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【#05 エジプトの旅note】 サッカラの階段ピラミッド、王女 埋葬室の壁画

メンフィス博物館からバスに乗り、少し北上してサッカラへ。カイロ上空の機内からでもハッキリ見えた階段ピラミッド、人の手で造られたと思うとスゴイことだ。

サッカラへ

バス移動の車窓から街並みを見る。

屋台の果物屋さん、あまりに綺麗に陳列されてたので、思わず撮ってしまった…
黄色い看板の下部に「アクナトン カーペットスクール」と日本語で書いてある。手織りカーペットの職人養成学校とのこと。日本も支援しているらしい
階段ピラミッドが見えてきた!
ユニークな形
下部が崩れているけど6段のピラミッド
ピラミッド内部、地下へ入ることができる!
入れる!…と思ったら、『追加料金が必要』的なニュアンス(アラビア語で分からない)で入れてくれない。管理者の雰囲気は感じしないんだけどなぁ^^;    見てみたかった…

階段ピラミッドって、地震で崩れて修復したのですね…古代エジプト人が造るのも大変だけど、重機があっても石積みの修復は大変すぎる。
ガイドさんのお話しがうろ覚えなんですが、当初の完成は4段だったけど、塀を作ったら外から見えなくなって6段にした、という説。検索したけど出てこない…ご存知の方がいらっしゃいましたら、お教えくださいませ。。。

階段ピラミッドは約4650年前、古代エジプトのジョセル王の墓として建造。有名なギザの三大ピラミッドより約100年古く、高さは約60メートルとやや小規模。6重の階段状の独特な形状で知られる。
地元メディアによると、経年の劣化に加え、1990年代などの地震で一部が崩れた。2006年から修復作業が始まったが、予算の問題などから10年に中断。11年の革命後は内政が混乱し、再開が遅れていた。

出典:日経新聞
労働者の街、土レンガ(日干しレンガ)で家を作ってあって石に比べて内部は涼しかったらしい。ワインや肉、パンなどが見つかっていて、対価を得て仕事としてピラミッドを造っていた。ピラミッドを造ると天国への鍵がもらえる、栄誉ある仕事、という認識もあったらしい(ガイドさんのお話し)
数多くの埋葬室がある。現在も発掘が進められているのだそう

王女の埋葬室へ

Tomb of Seshseshet Idut Princess/王女の埋葬室
Tomb of Seshseshet Idut Princess/王女の埋葬室、壁の厚み、上部の何層も重ねた造りが素晴らしい…
王女の埋葬室の中へ…壁画が鮮やかに残っている
滑らかな石の表面、彫刻の壁画が見事!本当に美しい。漁の様子。お魚が素敵すぎる〜
正面から。上の写真の斜めから見た方がレリーフ感が綺麗に見える…
狩猟の様子、肉にする作業も細かく描かれている…
上の写真のモリを射る人を拡大、下部のカバや魚の表現もお見事!
牛が・・・細分までリアルに描かれている…

壁画に描かれた狩猟や漁の様子は当時の風景を描いた記録であり、同時に天国で墓の主が食べ物に困らないようにと描かれたものでもあるらしい。
写真で見たことはあったけど、実物がここまで精巧に美しく掘ってあったことに感動。4000年以上前の暮らしや想いがリアルに伝わってくる感じ。石を削って磨いて彩色、しかも埋葬室の広い壁一面に。
芸術というよりも、命や人生かけて仕事していたのだろうな…。

考古学を専攻していたガイドさん、遺跡の説明がよどみない。どんな質問にも倍返しで答えが返ってくる
崩れて失敗したピラミッド。試行錯誤して現存している大きなピラミッドがあるのですね〜…
サッカラのピラミッドエリアの入り口。警備員(警察?)が監視
「なぁに?」と言っているような…お昼寝してたわんこ

サッカラのピラミッド群、ゆっくり観ることができた。王女の埋葬室の壁画が強く印象に残った。

昼食を挟んで、午後はいよいよギザのピラミッドへ!
【#06 エジプトの旅note】 ギザのピラミッドと、スフィンクスのハプニング


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