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記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
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函館旅行と振り返る五稜星

※映画の核心的なネタバレは最後にワンクッションの後に書きます。

ただ途中までは「この場所が出た」などの軽微なネタバレはありますので、
全くネタバレ見たくない方は鑑賞後を推奨します。

20年ぶりに観たコナン映画

映画.comより

映画公式サイト↓



映画館で映画を観ることの意味

GWってそもそも映画業界が考えた名前らしいですしね。
久々にコナン観るか~ってことで。

映画は元々好きですが、
正直この昨今の
「すぐアマプラやネトフリで家で観られちゃう」
文化のおかげで結構家で観ちゃうことが増えていて。

でもやっぱり映画は映画館で観るのがいいんですよね。

ただの娯楽としてでなく、
休息としても意でもなく、
気持ちを切り替える為に。
ちょっとした非日常の時間を作ることはとても人生で大切だと思っていて。

あと単純に、
「ネトフリ限定」のものなどでなくしっかり劇場公開しているものならば、
制作側にお金が入らなければ好きなコンテンツは死んでしまうから。
(勿論コナン程の覇権コンテンツはシビアな問題ではないですが)

これは無料漫画などにも言えることですよね。
無料で読んでいるだけでは潰えてしまう。
だから本当に推しの漫画はしっかり単行本も買うようにしています。


舞台はGLAYのふるさと函館

何より今回最推しGLAYの故郷・函館が舞台ということで!

コロナ前に旅行にも行った場所なので、
再現度の高いコナン映画で是非見てみたいなと思いまして。

今回はその函館旅行を写真と共に振り返りながら映画の感想を書いていきたいと思います。

↓チラチラ出てくるこの黒いマスコットは、
GLAYの公式キャラクター「ズラー」です。
GLAYのヴォーカルTERUさんが考案した愛すべきマスコットです。

「あれ?あのキャラクターに似て…ミスターぽ…」
というクレームは当方では受け付けません。笑

函館駅



ストーリー解説(ネタバレなし)

国民的人気アニメ「名探偵コナン」の劇場版27作目。

スピンオフ作品もあるシリーズ超人気キャラクター
「月下の奇術師」怪盗キッド
そして同じく人気キャラクターの
「西の高校生探偵」こと服部平次が登場する、
シリーズファンでもおいしいメンバーが登場する本作。

北海道・函館を舞台に、
謎に包まれた日本刀をめぐるミステリーが展開する。


函館にある斧江財閥の収蔵庫に、
怪盗キッドからの予告状が届いた..
というところから事件は始まります。

キッドは所謂「ビッグジュエル」を狙うことで有名ですが、
今回の狙いは新選組副長・土方歳三にまつわる日本刀。
何故今回キッドはその日本刀を狙うのか?

そして函館で開催される剣道大会のため、
服部平次やその幼なじみ遠山和葉も函館を訪れていた。

平次は冒頭斧江財閥でキッドの変装を見破り追い詰めていくが、
時を同じくして、
胸に十文字の切り傷がつけられた遺体が函館倉庫街で発見される。

捜査線上には「死の商人」と呼ばれる、
日系アメリカ人の武器商人男の存在が浮上する。
彼が激しく求め続ける
「戦況を一変させるような兵器」とは…?

刀を狙うキッドと、
それを奇襲する謎の剣士も登場し事態は更に複雑になっていく。

留まることを知らない人の欲望、
時代を超えて複雑に絡み合う謎、
奇術師が刀の闇にに求める真実、
感情がぶつかり合う剣士の死闘、
100万ドルの夜景に煌めく恋心、
道標の先に示された結末とは…。

今回は北海道警捜査一課の刑事・川添善久役で、
GLAYとも縁のある北海道出身の大泉洋がゲスト声優出演。

主題歌は人気シンガーソングライターaikoさんが担当。


監督は「名探偵コナン 緋色の弾丸」「名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)」や人気アニメ「うたの☆プリンスさまっ♪」も手がける永岡智佳さん。



函館の景色を楽しめる観光映画


函館には何で行く?

