であった。

レインボーかき氷、並んだかいがあったようだ。

「熱い」岡山

そんな私の気持ちに応えてくれたのか(違う)、49分に仙波選手、51分に櫻川選手が立て続けにゴール!
スクリーンに大きく表示されるゴールの表示、DJダイナさんのコール、喜び合う選手たち。堀田選手がベンチまで戻ってスタッフの皆様と喜ぶ姿も。ファジサポも大興奮。歓声と笑顔であふれるスタジアム。
そしてかき氷を食べながら、ゴールに興奮する子供たち。
子供たちに見せたかったものが、本当に叶った!ホームで、子供たちと目撃したゴールは格別。
そのあとも守り切ってファジアーノの勝利で終了。
しかしバック自由席は直に日の光が当たり、試合が終わった直後
「暑い!もう無理!」
と子供たち。楽しいけど岡山は熱い、それが子供たちの感想でした。

暑い熱い一日

ホームで観る幸せ

普段アウェイで試合を見ていると、ホームで観たい思いが強くなる。アウェイだと選手の紹介はごくごく簡単。スクリーンには名前だけ。なんならスタジアムによってはスクリーンが席の真横で全く画面が見えないことも。観戦場所はゴール裏ばかりで、選手が向こう側に行くと、何が起こっているかわかりにくい。アウェイだから仕方ないと言えば仕方ないが、切ない。
だからホームで観たとき、全体が見やすい席で観戦できて、選手紹介でかっこいい音楽をBGMに全身が映っていたり、ゴールを決めたときは選手のいい笑顔が映ったり、試合終了後は選手がスタジアムを一周してくれたり。ホームでなければ見れないことがたくさんで、思わず涙。
この日は勝利だったことで、試合後の選手たちの挨拶では皆いい笑顔。よかった、本当によかった。

勝利は格別。

あと、スタッフさんの対応も素晴らしい。席について聞いたら、今ならどのあたりが空いているかという情報までいただいた。席の案内だと、場所を教えていただくことはあるが、混雑状況を教えていただいたことは初めて。とてもありがたかった。

モンテディオ山形

今回の席は、モンテディオ山形の応援席に近く、山形のほうの応援が聞こえた。濃い青のユニフォームに身を包み、厳しい日差しにも負けず、点を取られても応援が途切れることはなく。
その姿に感化されたか、次男がモンテディオの応援を口ずさむほど。
「山形の応援凄いね。」
と次男。うん、すごかった。本当にすごかった。

試合後はサポーターと渡辺監督のやり取りも。はっきりとは聞き取れないが、負けたことでサポーターが激を飛ばし、それに対して渡辺監督が選手たちの前に出てサポーターへ思いを伝える、そのように見えた。

この日の試合を見るに、決して下位に沈むチームではないと思う。次もいい試合を見たい。

またいい試合しましょう。

母としての反省と夢

子供たちは楽しんだようだし、長男は柳選手、次男はバイス選手と櫻川選手が気に入った様子。
そればよかったが、母としては暑さ対策が不十分だったことにひたすら反省。いい天気になるとは思ったが、ここまで日差しが強いとは。しかも子供たちはスポーツ観戦は慣れていないのに。不覚だった…。日焼け止め、帽子、水分補給は必須。
スタグルを手に入れるまでも時間がかかったので、次回はほかの場所で腹ごしらえをして、まだ余裕があればスタグルを狙う、でもいいかもしれない。
反省点を振り返りつつ、機会があればまた子供たちと観に行きたい。そしてJ1に上がったファジアーノを現地で一緒に応援する日が来たら…。そんな日を夢見ている。

次はもっと写真を撮りたい。

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