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【#04 ギリシャの旅note】 エーゲ海の小島を巡る1dayクルーズ! イドラ島・ポロス島・エギナ島

アテネのピレウス港でクルーズ船に乗船、エーゲ海の三つの島、イドラ島、ポロス島、エギナ島を日帰りで巡る船の旅です。
今回のツアーに組み込まれたものでしたが、アテネの会社が催行しているツアーなので、1dayクルーズを個人旅で予約・参加することも可能です。

1dayクルーズの行程

7:00  ホテル出発
8:00  ピレウス港を出航
11:10  イドラ島 着(1時間半 滞在)
12:50  イドラ島 出航
13:00頃  船内でランチ(ビュッフェ)
14:00  ポロス島 着(45分 滞在)
15:00前  ポロス島 出航
16:30  エドラ島 着(1時間半 滞在)
   →船内オプショナルツアーあり。
17:30頃  エドラ島 出航
20:00前  ピレウス港 着
※ 日により天候により前後すると思いますが、行った時のタイムスケジュールはこんな感じでした。

ピレウス港→イドラ島→ポロス島→エドラ島→ピレウス港


朝日を浴びてピレウス港から出航

8:00の出航に合わせ、早めにホテルを出発。移動のバスがカッコよかった!
シルバー1色のボディ、初めて見た。

会社名やアテネとかも入れない無地のデザイン
ピレウス港、朝の凪の時間、静かなマリーナ
朝日が眩しかった

ピレウス港に着くと大きなクルーズ船が停泊。世界各国からの観光客が乗り合わせます。

8時過ぎ、快晴の青空と朝日の中を出航。波も静かで穏やかな航海。クルーズ船は3階建てで、1階がレストラン、2階がVIP席とミニショップ、3階がデッキ、指定席はなく船内を回遊しながら思い思いの席で海や島を眺めて過ごします。

デッキで朝日を見ながらの出航
海の色が青い!白壁の家が並ぶ街並みが美しい

ひとつ目の島、イドラ島に行くまでの2時間半、船内でゆったり。この間に、三つ目の島、エドラ島のオプショナルツアーの参加の案内があるので予約します。
クルーズ船にはスタッフとして、アテネ在住の日本人女性(ヒロミさん、だったかしら?失念…ごめんなさい)がいらっしゃいます。日本語の案内はやっぱり有難い。

* エドラ島のオプショナルツアー
    バスに乗ってアフェア神殿、アイオス・ネクタリオス修道院の2箇所を観光。
 船内で申し込む。
 ツアー料金:大人€28、学生€21
→アフェア神殿はタクシーで行くと€30以上と聞いていたので、ツアーの方が断然お得、船に乗り遅れる心配も無くオススメ。
→お支払いはクレジットカードもOK!

ひとつ目の島、イドラ島

静かに港に入り停泊
島を降りる時に出航の時間が表示される

最初の島、イドラ島は人口2,500人程でゆったりした時間の流れる島。一般の車両は禁止のため、荷運びにロバや馬が活躍している。温暖な気候でオリーブの名産地。港には荷運びの馬がお出迎え。

一般車は入れないため、荷持つや人を運ぶのは馬かロバ

港から島の内陸へ通じる小道を散策。民家の路地を通って丘の上へ。

石畳の路地をてくてく…
温暖な気候で花が満開
青い空を見ながらの細い路地、白壁が心地いい
白壁と青いドア、ギリシャの街の色
石畳に蹄の音が響く、車が無いことが当たり前の日常ってすごい
抜けるような空、丘の上へ
海や街並みを見渡せる緩やかな丘へ
いちじくが実をつけてる
4月だけど、熟れはじめてる!
港を見下ろすと停泊中のクルーズ船、海が綺麗!

1時間ほど散策して港へ戻る。地図を持たずに丘の上まで行って少し冒険気分を味わえた。港にはレストランやショップ、小さなマーケット、見てるだけで楽しい。

黒猫がお出迎え
センスの良いベーカリー&スイーツショップ
小さい島だけど、ここのベーカリースイーツは美しく、お店のセンスも抜群!ショーケース上の山形の透明ケースの中はハルヴァ。原料は地域によって異なるけど、大抵は胡麻ペーストと油脂、砂糖でソフトに固めたもの。ここのショップには色々なフレーバーがあった。
パンの種類も豊富!アテネ市内にもこのセンスを超えるベーカリー&スイーツ店は見つからなかった…

港のすぐそばのベーカリー&スイーツ店のセンスが良く、ケーキもパンも美しい顔をしていた!船内でのランチビュッフェの前なので買わなかったけど、後のアテネ市内散策でもこの店を超えるベーカリー店もスイーツ店も見つからなかった!一期一会のお店、買っておけばよかった〜…
港には他にも小さなマーケットがあって袋詰めのオリーブ(250g)が€2.4、アテネ市内だと€3、プラカ地区のお土産ショップだと€3.5、島の価格が一番安いという意外な事実が後で発覚。そして船に戻って再び出航。


ふたつ目の島、ポロス島へ

イドラ島を出航後に船内でランチタイム。席は自由、ランチ会場が船の前方と後方の2箇所あって、ツアーごと(または国籍ごと)にまとめられる。

パン、前菜、ピラフ、パスタ、チキンの煮込み、魚の煮込み、デザート
センスない盛り方で映えないけど…味付けはどれも美味しかった!

