水瀬そらまめ

東京都目黒区生まれ。猫・鳥好き。無欲に生きることを目標に。スタバのキャラメルマキアート…

水瀬そらまめ

東京都目黒区生まれ。猫・鳥好き。無欲に生きることを目標に。スタバのキャラメルマキアートは欠かさず。メインは日記ですが詩と小説も載せています。好きな作家は江國香織。気軽にコメント・フォローしてくださいね!

マガジン

  • 小説 呪いの王国と渾沌と暗闇の主

    オリジナル長編ダークファンタジー小説(完結済みにつき随時更新の予定)砦の王子と天使の魔法世界。全55話、約16万文字

  • エッセイ ポジティブ・ナイン

    映画、読書、執筆、日常のあれこれを綴っていきます。

  • 詩集 月光読書 弍

    何気なく思いついた詩を書いていきます。最初の月光読書はノベルデイズにあります。https://novel.daysneo.com/author/lunagon/

  • 小説 Lento con gran espressione

    ( レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ) ショパン ノクターン第20番 嬰ハ短調より着想した小説を連載します。

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自己紹介

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水瀬そらまめ
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一旦パソコンの前から離れてしまう期間が長くなると元に戻るのに時間がかかる。がしかし今日は起きてからすぐにパソコンで小説を書いた。公募ガイド社の江國香織さんが審査…

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寂しい時に聴こえてくる音楽は切なくて 愛を問いかけ 愛を知り 愛によって裏切られる 世界は荒廃するばかりなのか 気分次第で 人を許せず そして許し 君たちは前に進む …

水瀬そらまめ
2か月前
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パワハラで人生が変わった話

ちょっと憂鬱な話。でも自分にも覚えがあるという人もいるかもしれない。私は若い頃かなり強烈なパワハラで会社を辞めたことがある。まず最初にその上司とは最初良好な関係…

水瀬そらまめ
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自己紹介

自己紹介

自己紹介なんて中学生ぶりなんじゃないかと思う。
私は平凡で⋯⋯なんてことはなかったりする。
今は平凡な主婦といえばそうなんだけど投稿サイトで詩集書いたり、小説書いたりしているから、ちょっと変わった奥さんなんだと思う。
創作活動している人が変わってるって、どういうことって怒る人もいるかもしれないけれど、私自身が変わってる部類だと日々感じているからだ。

変わっている。確かに。
まずペンネームの水瀬そ

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小説 呪いの王国と渾沌と暗闇の主【プロローグ 盗人ベノム】

小説 呪いの王国と渾沌と暗闇の主【プロローグ 盗人ベノム】

 サンディコ寺院には、内戦終結から一年が経過した現在も政府の派遣した治安部隊約二十名が尚も居座り続けていた。

 美しいステンドグラスから差し込む光の先にあるものは聖なる場所というよりは、むしろどす黒く荒れ果てた流刑所のような有様で、治安部隊によって囚われた幾人かの囚人らが手や足に鎖をつけ部屋の方々に転がっていた。

 建物の中央には、ついしばらく前までは美しい理路整然とした正四角形の庭園があり聖

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町田そのこの52ヘルツのクジラたちを読み始めた。私はいわゆるサバイバーだからちょっときついかなと思っている。それでもこのあらすじには興味があるし実は自分でも書いてみたい題材だった。偉そうだけど先を越された感がある。自分なりに書いてみたい。夢だけど。

もっと幸福になりたいんです

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たまらなく何か文章を書きたくなる時がある。そういう時はこういう所でエッセイを書くことにしている。これは承認欲求の塊だからだろうか。文字を書きたくなる理由ははっきりわからない。まずキーボードに向かっている自分が好きだ。パソコンを開いて画面を見るのが楽しい。意味のある作業をしているんだと思える。無駄な一日を過ごしているわけじゃないんだと思える。そんな複数の理由だからだろうか。書いた文章を読み返して間違

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【詩】冷たい君の涙

【詩】冷たい君の涙

冷たい君の涙

本当に僕が好きなの

過去に戻って束ねた光

君は笑っていた

キスすれば

恥ずかしがって

俯いてたね

冷たい君の涙

本当に僕が好きなの

風船のように想いが

風に乗って飛んでいくよ

本当は心がもうここにないって

わかってる

わかってるけど

手放せない

ごめんね

臆病で

困った顔しないで

勇気が出たら

君を解放するよ

冷たい君の涙

わかっているよ

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「私は日本人です」

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まだハッキリ決まってないけど海外赴任になりそう。転勤は毎度のことなんだけど海外は久しぶり。意外と楽しみにしている自分がいる。不安もあるけどね。海外に住むと自分のアイデンティティーが完全に日本人なんだと意識させられる。私は顔が中国人に特徴付けられることが多いので間違われないように念入りに化粧をしたりする。日本人の女は身なりと顔に気を使うというイメージが強い。白人に顔から服装までジロリと見られ日本人だ

