【詩】太陽と月
緩やかに絶望していく姿は惨めだろうか
誰かに愛されることがなかった僕は
君のいうことが理解できない
されるがままの体が熱くて
それでも虚無が襲ってくる
なにをされても僕は暗闇の中で踠く
もっともっと欲しいと
あめ玉を欲しがる子供のようになる
渇きは癒えず
またあの砂漠へ引き戻ってしまう
それが怖くて君を求めてしまう
ごめんよ本当はこんなことしたくない
求めて求められて
素直に愛し合うことができれば
どんなに幸福だろう
僕ばかりが片思いみたいに君を欲している
そんな僕を君はいつも包容してくれる
こんなことしたくはないんだ
本当はもっと優しくしたいんだ
いつか
いつの日か
君を優しく抱きしめることができる日がくるだろうか
それはいつだろうか
──愛してる
これだけは永遠に変わらない
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