今回コナン君たちは既に函館に来ていたのですが、
途中博士たちが函館に来た時は北海道新幹線で来ていました。
(博士が乗りたいとごねたそう。笑)

この北海道新幹線は2016年に開通した新幹線で、
東京から新函館北斗間を4時間半程で結びます。

私は名古屋(正しくは中部国際空港)から飛行機で行ったので使っていませんが、
いつか乗ってみたいですね。


キースポット・五稜郭

何とは言いませんが他の漫画でもよくキースポットになる五稜郭。

今回もタイトルになる位の超キースポットとなっています。

下を歩いても上から見てもとても美しい観光スポットですね。
ちゃんと映画と同じく土方歳三さんとも撮ってましたよ。笑


100万ドルの夜景・函館山

今回のタイトルの「100万ドル」というのは、
言わずもがな函館山から見える夜景のことですね。

私も勿論旅行の際はホテルからのバスツアーで見に行きました。
まさに100万ドルの夜景でしたよ。

ここで何が起きるのかは是非映画で確かめていただきたい!!

ホテルから見た函館山


疾走の八幡坂

コナンと平時が爆走したのがこの八幡坂。
函館でも有名な観光スポットです。

石畳なので転ぶと本気で痛くて危ないです。
コナンが無事でよかったです。笑


名物ラッキーピエロ

北海道東照宮の巫女・吉永神子さんとコナン&平次が入ったのが
函館名物ハンバーガーショップ・ラッキーピエロ
通称ラッピ。

ちゃんとここ使ってくれるの流石コナン映画!!


情緒溢れる路面電車

蘭と和葉が乗っていたのが路面電車
湯の川に行くときに私たちも乗りました。

とってもロマンがありますよね…また乗りたい。
毎日暗闇で地下鉄乗ってるので色々憧れる。笑


赤レンガ倉庫ももっと見たかったな

HISASHIさんが雑誌で超カッコイイ写真を撮っていたので、
私は個人的に赤レンガ倉庫の壁が大好きです。笑

今回赤レンガ倉庫は描写があまりなかったので、
それだけちょっぴり残念。


ストーリー感想(ネタバレなし)

20年ぶりのコナン映画。
やはり面白かったです。

ミステリーも全体のストーリー展開も、
函館ならではを盛りに盛り込んだ内容が良き。
ミステリーだけではなく疑似観光としても満足できました。

ミステリーは時代を超えた多重構造
途中「ん?」となったところもありましたが、
疾走感もありつつもしっかり終盤は整理していくことが出来ました。

単純な欲望のぶつかり合いであるかように見えて、
それでいて何世代にも絡み合った深い闇があった。

鋭く丁寧にパズルのピースを組み合わせていくコナンは勿論、
情熱的に突き進む平次が魅力的でまた好きになってしまった!

今作は中森警部たちも出演することもあり、
まじっく快斗好きにも堪らない作品だと思います。
読んでないとわからないとは言いませんが、
予習しとくとより楽しめると思いますよ!!

そして巷でも話題ですが、
原作でも明かされていない真実が、
この劇場版で明かされたことが衝撃的。
↑ちなみに私はこれが何か知りたくて今回観に行きました笑

次の項目はネタバレ有でガンガン書きますので、
間隔あけます!↓↓












ストーリー感想(ネタバレ有)


ミステリーについて

いや~~~~~~
冒頭の土方さん襲撃→屏風破れる→その穴からコナンが覗いている
のところ
「あ~ここ凄い意味有り気で好きだな~!!」
って思ったらやっぱりよくよく考えると、
現代を生きる彼が謎を解き明かすこと暗示した味のあるシーンでしたね。

