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世界の「女性×てしごと」を訪ねてVol.3~生まれた村で幸せに働く/タイ・ルーイ県~

生まれた村で幸せに働けるように

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女性×てしごとを訪ねる旅。第3弾はタイ北部ルーイ県です。
バンコクからノックエアで北へ1時間ほど。ルーイ空港から車でさらに1時間。そこには、心安らぐ農村風景が広がっていました。

バンコクでコットンアパレルブランドを立ち上げたFolkcharmパサウィーさんとともに作り手の村を訪ねたのは、3年前のこと。

タイ東北の農村部では、自給自足はできるものの、賃金を得られる仕事が少ないため貨幣経済から取り残された女性たちが多く暮らしています。賃金を得るために子どもを祖父母に預け、バンコクへ出稼ぎに行く両親も少なくなくありません。

都会育ちのパサウィーさんは、ゆったりとした人間らしい農村の暮らしに魅了され、生まれた村で女性たちが暮らしていけるように、伝統的に機織りを行っていた農村コミュニティとともに、活動を始めました。

▼無農薬栽培のコットンを手紬ぎで糸に。
機織り機で生地を織り、みんなで検品します。

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バンコクの女性にもはたらきがいを

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村で織られた生地をバンコクに持ち帰り、縫製はバンコクで。縫製工場で働いていた女性、仕立て屋を営んでいた女性などに縫製を委託しています。ブラウス、パンツを縫製する女性、パターンを起こし、少し難易度の高い洋服を縫製する女性、バッグや雑貨をつくる女性、、、それぞれの強みを活かし、委託していました。

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100%自然由来の優しいアパレル

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100%ナチュラルなコットン、そして手紬ぎ手織りの生地は機械織のように目が細かくつまっていないので通気性がよく、日本の暑い夏にも大活躍してくれます。

3年前に購入したこのブラウスは今も夏になると着ています。村のお母さんたち、バンコクのお母さんたちのいきがいが詰まったお洋服に心から幸せを感じながら。


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