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宇宙に捨てに行こう💫

お主はまた思い出しておるのかのぉ。
いつまでも固執しておるのぉ。

私はまた泣いていた。

どこへ行くの。

もっと高くじゃ、もっと、もっと高く。

Hakuさんは私を乗せ、あっという間に地球を離れた。

もっと高く、もっと高く。

私は左手でHakuさんにしがみつき、右手で赤いハートを抱えていた。

もっと高く、もっと高く。

物音しない静まり返ったところ。

ここはブラックホールじゃ。
ここに捨てるか?

私は黙っていた。
Hakuさんはしばらく周りをまわっていた。
ゆっくりふんわりと。

私は黙っていた。
そして黒と紫のぐるぐるした深い闇を見ていた。

Emikoはその扱いに値するのか?
値しないと思うなら、捨ててしまいなさい。

わたしは黙ってその赤いハートを捨てた。

その赤いハートは何度も心の中にわき出てきては
私を苦しめていた。

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