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2年半ぶりの熊本帰省~変わらないもの、変わったもの~

2年半、こんなに長く熊本の地を踏まなかったのは初めてかもしれません。やっと帰省できる! 熊本に帰ったときに発見した変わらないもの、変わったものをレポートします。


こんにちは、俵山!


飛行機が徐々に阿蘇くまもと空港に近づくと、懐かしい風景が見えてきました。私がいつも楽しみにしているのは、空港からよく見える阿蘇外輪山の一部、俵山の風景。西原村と南阿蘇村にまたがる俵山は、南阿蘇村側から見ると、米俵のように見えることからその名前が付けられたそうです。「これこそ山!」というようなきれいな形で、幼いころからこの俵山を眺めるのが好きでした。

2016年の熊本地震で俵山にある橋やトンネルは被害を受け、また山肌がむき出しになり、今でも文字通り残る爪痕。それを見るたびに、災害の恐ろしさを思い出します。しかし、熊本に帰るといつも一番に迎えてくれる俵山であることは変わりません。「お帰り」といつも私を迎え入れてくれます。

空港工事中!?


飛行機を降り、阿蘇くまもと空港に入ったと思ったら、いつもと様子が違うことに気づきました。

「あれ? こんな通路あったかな?」

と思いながら進むと、出口も見たことがない場所。俵山が見えたから、阿蘇くまもと空港であることは間違いないと思うけど……年半も帰省しなかった私は、浦島さんになったような気持ちで、しばらくうろうろしていました。やっとのことで迎えに来ていた両親と会うことができましたが、どうやら阿蘇くまもと空港は大規模工事中で、現在は仮設の建物を利用しているようでした。

熊本県のホームページを調べると空港に関する記事を発見しました。↓

熊本県では、熊本地震で被害を受けた「阿蘇くまもと空港」を創造的復興のシンボルと位置付け、空港の活性化による交流人口の拡大と地域の活性化を目指しています。50年、100年先の熊本の発展を見据えて、新たな運営権者、国等と連携して、県民の利便性の飛躍的向上、交流人口・ビジネス拡大に向けて、全力で取り組んでいきます。

(「阿蘇くまもと空港の創造的復興について」より)

そういえば、半導体の受託生産で世界最大手の台湾のTSMCが熊本に子会社を設立し、半導体の工場を建設するというニュースを思い出しました。これはとても大きなニュースです。東京にいるとあまり実感がありませんでしたが、こうした外資を受け入れるための準備なのでしょうか、開発が進む熊本の玄関口の変化に、早速のその第一歩を感じました。

熊本が復興しながら、更に大きく発展しています。ちなみに、熊本地震で大きな被害を受けたことが報道された熊本城、以前はクレーンや足組が遠目からでも見えていましたが、今回はクレーンがない、美しい天守閣が見え、着実に復興が進んでいました。

熊本城の天守閣が復活した様子はこちらかも見られます。↓


変わらないおいしさ

熊本に帰ったら絶対食べたいと思っていたもの、それは蜂楽饅頭という商品名の回転焼きです(熊本県民は、なぜか「回転饅頭」とも呼びます)。蜂楽饅頭さんは、熊本市内にある上通(かみとおり)という商店街はじめ、九州の各地に店舗があるようです。その名の通り蜂蜜が入っており、他では食べられない味! 会社ホームページを見ると、保存料も入っていないとのこと。そう、蜂楽饅頭は出来立てからあまり時間が経たないうちに食べることが重要なので、現地でしか味わえないおいしさなのです。

上通店で購入し、帰りの飛行機を待つ間、空港で広げて食べようとしていたところ、近くにいた女性が

「あの、その蜂楽饅頭はどこで買えますか? 美味しそうで、食べたいな~と思って(笑)」

と声を掛けてきました。空港で買ったものではないことを伝えましたが、この蜂楽饅頭は皆大好きなものであることを再確認しました。空港店ができたらいいな……(笑)

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まだまだ書き足りない熊本レポート。第2弾をお楽しみに。

熊本のローカルフードに関してはこちらもご覧ください。↓


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