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ファジアーノ観戦記 2023年2月18日 ジュビロ磐田戦

初めての静岡

開幕戦はジュビロ磐田。降格したとは言え、去年までJ1にいた強敵。岡山は磐田に対し、ここまで勝利なし。勝利を手にして、弾みをつけたい。
静岡にいくのは人生初で、土地勘全くなし。
磐田のチームだから、スタジアムの最寄り駅は磐田駅だよね、と勝手に思っていたら、ジュビロの公式ページによると最寄り駅は「御厨駅」
この駅名、読み方わからん。(「みくりや」と読みます。)
駅名の読み方を調べることからスタート。
事前の確認、超大事!

工場の街のスタジアム

JR東海道線・御厨駅からは徒歩20分。バスの運行はなし。
駅からは水色のジュビロのユニフォームを着たサポーターの後をついていく。街を歩くと、街中工場がいっぱい。工場独特の金属のようなかおりが漂ってくる。
途中YAMAHAの横を通っていたら、生垣に選手の写真がずらり。
ここはジュビロの街なんだなあ。

ずらり
ヤットさんも

スタグルは大盛況過ぎた

約20分歩いてスタジアム到着。道順も左折と右折を繰り返し、特にややこしさもなく。
スタジアムのメイン入り口前の広場には、スタグルのテントがあり、それぞれに大行列。さすがジュビロ、それだけサポーターも多いということか。早く並ばないとせっかくのスタグルを食べそびれると思い、米粉のピザの列に並ぶ。

30分の待ち時間でもなかなか決められなかった。

注文が入ってから一枚一枚焼いており、結局30分待つことになってしまった。
が、待ったかいあって美味しかった!注文したのは野菜のピザと大判焼き。ピザは磐田で育てた野菜を使用していて、生ハムの塩気が効いてる。
大判焼きもあんこがぎっしりで、1個でもお腹満足。

どーん!
生地はプレーンと抹茶、中身はあんことカスタードの2種類

スタグル以外にも、ジュビロ茶が販売されていました。やはり静岡といえばお茶。お茶好きなので迷わず購入。飲むのが楽しみ。

お茶のアピールをするヤットさん

水色のヤマハスタジアム

スタグルをゲットして、メインスタジアムの反対側、北側の入り口に向かう。少し上り坂になっていて、荷物を持つ身には少しきつい。
入場してからも、席が2階なので階段を上る。歩いたかいあって、眺めは凄くいい。
ジュビロ側の応援席に、水色の旗がたくさん揺れていた。

選手入場前の光景

ほかのスタジアムに比べると、席は狭く感じた。しかしサッカー専用スタジアムは選手との距離が近い。大宮も距離の近さを感じたけれど、ヤマハスタジアムはさらに近いかもしれない。
このスタジアムは2階席の位置も低めなのか、ゴールから大きくはずれたボールがたまに観客席に飛んでくることも。サッカー専用スタジアムの醍醐味を感じながら、2023年のJ2リーグが開幕。J1を目指す戦いの火蓋が切って落とされた。

歓喜の3得点

去年現地で見たときは、得点シーンにはあまり恵まれなかった私。しかし、今日の試合はそれまでのがっかりを打ち消すかのような3得点。
前半26分にソロモン選手、31分に坂本選手の新加入選手が鮮やかに得点。応援席とは反対側のゴールのため、1点目の時は一瞬何がおこったかわからなくて、応援席の反応はそれほど大きく感じなかったが、2点目は明らかにそれとわかるゴールでファジサポ歓喜。2点目の時は誰がいれたかわからなかったが、電光掲示板で坂本選手の名前が表示されたときはどよめきが起こっていた。
2-0は危険なスコアと言われてるし、あと1点入れてくれないかなと思っていたら、エンドが変わった後半54分、ファジサポの目の前で佐野選手が3点目のゴール!ソロモン選手のシュートがはじかれたのを佐野選手が押しこんだ!この試合一番のサポーターの大歓声が上がる。佐野選手が喜びを爆発させ、ほかの選手たちも集まり歓喜。赤いユニフォームが一層輝く。柳選手が河野選手をタックルして河野選手が吹っ飛んでファジサポが爆笑。柳選手、今年も容赦ない。

大喜びのファジサポ、しかしまだ試合中。そしてこの3点目が、最後に効いてくることになる。

交代してベンチに引き上げる田中選手。

終了までわからない

ジュビロも前半は攻めあぐねていたけれど、後半遠藤選手が入ってからは、攻める機会が増えたように思えた。そしてふと、ジュビロの応援団の声援がやけに大きく感じた。3点を取られていても、サポーターの後押しが途切れない。その応援に迫力を感じていたら、89分と92分に、ジュビロ後藤選手にゴールを決められてしまう。やはりジュビロは強敵。試合が終わるまでわからない。
ここで3-2、まだ1点あるけれど岡山サポには焦りの空気が漂う。リードしているのに余裕に思えない。アディショナルタイムも7分と長め。ファジサポからは「守れ!」「耐えろ!」と選手たちに声がかかる。
応援団を中心に、不安を払拭するようにファジサポも声の限り応援を続ける。「早く笛を鳴らしてくれ!」そんな声もした。
長く感じたアディショナルタイムだが、そのまま3-2で終了。長い笛の音がしたとき、思わずへたり込んでしまった。
佐野選手の3点目が大きかった。あれがなかったら、勝ち点3はなかった。
失点されてからはしんどかったけれど、ジュビロ磐田にファジアーノ岡山が初勝利は嬉しい。目の前で勝利を見届けて、選手たちの勝利のダンスに喜びを分かち合い、2023年最初の試合の勝利の余韻に浸った。

試合終了後の選手たち、誇らしい。

試合中のハプニング

後半途中のこと。急にけたたましくホイッスルが鳴り、試合が中断。
反対側ゴール裏の観客席が何やら騒がしい。両チームの選手も観客席に駆け寄っている。選手ベンチ側からメディカルスタッフらしき人がダッシュでかけていくのが見えた。担架やAEDらしきものを運んでいるように見える。
どうやらジュビロサポーターが倒れたらしい。ボールが直撃とかではなく、転倒したようだと周りから聞こえてきた。
この間、スタジアム内で状況説明のアナウンスはなく、落ち着かない雰囲気のまま試合再開。
この試合で心残りだったのは、このサポーターの方がご無事だったかどうか。大事ないことを祈りたい。

試合後アウェイサポにご挨拶してくれました。

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