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ファジアーノ観戦記 2024年3月3日 いわきFC戦

はじめての福島

今年もJリーグが開幕。開幕戦は栃木に完勝。その勢いをいわき戦でも発揮できるかを期待して、初めて福島のハワイアンズスタジアムいわきへ。
JR常磐線湯本駅から、無料のシャトルバスに揺られて約10分。バスの中で、いわきサポーターと思しき親子の会話。「今日岩淵選手来るよね?」と女の子の声。岩淵選手、今でも人気があるらしい。
シャトルバスを降りると、目の前にスタジアムとずらりと並ぶキッチンカー。思いのほかアクセスがいい。
試合開始2時間前の時点で、大勢のいわきサポーターが詰めかけている。老若男女がスタグルに舌鼓を打ち、グッズを選び、ハーマー&ドリーと写真を撮る。他サポが見てもワクワクするような光景。ああ、Jリーグだなあ。

いわきのかわいい子、ハーマー&ドリー

試合開始2時間前に来てみたら

家の都合もあり通常は試合開始1時間前に到着する私だけれど、今回は2時間半前に到着。初めてバス待ちをして、スタグル選びにも余裕がある。
スタグルの列に並んでいると、北川社長と森井副社長に遭遇。北川社長とグータッチさせていただきました。
今回のスタグルは「Iwaki Uruoi Cafe」の石炭アロハバーガーとオニオンスープ、「Nyansyu1949」のウズラの卵とノンアルビールをいただきました。

石炭アロハバーガー、お肉がボリューミーでした

ハワイアンズスタジアムいわき

サッカー専用スタジアムで、芝生が綺麗、観客席からピッチが近い!アウェイ側の席は芝生だったのに、レジャーシートを持ってくるのを忘れたのが失敗。あっというまにバッグが芝生まみれ。次は忘れまい。
ホームのゴール側にたくさんのいわきサポーター。見事な赤。
岡山側のスタメン発表で、岩淵選手の時にいわき側から若干のブーイング。愛されているね、岩渕選手。
この日の天気はいいけれど、試合の時間帯は風速6~7mの予報。選手が風に振り回されないことを祈った。

岩渕選手の愛されっぷり
虹ができてた。天気はいいけれど風の強さが気になった。

試合

前半は激しいボールの奪い合い。徐々にシュートも増えていくがなかなか決まらない。古巣対戦の岩淵選手のシュートも外れる。このまま後半へ行くと思いきや、前半ATに岡山が先制。
グレイソンが決めたということで、グレイソン用のスクワット応援。しゃがんで立つ!カープの応援で鍛えたスクワットが役に立った(かもしれない)。
尚、この得点者はのちに田上選手に変更。反対側ゴールは、何が起こってるのかわかりにくいのが難点。点が入ったことは、選手の反応で理解できた。

今回初めてデジカメで撮影、躍動感が伝わるでしょうか

後半15分。ここまで奮闘していた田上選手が1発レッド。岡山は残りの30分を10人で戦うことになる。
コルリが叫ぶ「ここで俺らが後押しするぞ!」
いわきの攻めの時間が長くなったように思う。風の影響もあったようだ。それでも何とか守り続け、いわき側のシュートも枠を逸れる。
後半AT、コルリが再度叫ぶ「勝つのは俺たちだ!」

選手のアクシデントには駆けつける頼もしい田上選手

しかしいわきのコーナーキックからのシュート。同点。あと10秒だった。
岡山サポのため息がもれ、対照的にいわき側の歓声とスタジアムDJのゴールコールが響く。結果は負けに等しい。精神的ダメージが大きい。
コルリは「悔しいです!」と本音。続けて「それでも声援をおくります!」
私はしばらくショックで放心状態だったが、先頭に立つ人はそんな姿を見せなかった。コルリの姿勢が素晴らしかった。

悔しい引き分け

湯本駅での遭遇

ショックのあまり、帰りのシャトルバスの存在も忘れ、気が付いたら湯本駅まで徒歩で到達。初めての場所で迷子にならなかったのが奇跡。
予定していた電車はとうに出発。まだ時間があるのでお土産を買い、湯本駅内でボケーっとしていたら、16時前ごろだろうか、ファジアーノの選手たちがやってきた。スーツを着て各々の荷物を持っていた。さっきまでピッチを走っていた選手たちが、至近距離にいる。私は心の中で一人大興奮。
このとき田上選手と目が合い、田上選手がお辞儀をしていただいた。試合の後で疲れているだろうに。ほかの岡山サポも選手たちの存在に気が付いて、「すげえ…」とため息が漏れていた。
この後駅内の売店で買い物をしていたら、レジのマダムが「あの方たちサッカー選手でしょ、すごいねえ、雰囲気が違うわねえ」と盛り上がった。
この時は、予定より遅れるのもいいかも、と思った。

東京へ向かう電車が来たのだが、これが選手たちと同じ電車だった(車両は違った)。私は先にホームに入っていたが、あとから選手たちも同じホームへ登場。この時、ルカオ選手とグレイソン選手が笑顔で会釈をしてくれました。ちょっと惚れてまうやろ!と叫びたくなるくらいのいい笑顔。こんなにいい選手が岡山に来てくれたのか。
県外に住んでいると、選手に会う機会などまずないため、こんな間近で会えたのは本当に幸運でした。

凄い幸運が起こりましたよ…

優しいいわきの皆様

最後に、福島の方々のことについて。いろんなスタジアムに行ってアウェイサポを歓迎していただいているが、福島でも優しさを感じた。
スタグルを買うときも「遠くまで来ていただいて…」と丁寧に言っていただいた。湯本駅前のコンビニ「Wai・Wai・Shop」では、アウェイサポーターに甘酒を無料でふるまわれていた。
試合後では、アウェイ側の出入り口で、大五郎君という男の子がメガホンで「ありがとうございました!」とあいさつをしていただいた。
試合の結果がしんどくても、こんなされるとまた行きたくなる。いわきの皆様、ありがとうございました。

ファジ丸を可愛く描いて頂いて嬉しい
対戦ドーナツ。右がいわき、左がファジアーノをイメージしたそう。

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