土方歳三さんが絡んでくることや
剣の構造がトリックの要になっていることもあり、
日本らしくて外人さんにもうけるのではないでしょうか。笑

五稜郭から函館山が指し示されたときは
まさに函館ミステリー!!
と沸き起こりました。

歴史上の人物土方歳三からなる歴史ロマンもありつつ、
実際はその土方さんや星陵刀が核!!という訳ではなかった。

今回実質的なキーとなるのが登場人物達の血縁関係でしたね。
数世代に渡った因縁が絡み合い途中混乱しました。笑

いつもの謎解き以上に、
時系列を遡って
「この謎解きどうやって作ったの?」
を解明していくのが面白かったですね。

実際は先代が遺したものを二代目が反発してぶっ壊そうしていて、
そのためにわざと情報を流して三代目達に
「お宝争奪戦だ~!」と競わせ謎を解かせ、
函館山に眠る兵器を壊すことが目的であったと…。

しかしそこに眠っていたのは兵器などではなく
戦時下で使用していた暗号機と暗号解読機。
世代を超えて辿り着いた真実に落胆する良衛なのでした。
というのがミステリーとしての結末です。

ざっくり血縁を紐解くと↓

斧江祖父(莫大な財産残す)※ゴールデンカムイ感
実は武器商人で財宝ではなく「戦況を覆す武器」なんじゃないか!?説浮上

斧江父
会社を大きくした。財宝が武器なら破壊して欲しいと思ってる。

斧江拓三
ダメ息子。会社やばいから金欲しいだけ

曾祖父
そのヤバい武器を作ったらしい人

福城良衛
斧江父と運命的な出会い。亡き彼の意志継ぎ武器壊したい。
本作の事件の犯人である人物。

福城城聖
天才イケメン剣士。父の願いを何とか成し遂げたい。
母を爆撃で亡くしているので兵器を憎んでいる。
なのに兵器を壊すのに兵器を使おうとするのが皮肉で切ない。

そして解明に奔走するキッドとコナン達も、
今回明かされた部分含め血縁的な部分が色濃かった。

    祖父   
↓      ↓
盗一    工藤優作
↓      ↓
キッド   新一(コナン)推理し解明する役どころ。

※キッドパパが刑事に化けていて、
謎解きの重大な手がかりになる情報を巫女さんが伝えるときに
「僕じゃなく彼らに伝えて」
って言うのは「解くのは君の役割だぞ」感がって
おじさん~~!!!!ってなる。笑

今回まさかの青子ちゃんも出てきたので、
なんか色んな意味でまじっく快斗にコナン達が出てきたみたいでしたね。


平次と和葉

100万ドルの夜景を前にしてもまだくっつかなかったふたり。笑

大会すっぽかして奔走している割に、
今回のミステリーの核には関わってなかったふたり。笑

でもそれが良かったですよね。
その純情で突き進む平次が。
医師になる夢を「もう忘れたよ」という城聖に
言葉以上に刃で訴えかけ救うシーンが素敵でした。
これは平次にしかできないことだったなって。

「函館山はビックベンより上なんか」
って蘭に言ったときは
「何言ってんだこいつ」
感が凄くていい意味で笑いました笑


スタッフロール後について

新一パパとキッドパパは双子でしたね!
新一とキッド、従兄弟でしたね!!!!

キッドパパ生きてましたね!!!!!!
(怪盗コルボー本当にパパやった!!!)

いや~これが衝撃の真実でしたか。

平次が「キッドお前と声も顔も似すぎとちゃう?」と言ったとき、
コナンの表情がなんか意味深だったのを考えると…
もしかしてこれって真実を知った後だったりする?
とか勘ぐってしまったり。
それはないか。

それにしてもまじっく快斗連載再開って…
おい~商売うますぎか~~~~~~~~笑

それと北海道警察の川添善久がキッドパパの変装だった訳ですが、
それを考えると
「キッドパパの変装完璧だったな~」
と思いましたよね。笑
あの川添さんのドジっぷりを見事に再現してましたし。
さすが黒の組織にまでその技術を教えたことはあるということか。。。 


武器商人の更に雇い主の黒幕が明かされていないこと、
キッド父・盗一の言葉の真意とは?
ということがはっきりしなかったので謎は残りますね~


次回作震え待て!!

次回は豪雪のシーンになってましたがどんな展開に…!?
次回作も楽しみですね。

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