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英国&ちょこっとパリ 新婚合宿日記 vol.3

これは2007年の旅の記録です。
(詳しくは 記事 Vol.1 の冒頭をお読みください。Vol.2はこちらからどうぞ)
旅行情報ではなく、ただの回想録として読んでいただけたら嬉しいです。



さて、おなかいっぱいになり、私が日本で雑誌をチェックしていて行きたかった手芸屋さんと、セントポール大聖堂に行こう!と歩き出した私たち。

たまたま「tkts(チケッツ)」の前を通り掛りました。


細い小窓が窓口です



「チケッツ」とは、ミュージカルの当日券を安く入手できる公認のお店です。

「一応、どんなのがあるかみてみようか」


すると大大大好きな「メリーポピンズ」のチケットがありました。

いくらかな…?

「えっ?…半額?!」


ラッキーすぎる…!!

「えーと開演は…」

「えっ!?あと40分後?!」


13時50分にチケットを購入し、40分後の14時30分には開演です。


予定変更っ!


いそげっ!!


プリンスエドワードシアター


本場のミュージカル鑑賞は予定になかったので、ワクワクです!

1930年開館のプリンスエドワードシアターは、外観も内装も美しく、それだけでも見応えがありました。
席は前の方でしたが、観やすかったです。
オーケストラピットからの生演奏や、
大掛かりなセット、ダンスももちろん素晴らしく、大満足でした…!!

メリーポピンズは原作も大好きな私。
映画にはいないキャラクターも(大好きなロバートソン・アイとか…)も出ていて、感激でした…!ストーリーを知ってるので、英語でも大体わかったし。

意地悪なキャラクターを演じた役者さんに、カーテンコールのときに(ジョークで)ブーイングが起きたのが面白かったです。

でも一番驚いたのは…

開演前の客席の通路に、小さな女の子が腹ばいになり、
美しい赤い絨毯の敷かれた床で、アイスをこねこねしてたことでした…!!


なぜ…?!



某月某日


この日は朝から快晴!
ちなみにダンナは、超晴れ男。
雨の多いはずのロンドン、旅行中はほぼ快晴でした。

青空に白がまぶしい、セントポール大聖堂



セントポール大聖堂にやってきました。

セントポール大聖堂は、童話、メリーポピンズにも登場します。
入り口の階段で鳩の餌を売っている「鳥のおばさん」が出てくるので、階段はなんとしても見たい!と思っていました。

「鳥のおばさん」はいなかったので、代わりに私が
「えさはいかが、一袋2ペンス!」とつぶやいてみた


現在の建物は604年に立てられた初代から数えて4代目だそうです。
ダイアナ元妃の結婚式がとりおこなわれたそう。
中は撮影禁止でしたが(私が行った2007年当時)、見上げると高い天井にはフレスコ画が描かれ、息をのむほどの美しさでした。

床のタイルの市松模様も美しく、これだけのものを作り出す芸術性の高さに、ただただ脱帽です。


細かい彫刻…!!


ガイドブックを見ると、てっぺんまで階段があり、のぼれるれるとのこと。

わあ!行ってみたい!


トライしたのですが、細い螺旋階段を400段以上…!

古城のような石造りの階段だったので、歩きづらくて結構きつい…


急…!!



ゼイゼイ…!!


ついにてっぺんへ!!

けれどもそのかいがあり、素晴らしい眺めでした!!


ロンドンアイ(観覧車)も見えます


ちょっと変わった写真を撮ってみたくて、柵越しに。



広場も美しい


さて、再び狭い石造りの階段を、膝をガクガクいわせながら降りた私たち。


次は「シェイクスピア・グローブ座」を目指すことにしました。


セントポール大聖堂からグローブ座は近く、テムズ川にかかる橋「ミレニアムブリッジ」を歩いて渡ります。

映画「ハリーポッターと謎のプリンス」の中では、ぐにゃぐにゃに破壊されていましたが、
それはまた先の話…。(これは2007年の写真)


茅葺き屋根の「シェイクスピアグローブ座」


シェイクスピアが活躍した時代の野外劇場を再現しているそう。(こちらの建物は1997年開業)
中をめぐるガイドツアーがあり、私達も参加しました。

しかし、ガイドさんは早口の英語…。

さっぱり分からず…。(日本語のガイドブックはありました)

とても美しい劇場

上のほうの席からは、転げ落ちそうに感じました…!!

お芝居も観てみたかった


その後、お土産屋さんで、シェイクスピアの顔がプリントされた缶入りミンツと、建物の形のマグネットなどを買い、大満足で出てきた私たち。

「見ごたえあったね~」

などと話していると、ふいにダンナが言いました。


「あれ…?!地図がない…!!」

ダンナがおしりのポケットに入れていた、小さなロンドンマップがない…!!

スマホなんてない時代。
日本語の地図は、なくしたら困る…!旅はまだ、始まったばかりなのに…。
ちょっと、なんでおしりのポケットなんかに……。

館内に戻らなけれは探せないのですが、もう出てきてしまいました。


仕方がないので入り口に戻り、インフォメーションの係員にダンナが話しかけました。

「えくすきゅーずみー。ロンドンマップ、ボロッ!ボロッ!!」


ダンナは、自分のGパンのお尻を指差して、大きくジェスチャーをしました。
係の人は当然、怪訝そうな顔…。


あーあ、そういえば英語、できないんだった…。




その人にしてみたら、怪しい男性がいきなりお尻を指差しながら

「ボロッ!ボロッ!」

とか言ってきて、

「なに?おしりがもげた?!…は?」


…という感じですよね…。本当にすみません。

けれどもその後も単語を並べ…。
すると何とか通じるもので、ウォーキングツアーで回った客席に入れてもらえました。

もう一度入りたくて、ズルしてる人に思われたらどうしよう…
ハラハラしてしまう小心者の私。

「えーと…さっき行った客席は確かこの辺…」

座席の下を見てみると…


「あ!!あった!!」


よかったぁ!!!


すぐにみつけることができました!


「センキュー!センキュー!」


笑顔でロンドンマップをひらひら見せ、係員にお礼を言うと、私たちはグローブ座を後にしました。

ありがとうございました…!!



さて、無事に戻ってきたロンドンマップを携えて、私たちが次に向かったのは…。

私がこの旅で、一番行きたかった場所。
ロンドンといえばこの人!という人物のゆかりの建物でしたが…。

それはまた、次回にしますね。


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