見出し画像

ハッピーエンドをこの目で見届けたい

いきなりですが、ご存知の方もいるでしょうけれど私はブログやエッセイ以外に物語創作をしています

今年の2/29に処女作「ぼくとマンソン」を投稿して早2ヶ月。はてなブログ「ちよ文庫」に掌編小説や短い話を投稿しております。

https://chiyo-1215.hatenablog.jp/


それからnoteの方にもいくつか投稿しておりまして。マガジン「空峯 千代のものがたり文庫」でササッとまとめていますが、基本的には不定期連載の形を取っています。

空峯 千代のものがたり文庫|空峯 千代 @EIOLExOm1xgvEPs #note https://note.com/soramine1026/m/m1a5b49ef96d9

正確な数はきちんと数えてはいませんが、この2ヶ月で私の世界を""物語""という手法でかなり形にできたのではないかな、と思います。
もちろんまだまだ書き足りないくらいなので。これからも筆を執ってたくさん創作します。ただ。

それはそれとして最近気にかかることがありまして。

そう。私ってもしかしたら幸せな話が書けないんじゃないの?

ってことです。

ハッピーエンドが書けない

初投稿「ぼくとマンソン」から始まり「1111」「タルトタタンの夢」「かえりたい」「天国と地獄」、そして最新作の「カラスは真っ白」。

読んでみればわかるのだけれどね。
全くと言っていいくらいに幸せに終わる話がない

「ハッピーエンド」をどう定義するかにもよる。
しかし、だ。それにしても全体としてあまりにも幸が薄すぎやしないか?
いい雰囲気で終わってるの「雨傘」くらいのもんよ。どの作品も何処か妙に寂しい。

それはなんで?答えは明白である。
私自身が幸せの味を知らない、もしくは忘れているからだ


思い返せば

私に関するnoteの記事を読んだ人なら知ってるでしょう。私はたくさんのつらい経験を重ねてきた

そりゃ人間生きていれば色々あるよ。
つらいことも大変なことも山ほどあるし道端を歩いてるだけで簡単にエンカウントする。

それにしたってじゃない?ってレベルでつらい目に遭い過ぎたという話
別に不幸自慢をしたい訳じゃないよ。必要な事だから書いている。

果たしてトラウマレベルの経験が自己の数箇所に刻み込まれた物書きがハッピーエンドの物語を書けると思うかい?
答えは「書けなくもないけど駄作になる」だ。

フィクションの物語にも多少はリアリティが必要になる。あからさまに甘過ぎるエンディングは私も趣味ではないしね。
けれどリアルな幸福がわからないと話に投影できない。想像だけでは限界があるのだから。

なんなら私がこの先の人生で幸せになるビジョンすら見えない。そりゃハッピーな話なんて書けるわけがないでしょう。

悲劇と喜劇

少しだけ与太話をさせてもらうとね。アメコミ映画の「JOKER」を知っているかな?

荒んだ街で母と暮らす主人公アーサーは数々の暴力を受け、攻撃され、何度も踏みにじられた。
けれど、全てを捨てて自由になった彼は""JOKER""として新たに生まれ変わるんだ。

あとね。コメディアンの彼は泣きたい時に笑ってしまう病気なんだ。これって私にすごく似てる。

私の人生を私自身が""悲劇""だと認めてしまえばオシマイだから。だから笑う。
私の不幸を""悲劇""にしないために、""喜劇""にするために笑い飛ばす
悲しい話を笑いながら話すのはあまり良くないし本気で怒られたのだけれどね。

それからこれも海外の作品なのだけれど「ハズビンホテル」は観たことある?
最近日本語吹き替え版が出て興奮しちゃったのだけれどクオリティが高くてかなりよかった。

よかったら観てみてよ。

どのキャラクターも個性的でクセが強いのだけれどお気に入りはアラスター。(サムネの左)
彼はラジオデーモンと呼ばれる恐ろしい悪魔なのだけれど、すこぶる魅力的。

ハズビンホテルのwikiにはアラスターについてこう書かれている。

常に満面な笑みをその顔に湛えており、一般的に紳士的且つ折り目正しい姿勢で他人と接する事が殆ど。笑顔の理由は彼曰く、笑顔こそ優越の象徴であり同時にそこに支配的な力があると信じているからで、怒りや困惑の表情を見せる者を弱いとみなすそう。

https://hazbinhotel.fandom.com/ja/wiki/Alastor

アラスターは地獄において""強者""だ
それは力を持っているからでもあるし、強者であろうとする姿勢からしてすでに強者なのだ。

私はずっと強く在りたいと願ってきたから。そのために努力してきた。
アラスターの考え方はそんな私にカチッとハマった。
だから悲しくてもつらくても胸が痛くて心が泣いている時は笑顔を作るようにしている

ね、素敵でしょ?

いつか叶えたい私の夢

ここまでこんなことを書いておいて可笑しいけれど、私には「大事な人達を全員登場させて皆にハッピーエンドを迎えさせる」という夢がある。

もうすでに何人かと約束しているから必ず達成する。出来ないことは言わない主義だからね。

ただずっと書いている通り、今書いたとしてもいい文章にはできない。
それでもいつかはハッピーエンドを書きたい。必ず書いてみせる。
そのために私は多少なり幸せの味を覚えようと思う


うつ病経験者から言うとごはんが美味しくて、ぐっすり眠れて、音楽に感動できて、人と楽しくお喋りできる時点でもう充分幸せだよ。
ただそれだけじゃ足りないからもう少し幸せに貪欲に行かせてもらう。物語のために。

今まで不幸だった出来事を上書きできるくらいにはたくさん幸せを積み重ねていこうと思う

例え、その幸せに他人が介入していたとして不幸に叩き落とされる覚悟で幸せになりに行く。もう傷つけられることには慣れているから。次もきっと大丈夫だ。

そして幸せな話を書けるようになったら、私の手で皆にハッピーエンドを迎えてもらいたい。
私自身が大事な人達の幸福の作り手であり観測者でありたいんだ
物語上だけの話であってもね。


きっと道のりはまだまだ遠いのだろうし簡単なことではないのだろうけれども、こんな私を応援してくれると嬉しいです。それではまた。

もしサポート投げてくれたらなんかいい感じのことに使います。