ランチが終わる頃にポロス島へ到着。海の色が碧い!透明度も高くて本当にきれい。港から土産物の間の階段を登り、丘の上の時計台を目指して階段を登っていきます。

ポロス島の港、街並みがかわいい
丘を登って港を見下ろすと停泊中のクルーズ船
丘の上に建つ時計台
時計台の裏手に教会と、その向こうに反対側の海が見える
同じ敷地内にもう一つの教会
高台に立つお屋敷。毎日この景色を眺めて暮らすって素敵すぎる!そんなお屋敷の横を通って港へ
空を見上げると眩しい、ギリシャの国旗が青空に映える

みっつ目の島、エギナ島とアフェア神殿

三つの島の中で一番大きな島、エギナ島。アイギナ島(Aegina)とも呼ばれる島は、南北の距離が約10km、東西の距離 約15km、温暖でアーモンドやオリーブ、イチジクの栽培が盛ん、特にピスタチオが名産品で島の至る所に低木のピスタチオの木が植えられています。

バスの窓越しに撮ったので微妙な色…

バスに揺られて20分ほど、ついにアフェア神殿(アファイア神殿)!  パルテノン神殿と並ぶ美しい神殿、紀元前6世紀〜5世紀にかけて建造された古代ギリシャ神殿の中で一番保存状態の良い遺跡。間近に見ると圧倒される。パルテノン神殿のような巨大さはないけれど、静かで厳かな空気に包まていて、訪れる観光客も少なく心置きなく集中して鑑賞できた。
氣付いたら、この神殿だけで何十枚も撮っていた…

丘の頂上まで斜面を歩き、神殿を見上げる
ドリス式の石柱が聳えている
横からの姿も美しい
紀元前の完成した当初はどんな姿だったのだろう…
太陽が西に傾き、東側の正面に差し込む
朝日の昇る東に神殿入り口と、夕刻の西に傾く太陽
どの角度から写しても美しい
東の入り口と反対側、西面
斜め方向も撮ってみる
完成した当初の様子を図で再現
海の向こうにアテネの街が見える
神殿は丘の上から静かに海とアテネの街を見守っている
ずっと見ていたい氣持ちを抑え、後ろ髪引かれる想いで神殿を後にする
半分ほど食べてから撮るという…ピスタチオジェラート。神殿の下に土産物店があり、エギナ島の名産品のピスタチオやお菓子が販売されている

バスに乗って、もう一つの名所、アイオス・ネクタリオス修道院へ。ギリシャ正教の聖ネクタリオスが祀られた修道院。少し変わった造りの建物。

修道院の奥に棺があって、耳を澄ませて音が鳴ると幸運が訪れる、という言い伝えがあり、ツアーの人々が棺を囲んで耳を近づけていた。
修道院を後にしてバスに乗り再び船へ。
出航とともにショーが始まった。男性2名の伝統的なダンス。乗客を交えて盛り上がっていた。

日が沈む頃にピレウス港へ。三つの島巡り、想い出がいっぱい詰め込まれたクルーズが終わり、黄昏色の空を見ながら下船。それぞれの島を結構歩いて疲労感に包まれたままバスに揺られてアテネ市内へ。
街の明かりが灯るプラカ地区を歩いてレストランへ。テラス席で魚介料理の夕食。

日が暮れて灯りが灯る、静かな路地
タコのフライ。タコを食べる食文化があるとは…! レモンをかけて爽やか風味で美味しい
細長いライスを添えた白身魚のムニエル。外はカリカリ、中はふっくらで美味しかった。オリーブオイルがたっぷり過ぎるけど。笑

濃厚すぎる1日だった。エーゲ海クルーズは充実の内容、三つの島、それぞれが違った雰囲気で、どの島も楽しめて、ランチビュッフェつき、デッキで海を眺めて船旅を楽しめる。もしアテネで1日お時間ある方はぜひ。


1dayクルーズツアー/日本で申し込めるサイトを2つ


* ST WORLDさんのサイト/ツアー料金€155.00〜


HISさんのサイト/27,540円〜(€160.00〜)



次は再びアクロポリスへ!
【#05 ギリシャの旅note】 アテネの街歩きと夕焼けのアクロポリスの丘へ


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