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【#02 ギリシャの旅note】 アテネの街とアクロポリス

アテネ滞在中はとにかく快晴、どこを撮っても抜けるような青空でした。気温は少し高めで日中は25〜28度、少し暑くて半袖ですが、夕方になると気温が落ちて15〜18度くらい。薄い上着を羽織る感じでした。
パルテノン神殿のあるアクロポリスは風や太陽を遮るものがなく、時には砂埃が舞うほどの強風、直射日光の照り返しがきついので要注意です。

アテネの街へ

ツアーなので空港から市内へバス移動、自分で調べなくて良いので楽チンですが、『アテネ国際空港 (エレフテリオス ヴェニゼロス国際空港/ATH)』から個人旅行で市内へのアクセスは地下鉄かバスになります。
ツアーバスは高速道路を通って市内へ入ると道路は渋滞中。…アテネ市内は通勤時間帯から日中は常に渋滞とのこと。アテネ市内へ入る車の台数制限をしていて、曜日によって車のナンバーの末の数字が奇数か偶数かで制限しているそうですが、家族で複数台所有しているので現状は変わらないとのこと。
美しい街をゆっくりバスの車窓から眺められるので、観光客には苦にならないですが、市民の方は大変ですよね…^^;

レストランやお土産屋さんが軒を連ねる繁華街、プラカ地区

アテネの始まりはプラカ地区から。アクロポリスを見上げる繁華街、色々なショップが並んでいます。

路地の向こうにハドリアヌスの門、アテネの街中に遺跡が点在
ハドリアヌスの門の前は信号のない大通り、集団で車が居ない間に渡ります!!
ゼウス神殿が遠くに…(柵の外側から撮影)
ハドリアヌスの門、敷地内は公園
国会議事堂、時間になると衛兵さんの交代式があります
スタジアム!2004年のオリンピック、アテネ大会で野口みずきさんがゴールした競技場
スタジアム、遠景
アテネ市内の住宅街

初めてのアテネ市内は政府機関あり、繁華街あり、その中に遺跡群があり…様々なものがギュッと凝縮されたような街でした。初夏の陽気で、レストランはテラス席が人気、ビールを飲みながら食事を楽しむ人々で賑わっていました。
アテネ市内からアクロポリス(パルテノン神殿)がどこからでも見えるようにと、建造物は8階以下にするという規則があるそうです。

いよいよアクロポリスの丘、パルテノン神殿へ!

小高い丘の上(海抜156m)に建てられた古代都市、アクロポリス(アクロは高い、ポリスは都市)。丘を一周するように石畳の道が敷かれています。
丘を上っていくのですが、割と急斜面で息切れします…

オリーブの木が植えられた斜面を見ながら、石畳の道を歩いて上ります。結構な上り坂…
アクロポリス西側の入り口

チケット売り場と入り口はアクロポリスの東と西に一箇所ずつ。
アクロポリス1箇所の入場券は€20(夏季料金)。5日間有効の アテネ市内の遺跡へ入場できる共通券は€30。アクロポリス以外は€8〜10なので、3箇所以上 観る方は共通兼がお得です。
共通券は1箇所1回のみ!アクロポリスに何度も入場したいところですが、共通券でも1回しか入場できないようです。
初日は西の入り口から入りました。丘の上の方から入る形で、あまり歩かずにパルテノン神殿へ行けます。東の方の入り口は丘の下の方になり、色々な遺跡を見ながら上っていく感じで、こちらの入り口もオススメです。
入場したのは16時頃。4月ですが日が長く、日没は20時なので太陽が高いです。

イロド・アティコス音楽堂
イロド・アティコス音楽堂
イロド・アティコス音楽堂

入り口から入り上っていくと最初にイロド・アティコス音楽堂が見えます。斜面を上りながら観るので、段々と見晴らしが良くなっていきます。綺麗に修復されていて、時折コンサートや劇などのイベントが行われるそうです。

さらに上へ登っていいきます。ずっと石畳…
振り向くとアテネ市内が一望!
ようやくアクロポリスの入り口!プロピュライア(前門)
見晴らしが良いです

大理石でできた階段がとても美しいですが、表面がツルツルで滑りやすいです!ゴム底の靴がオススメ。

アクロポリスの入り口、プロピュライア(前門)

何もかも見上げるサイズ、壮大で壮観、そして美しいです!

プロピュライア(前門)、圧巻です
パルテノン神殿!

大きな門を通り抜けて、ようやく見上げる位置にパルテノン神殿が見えてきます。長年 夢見てきた神殿、「ついに来た〜!」感動の瞬間。

とにかく大きい!画面に入りきらない!

