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【#02 エジプトの旅note】 ハン・ハリーリ市場と、ピラミッドの見えるレストランでエジプト料理を味わう

カイロ国際空港を出てカイロ市内に入り、カイロ最大の市場といわれるハン・ハリーリ市場へ。市場の様子を事前に動画で見ていたものの、実際に行くと想像を上回るカオスだった!!

ハン・ハリーリ市場

ハン・ハリーリ市場の近くの通りは車が渋滞(カイロ市内、どこも渋滞!)少し遠くでバスを降りて市場まで歩く。人が多くて独特の匂い、暑くて埃っぽい。
ハン・ハリーリ市場は細い通りの両脇に小さなお店が軒を連ねていて、肩がぶつかるくらい人通りが多い。店先で商品を見ていると「こんにちは」「安いよ」「1ドル」と盛んに声をかけてくる。
欧米人にはアジア圏の、日本人・中国人・韓国人の区別がつかないと良く言われる。けれど、カイロのこの市場の人々は見分けがつくのか、カタコトの日本語で即座に話しかけてくる。商売の才か…。

どのお店も所狭しと商品が積まれ店先が賑わっている
入り口から比較的近いランプ屋さん、写真映えする
市場の奥へ進んだ脇道は空いていて、少しホッとする。妖艶な衣装がぶら下がってる…
ランプが美しい。ファヌース、ラマダンランプともいわれるようで、ラマダンの時に灯すらしい。年中飾りたい素敵なデザイン…エジプト文化、未勉強だけど興味深い…

カイロへ入った日はラマダン明け、イードのお祭りの日。ツアー中に営業休みなどの支障はなかったけど、街中に人が溢れていて屋台が賑わっていた。
建物を見上げるとランプや布。ラマダンの時に飾られるのだそう。

ラマダンの時に飾られるランプと装飾、独特な模様が美しい

市場では何も買わず(買えず…)後にする。初めてのエジプトの空気に衝撃と戸惑いと…。そして再びバスに乗って夕食のレストランへ。ピラミッドの見えるお店、ギザへ向かう

夕陽に照らされるカイロの街並み
黄金色の街に西陽が映える
ナイル川、雄大な流れ
ナイル川の川辺には憩いの場所も
夕陽に照らされるナイル川と岸辺
大エジプト博物館、2024年4月もオープンならず、準備中でした…

エジプト料理、想像がつかず興味津々 ガイドブックや動画を見た。小麦と米が混在、イスラム教のため豚肉とお酒は口にしない。豆のペースト料理が多い。そんなイメージ。「コシャリ」というパスタと米、豆にトマトソースをかけるエジプト国民食があるという。味の想像がつかないけど、ピラミッドに次いでエジプト料理はとても気になった。
エジプト料理に想像を膨らませてバスに揺られていると、見えてきた!ピラミッド!!

街中から見える
エジプトへ来た!って思わせてくれるピラミッド、存在感ある

大きいので遠くからでも見える。飛行機から2,000m以上の上空からも見えた。

ピラミッドの見えるレストランでエジプト料理を味わう!

ギザ市内のレストラン、店内からピラミッドが見える。
今まで国内外で色々な料理を食べてきたけれど、今回は人生初のエジプト料理。

エジプトらしい店構え
広い店内。パンが飾ってある。
窓からピラミッドが見える!毎日眺めながら過ごすってすごいなぁ…

エジプト料理
前菜、パンのお供
・ババガヌーシュ(ババガンヌージュ):焼きナスのペースト
・ホンモス:ひよこ豆のペースト
・タヒーナ:白ゴマのペースト
・赤ビーツとりんごのサラダ
素朴な丸パン、見た目は日本のバターロールのような感じだけど、モチッとしてキメが細かい生地、予想に反してすごい美味しかった。

ナスのペースト「ババガヌーシュ」、ザクロがのってる
奥がひよこ豆のペースト「ホンモス」、手前がビーツとリンゴのサラダ(ビーツが甘く煮てある!)
左が白ゴマペースト「タヒーナ」、右が焼きナスペーストにザクロ添え

メインはエジプトの定番料理 コフタ
エジプトの肉料理「コフタ」。串焼きのスパイスを効かせた牛肉ハンバーグという感じ(シリアなどでは同じものをケバーブと呼ぶ)。少々ワイルドな?風味、肉の味が牛というより獣っぽい?というか…何肉だったんだろう…?
三角フライは「サンブーサ」というものらしい、サモサのエジプト版という感じ。中はひき肉の詰め物。あとはフライドポテトとライス。

ボリュームたっぷり!

デザートも付いてくる。手前はバスブーサというセモリナ粉で作る生地にたっぷりシロップを染み込ませる。このお菓子はアテネにもあったので、エーゲ海周辺の国や中東では同じようなお菓子なのも興味深い。
あとは揚げパイと西洋風?のケーキ。

甘さ強めのエジプト菓子

レストランの奥にはディナービュッフェが。デザートが美しかったので盗み撮り!

食事が終わる頃に日が沈み黄昏色の空。レストランの外に出ると通りには警察車両。銃を担いだ警察官もいたけど、事件ではなく日常の風景。

夕食後、ギザ市内のホテルへ。

エジプトの食糧生産が気になって個人的メモ。2016年の統計では小麦が米の2倍弱生産されているけど米の生産量も意外と多い。トマトが料理によく使われるらしい。意外。ナイル川の下流、肥沃なデルタ地帯で繁栄してきたエジプト、豊かな食糧生産は今も変わらず、の様子。

エジプトでは、2016年に小麦934万トン、メイズ(トウモロコシ)717万トン、コメ530万トンが生産された(表2参照)。エジプトの家庭でほぼ毎日、料理に使われるトマトは732万トンだった。トマト、キュウリ、ナスなどの野菜はエジプト各地の気温差を利用して通年で生産され、冬は小麦、タマネギ、豆類、夏はコメ、トウモロコシ、サトウキビ、ジャガイモ、綿花が生産される。果実の中では、オレンジの生産量が最大で、そのほかにブドウ、スイカ、マンゴー、イチゴ、ザクロなどが生産される。オクラ、モロヘイヤは生産量は少ないものの、エジプトが原産だ。デーツ(ナツメヤシの実)は154万トン生産されており、FAOによれば、エジプトは世界最大のデーツ生産国である。

JETRO   日本貿易振興機構 WEBサイトより

次はカイロのホテル!
【#03 エジプトの旅note】 ギザの四つ星ホテル  アマランテ ピラミッド


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