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環境問題を理解するために知っておきたい「温室効果ガス」

ボクは自分の訓練としてたくさん記事を書こうと思っている。
フィジカルトレーニングと同じ考えだ。

あまりフィジカルなトレーニングをやってきた経験はないが、ある程度慣れてきたら負荷を大きくしていくのがトレーニングのセオリーだ。ボクのこのトレーニングも少し負荷を大きくしていきたい。…ということで、今後は曜日ごとにテーマを絞って記事を書くことにした。

毎週火曜日は「環境問題」に限定して記事を書くので、ご興味ある方は引き続きお読みいただけると幸いだ。


温室効果ガスとは

まず、温室効果ガスについて理解を深めていこう。

地球の表面は太陽光によって常にどこかの面が温められているが、その熱は赤外線となって宇宙に放出される。しかしCO2はその赤外線を吸収して、再び地表に戻す働きを持っている。このCO2の働き自体は悪いものではなく、そのCO2の働きによって地球は快適な一定の温度を保っている。これを「温室効果」と言うが、それ自体は悪いことではない。温室効果がなかったら(CO2が地球を取り巻いていなかったら)、地球の昼間の気温は100℃を超え、夜はマイナス100℃を下回ると言われているのだ。

しかし、現代はCO2の濃度が高すぎることによって、世界中の気温が上がり続けている。CO2を大量に大気中に放出してしまった理由、それは産業革命以後、人類が化石燃料を大量に燃やし続けてきたことが原因であるが、我々はそれをすぐに止めることはできない。そして現代は、温室効果が過剰な状態になっており、放出できない熱が大量に地球に蓄積されている。

気温の上昇でどんなことが起きるのか

気象庁はよく「平年並み」という表現をするが、この「平年」とは過去30年の平均値であり、10年ごとに更新される。つまり、2020年までの「平年並み」は1981~2010年の平均値であったが、2021年以降の「平年並み」は1991~2020年の平均値となる。この平均値が(たった10年ずれただけで)0.1~0.5℃高くなったというわけで、日本の気温だけでみても、どれだけ明確に温暖化が進んでいるかがわかる。

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