目指そうか…役に立つエッセイ
せっかく他人に公開する形でブログを書くなら、読む人の利益になるような内容にした方がいいと常々言われたものの、私がしていることはもっぱら自分が何を見て何を感じたかというのをつらつらと書いているだけだ。
なぜなら私には基本的にそれしかできない。
なぜか1200本以上書いてきたようだが、面白いことがあったり何もなかったり、元気だったり病んでいたり、死にたがっていたり(この内容は情けない話だけど母に怒られたりするので、最近控えている)。
思わぬ形で「元気をもらった」と声をかけていただくこともあったりで、とても嬉しい。
『栗日記:自殺直前編』を出した時はこの本について「読んだら死にたくなってきた」とブログに書いている人もいて、正直嬉しかったのであった。
私はどちらかというと爪痕を残したがるタイプらしい。
読んだら役に立つ文章がどこに転がっているのかは本当にわからない。
本でもTwitterでも、誰かのブログでも、どこにでもあると思う。
特に茂木健一郎さんの書いていたブログは読んでいて非常に学びが多かった。
オバケ的な存在についての記事とかが面白かった。
「そういうものを物理学の視点で合理的に代入することはちょっと無理だ」と断言。
これを読んで以降私はオバケ自体あんまり怖がれなくなってしまった。
吉本ばななさんのエッセイの中で、「私が体験してきた美しいものを文章にしようと思った」ということが最後にあり、そういう視点でもエッセイって書けるんだ…と感じた。
自分のうちに溜まったドロドロのものとか、周囲への恨み言、遺書めいた内容のものでなくて、もっと軽やかに生きることも、まあ理論上できなくはないはずだ。
含蓄のある文章を書くにはインプットが欠かせないとして、最近は読書から離れてしまっていた。
体が動かず読書しかできなかった頃は、一日一冊くらい読んだりもしたんだけども。
最近は森博嗣に挑戦して、挫折してを繰り返しています。
目指そうか…役に立つエッセイ。
新刊もよろしく〜♪
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