圧巻のドーリア式の柱。崩れた石材が下に積まれたまま。

正面と反対側の位置が美しい姿
上部には美しい彫刻が破壊されていなかったら…
長期修復中。いつ終わるのか?…修復してる人がいなかったけど、夜間に作業してるのだろうか…?
足場の景観が…。朽ちたままの展示で良いのでは?と個人的感想です。。。

紀元前432年に完成した神殿。幾度もの戦争の歴史があり、17世紀頃にギリシャを支配していたオスマン帝国がパルテノン神殿に火薬を貯蔵、その火薬を攻撃されて神殿が破壊されたとのガイドさんの説明。古くて朽ちたのではなく、戦争で破壊されたとのことで、悲しいですね…涙

パルテノン神殿の向かいにあるエクレティオン

パルテノン神殿と向かい合って建つエレクティオンという建造物。紀元前407年に完成したイオニア式の代表的な神殿。
カリアティードと呼ばれる6体の乙女の柱像、美しい乙女を象ったものですが、全てレプリカ。5体は近くの新アクロポリス美術館に、1体は大英博物館に。レプリカでも乙女像と神殿の美しさが十分に伝わってきます。

カリアティードと呼ばれる6体の乙女の柱像、みんな姿、形が異なる手の込んだ彫刻
パルテノン神殿とは対照的な繊細で美しい神殿、エレクティオン
入り口から入って一番奥にある展望台

この日はとても風が強く、ギリシャ国旗が綺麗に真横にたなびいていました。展望台からはアテネの街が一望できます。

展望台から観るアテネの街並み
再びプロピュライア(前門)へ
アテナ・ニケ神殿

前問の先にある小さな神殿がアテナ・ニケ神殿。神殿には入れないけど見晴らし良さそう。戦争で破壊され長い間放置されていたものを修復。

左の壁がブーレの門
遠くに見えるデュオニソス劇場
アクロポリスを出ると石畳の通りへ

 アクロポリスのチケット売り場と入り口は東西に1箇所ずつあります。東側チケット売り場はギリシャ政府観光局のすぐ近く、地下鉄のアクロポリ駅から徒歩5分くらいです。

見にくい地図ですが、初日の今回は左側の「西側のチケット売り場」の入り口から入りました

パルテノン神殿が見えるレストランの夕食

ツアーに組み込まれているレストラン、パルテノン神殿を見ながらという設定が嬉しい。日が長いので19時でも明るい。夜は神殿がライトアップされるのですが、4月だと夕焼けに照らされる姿^^

どこから見ても美しい

チーズスライスとバルサミコをかけたサラダと、チーズのサガナキの蜂蜜がけ。ギリシャで一般的な前菜料理とのこと。蜂蜜がたっぷりすぎてデザートか?と思うくらい甘いけど美味しい!蜂蜜と胡椒が合う!

チーズのサガナキ、たっぷりの蜂蜜と胡椒

メイン料理のムサカ。ナスなどの野菜を敷き詰めて、挽肉を重ね、マッシュポテトとチーズを重ねて焼いたタイプ。ジャガイモのラザニア的なものもあるらしい。アレンジの幅が広くて自宅でも作れそう^^
ただ、「カロリーが高いわよ」とガイドさんの一言・・・

ボリュームたっぷりのムサカ(映えないビジュアルだけど)
シロップをたっぷり染み込ませたギリシャのお菓子、ラヴァニ

デザートはラヴァニ。セモリナ粉で作ったカステラのような生地にシロップを染み込ませた甘いケーキのこと。見た目はシンプルだけど、もっちりずっしり、食べ応えのあるお菓子です。ヘビーな料理の後にはtoo muchだけど、洋酒がほんのり効いたシロップがたっぷり染みてて美味しかった!

ホテルへ向かう帰り道

夕陽に映えるアクロポリスの丘を見ながら、坂道を下る。
再びバスに乗り、スタジアムなど見ながら市内を通ってホテルへ。

夕日に映えるスタジアム
ホテル前の大通り

日が落ちて灯りがともる街並み。夜も快晴でした。
成田空港を出発して30時間以上…機内泊からそのままアクロポリス観光で日が長く感じる。アテネ初日、バスタブで熱めのお湯に浸かってから爆睡でした。

次回はホテルのお話しです。
【#03 ギリシャの旅note】 アテネの四つ星ホテル、ザフォリア


ギリシャとエジプトの旅
後半のエジプトもマガジンにいたしました。よろしければご参照くださいませ〜


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