英国&ちょこっとパリ 新婚合宿日記 vol.3
さて、おなかいっぱいになり、私が日本で雑誌をチェックしていて行きたかった手芸屋さんと、セントポール大聖堂に行こう!と歩き出した私たち。
たまたま「tkts(チケッツ)」の前を通り掛りました。
「チケッツ」とは、ミュージカルの当日券を安く入手できる公認のお店です。
「一応、どんなのがあるかみてみようか」
すると大大大好きな「メリーポピンズ」のチケットがありました。
いくらかな…?
「えっ?…半額?!」
ラッキーすぎる…!!
「えーと開演は…」
「えっ!?あと40分後?!」
13時50分にチケットを購入し、40分後の14時30分には開演です。
予定変更っ!
いそげっ!!
本場のミュージカル鑑賞は予定になかったので、ワクワクです!
1930年開館のプリンスエドワードシアターは、外観も内装も美しく、それだけでも見応えがありました。
席は前の方でしたが、観やすかったです。
オーケストラピットからの生演奏や、
大掛かりなセット、ダンスももちろん素晴らしく、大満足でした…!!
メリーポピンズは原作も大好きな私。
映画にはいないキャラクターも(大好きなロバートソン・アイとか…)も出ていて、感激でした…!ストーリーを知ってるので、英語でも大体わかったし。
意地悪なキャラクターを演じた役者さんに、カーテンコールのときに(ジョークで)ブーイングが起きたのが面白かったです。
でも一番驚いたのは…
開演前の客席の通路に、小さな女の子が腹ばいになり、
美しい赤い絨毯の敷かれた床で、アイスをこねこねしてたことでした…!!
なぜ…?!
某月某日
この日は朝から快晴!
ちなみにダンナは、超晴れ男。
雨の多いはずのロンドン、旅行中はほぼ快晴でした。
セントポール大聖堂にやってきました。
セントポール大聖堂は、童話、メリーポピンズにも登場します。
入り口の階段で鳩の餌を売っている「鳥のおばさん」が出てくるので、階段はなんとしても見たい!と思っていました。
現在の建物は604年に立てられた初代から数えて4代目だそうです。
ダイアナ元妃の結婚式がとりおこなわれたそう。
中は撮影禁止でしたが(私が行った2007年当時)、見上げると高い天井にはフレスコ画が描かれ、息をのむほどの美しさでした。
床のタイルの市松模様も美しく、これだけのものを作り出す芸術性の高さに、ただただ脱帽です。
ガイドブックを見ると、てっぺんまで階段があり、のぼれるれるとのこと。
わあ!行ってみたい!
トライしたのですが、細い螺旋階段を400段以上…!
古城のような石造りの階段だったので、歩きづらくて結構きつい…
ゼイゼイ…!!
ついにてっぺんへ!!
けれどもそのかいがあり、素晴らしい眺めでした!!
さて、再び狭い石造りの階段を、膝をガクガクいわせながら降りた私たち。
次は「シェイクスピア・グローブ座」を目指すことにしました。
セントポール大聖堂からグローブ座は近く、テムズ川にかかる橋「ミレニアムブリッジ」を歩いて渡ります。
シェイクスピアが活躍した時代の野外劇場を再現しているそう。(こちらの建物は1997年開業)
中をめぐるガイドツアーがあり、私達も参加しました。
しかし、ガイドさんは早口の英語…。
さっぱり分からず…。(日本語のガイドブックはありました)
上のほうの席からは、転げ落ちそうに感じました…!!
その後、お土産屋さんで、シェイクスピアの顔がプリントされた缶入りミンツと、建物の形のマグネットなどを買い、大満足で出てきた私たち。
「見ごたえあったね~」
などと話していると、ふいにダンナが言いました。
「あれ…?!地図がない…!!」
ダンナがおしりのポケットに入れていた、小さなロンドンマップがない…!!
スマホなんてない時代。
日本語の地図は、なくしたら困る…!旅はまだ、始まったばかりなのに…。
ちょっと、なんでおしりのポケットなんかに……。
館内に戻らなけれは探せないのですが、もう出てきてしまいました。
仕方がないので入り口に戻り、インフォメーションの係員にダンナが話しかけました。
「えくすきゅーずみー。ロンドンマップ、ボロッ!ボロッ!!」
ダンナは、自分のGパンのお尻を指差して、大きくジェスチャーをしました。
係の人は当然、怪訝そうな顔…。
あーあ、そういえば英語、できないんだった…。
その人にしてみたら、怪しい男性がいきなりお尻を指差しながら
「ボロッ!ボロッ!」
とか言ってきて、
「なに?おしりがもげた?!…は?」
…という感じですよね…。本当にすみません。
けれどもその後も単語を並べ…。
すると何とか通じるもので、ウォーキングツアーで回った客席に入れてもらえました。
もう一度入りたくて、ズルしてる人に思われたらどうしよう…
ハラハラしてしまう小心者の私。
「えーと…さっき行った客席は確かこの辺…」
座席の下を見てみると…
「あ!!あった!!」
よかったぁ!!!
すぐにみつけることができました!
「センキュー!センキュー!」
笑顔でロンドンマップをひらひら見せ、係員にお礼を言うと、私たちはグローブ座を後にしました。
ありがとうございました…!!
さて、無事に戻ってきたロンドンマップを携えて、私たちが次に向かったのは…。
私がこの旅で、一番行きたかった場所。
ロンドンといえばこの人!という人物のゆかりの建物でしたが…。
それはまた、次回にしますね。
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