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久しぶりに嗚咽した映画だった。時は1988年、戒厳令が解除された台湾での二人の高校生の恋愛物語。最初は親友同士だったのがお互いを愛するように。BLなんて生やさしいものじゃなかった。同性愛がどうなんて見ている途中でどうでもよくなった。恋が愛に変わる時、少しの唇の拒絶が深い傷を生む。震える身体、身悶えする心。愛しているのに愛していると言えないもどかしさ。そのどれも一つ一つが愛おしくて切ない。恋愛とはそ

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足を打撲してしまった。真夜中にトイレに行ったとき履いたクロックスを脱ごうしたらクロックスが足に張り付いて取れなくなって強引に脱ごうとしたら靴がぐにゃっと歪んで、そのまま前方に倒れた。左足の親指がそりかえり甲を下にしていたので腫れ上がった。痛くて眠れなかったので、もしや骨でも折れてるのかと救急車に電話、相談したら「歩けるんですね」と冷静な声で言われ気がついた。骨が折れたりひび割れたりした場合、歩けな

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【詩】無題

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あなたの横顔が美しすぎて

さよならが言えない

昨日のその前も同じように

同じ場所で息をして生きた

何年待てば

その手をにぎる事ができるのか

百年待てば

もう気持ちも風化してしまうだろうか

あなたを待って

どのくらい経っただろう

それは長くて遠い道のりだった

やっと出会えても

お互い愛が消えていて

一緒にいることしかできなかった

あなたの横顔はいつも美しくて

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ロマンティック・ドラマティック

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庭で雀が死んでいた。土に埋めてる時、晴天の中、雨が降ってきた。慈雨か。そんなロマンティックなこと考えていた。ずっと韓国ドラマ・トッケビを見ている。このドラマも恋愛ドラマティックドラマだ。音楽も映像も美しい。2回目だけどそれなりの発見があって楽しい。割と一度見ただけでは頭に残らないものだ。ストーリーも詳しいことは忘れていた。なんせ女子高生役が可愛い。これは本当に演技なのか。完全な演技だとしたら天才だ

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一旦パソコンの前から離れてしまう期間が長くなると元に戻るのに時間がかかる。がしかし今日は起きてからすぐにパソコンで小説を書いた。公募ガイド社の江國香織さんが審査員をするという小さな小説賞に応募するためだ。昨日の夜中に目が覚めてずっとプロットが頭の中でぐるぐる周り追い出せなかった。これも小説に呪われているからか。本当は書きたくなかった。もう小説賞なんてどうでもいいと思っていたからだし今もそう思ってい

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どんなに長く一緒に暮らしていても言葉にしないと気持ちは伝わらない。甘えてしまうのもわかるけど意思疎通はちゃんとしていかないとスムーズに共同作業は(生活の)いかないのだとつくづく思う。最近誰とも話したくなくて、関わり合いたくなくて引きこもっていた。本屋さんで購入した52ヘルツのクジラたち、早く読みたいな。まだ一ページも開けていない。その代わりYouTubeやドラマにハマっていた。特にイタリアン料理人

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【詩】寂しい時に聴こえてくる音楽は切なくて

【詩】寂しい時に聴こえてくる音楽は切なくて

寂しい時に聴こえてくる音楽は切なくて

愛を問いかけ
愛を知り
愛によって裏切られる

世界は荒廃するばかりなのか

気分次第で
人を許せず
そして許し
君たちは前に進む

そんな中救ってくれるのは
どんな救世主なんだい

寂しい時に抱きしめてくれる手もない
悲しい時に一緒に泣いてくれる人もいない

孤独の中生きる
新しい出会いを信じて生きる
それがいまの世界

順序よく並ぶ行進が
テレビに映って

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パワハラで人生が変わった話

パワハラで人生が変わった話

ちょっと憂鬱な話。でも自分にも覚えがあるという人もいるかもしれない。私は若い頃かなり強烈なパワハラで会社を辞めたことがある。まず最初にその上司とは最初良好な関係で一緒に飲みに行ったりしていたこともあるくらいだった。ところが私の一言で一変した。「すいません。これ後にしてもらえないでしょうか?」と仕事を頼んだことから始まった。それを聞いたその上司は「何言ってんだ、お前、そんなこと言える立場なのか?!」

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