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好物:天然自然  「あなたに届け物語」

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マガジン

  • 箸休め

    連載小説の息抜きに、気ままに文を書き下ろしています。文体もテーマも自由な随筆、エッセイの集まりです。あなた好みが見つかれば嬉しく思います。

  • 長編小説「頭上の愛」

    過去に連載致しました「頭上の愛」 長編小説です。 改稿には至っておりません故、価格を下げております。 「知と愛と藍の物語」。お手に取って頂けますと作者幸せです。どうぞよろしくお願い申し上げます。

  • 手紙小品

    「手紙」が好き。書くのが好き。貰うのも好き。手紙に纏わる些細な日常のお話を集めました。「小品」故、現実とフィクション入り混じっております。

  • 掌編、短編小説広場

    此処に集いし「物語」はジャンルの無い「掌編小説」と「短編小説」。広場の主は「いち」時々「黄色いくまと白いくま」。チケットは不要。全席自由席です。あなたに寄り添う物語をお届けしたい。いつでも気儘にお立ち寄り下さいませ。

  • 食の風景

    「食の風景」とは、食に纏わる美味しいお話から、料理のあれこれを、時に脱線しながら、思うままに腕を揮っては語っております。レシピは無いけれど、今日も美味しいご飯を一緒に食べませんか。

記事一覧

「山の達人」

四月の話だ JR柏原駅から鈴鹿山脈の一峰である、霊仙山へ登った。当初は醒ヶ井駅からの登山を…

いち
4日前
57

「たしかに春だった」

 靴には防水スプレーをその都度吹き付ける。元々撥水性を備えたトレッキングシューズだけど、…

いち
1か月前
70

手紙小品「ひとかけらの勇気 手のひらに花」

拝啓 今年最初のうぐいすは、雨の山の中で出会いました。いえ、姿なんて見えません、声だけ、…

いち
2か月前
55

掌編「シロクマはひとりぼっち」

 シロクマが目を覚ました時には、既に海岸から遠く離れていた。泳いで戻ろうと思えばそれも出…

いち
2か月前
59

食の風景「おせち2024」

 今年度が終わる前に、滑り込みで今年のお正月の食の風景、掲載させて頂きます。  私の「い…

いち
2か月前
75

「かこつけて桜餅」

 おつかいの序に、ふと思い立ち久し振りで和菓子屋へ寄った。街中で綻ぶ花の蕾や気の早い桜を…

いち
2か月前
72

「怠惰にミモザに花まるけ」

 先日登った山の麓に咲いていた、これは桜で合ってるだろうか。暖冬の二字に振り回された冬が…

いち
2か月前
99

「これが地球のエメラルドグリーン」

昨年9月下旬、長野県木曽郡大桑村の阿寺渓谷を歩いてきました。全ての道は次なる物語へと続く…

いち
4か月前
114

掌編「穴」

 人生に失敗はつきもので、だが然しそれが許される社会と、許されない社会があるのだ。私が…

いち
4か月前
55

「やさしさの欠片と師走の晴天」

      年の終わり、大掃除を大方終えて、文箱を少し検めていたら、去年の誕生日に貰った…

いち
5か月前
71

掌編「冬、時々 2023」

「くそう、変人佐伯めええ」  感情任せに投げ出したスマートフォンがソファに埋もれた。画面…

いち
5か月前
59
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「頭上の愛」 5(終)

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いち
6か月前
20
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「頭上の愛」 4

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6か月前
15
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「頭上の愛」 3

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6か月前
10
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「頭上の愛」 2

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いち
6か月前
8

「頭上の愛」 1

 少年の鼻から唄が零れる。ふふん、ふん、ふん、と軽快に出る。 「やーまをとーびー、たにを…

いち
6か月前
19

「山の達人」

四月の話だ JR柏原駅から鈴鹿山脈の一峰である、霊仙山へ登った。当初は醒ヶ井駅からの登山を…

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4日前
57

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1か月前
70

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2か月前
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2か月前
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「頭上の愛」 5(終)

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6か月前
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「頭上の愛」 4

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「頭上の愛」 3

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「頭上の愛」 2

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8

「頭上の愛」 1

 少年の鼻から唄が零れる。ふふん、ふん、ふん、と軽快に出る。 「やーまをとーびー、たにを…

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19