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和歌山市で学習塾Sophicaを開業する⑧ボードゲーム教室を開くワケ

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ボードゲームを使うことにより期待できるもの

私の考えるところでは、大きく分けると、①コミュニケーション力②論理的思考力③自己決定力に分けられる。


Sophicaではボードゲーム教室を運営します
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コミュニケーション力

ボードゲームでは自分以外に、一緒に遊ぶプレイヤーがいる。(一人用ゲームを除く)
そのプレイヤーとは敵対関係なり協力関係にあるが、いずれにしても他プレイヤーとコミュニケーションを取ることがゲームの勝敗を左右することが多い。
例えば、トランプのババ抜きを遊んでいるときに、「右から2枚目にババを置いたよ」などの発言をする場面を想像しよう。
相手は、本当に右から2枚目にババを置いているのか、そもそもババを持っているのか、という迷いを生むことになる。
このように嘘をつくことも含めて、ゲームでは他プレイヤーとのコミュニケーションを取ることが楽しみの一つでもある。

どのようにコミュニケーションを取れば自分の利になるか、ひいては相手の利になるか、ということをゲームを通じて学ぶことができる。

論理的思考力

ゲームに勝利するためには、「どのようにプレイすれば勝利に近づくか」を考える必要がある。このときに必要になるのが論理的思考力だ。

例えば、将棋で相手の王様を詰ますときに、「自分が3三金と指したら、相手は5二玉と指すから、、」のように考えるのも論理的思考力の一つだ。

この能力は、確率の計算や演繹的推論なども必要とする、どちらかといえば理系的な頭の使い方をする。

ボードゲームにおける勝利までの道筋を考えることで、論理的思考力を身につけることができる。

自己決定力

ボードゲームでは、自分が最善と考えた一手を自分でプレイする必要がある。(チーム戦や、ゲームで応手を強制される場合を除く)
ファミレスのメニューのように、相手が決めたものと同じものを頼む、いわゆる他人任せのプレイができない。

自分が判断して自分でプレイする、その結果負けることもあるかもしれないが、それも一つの経験だ。

このように、ボードゲームを通じて自己決定力を身につけることができる。
他人に流されず自分で道を切り拓いていく、現代に必要な能力かもしれない。

まとめ

このように、ボードゲームを通じて様々な能力を身につけることができる。
そう考えたから、Sophicaでボードゲーム教室を開講することを決めた。
でも、根底にはゲームを楽しんでほしい。能力が云々はその後でもいいと思っている。


ウイングスパンというボードゲーム
鳥類愛好家になって鳥を集めていく

Written By

イカ先生

東京大学工学部卒・東京大学大学院情報理工学系研究科卒。
会社員時代はAIを用いた農作業効率化プロジェクトなどに従事。

2022年に退職後、オンラインにて授業を実施。生徒の定期テスト順位1位などを達成。
2年半の東京↔和歌山間の遠距離恋愛を経て、2023年11月に和歌山県に移住。
完全な他所者を受け入れてくれた和歌山県の方々への恩義と、近年の暗記偏重型の教育に、オンライン指導を通じて感じた危機感から、塾の開業を決意。
日本ボードゲーム教育協会所属。
https://sophica.jp/
https://twitter.com/wakayama_lover

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