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ハリウッドも注目!『VENICE』の延長ケーブルシステムから広がる新しい映像制作の世界

ソニー広報部のNNです。ソニーは今月より、デジタルシネマカメラ『VENICE 2』用カメラヘッド延長システム VENICEエクステンションシステム2『CBK-3620XS』の発売を開始しました。今回は、撮影監督のみなさまの声を交えながらエクステンションシステムについて紹介します。

VENICEエクステンションシステム2 『CBK-3620XS』 

このエクステンションシステムは、ケーブルを介し、画質を劣化させずにカメラのヘッド部分だけをカメラ本体から取り外すことができ、最長12 mの延長を可能にします。これにより、『VENICE 2』の優れた撮影品質や高い操作性をそのままに、特殊な環境下でも様々なシーンを撮影することができます。例えば、カメラ本体の設置が難しい狭い場所での撮影やジンバルやクレーンを用いた撮影なども行えるようになります。

これまでシネマカメラが設置出来なかった狭い空間でも撮影ができることに加え、俳優さんの表情を臨場感・迫力のある「画」で余すことなく捉えられるので、シネマトグラファー(映画制作者)の撮影の自由度を広げます。

VENICEエクステンションシステム2 商品紹介動画

エクステンションシステムの特長

このエクステンションシステムは、8Kモデルの高画質映像に対応し、『VENICE』シリーズの高品位な映像表現をサポートします。ケーブルの長さは、コンパクトな3mと最長12 mの2種の延長システムがあり、小型・軽量のカメラヘッドを用いることで、狭い空間やジンバルを使った撮影も容易に実現します。

2023年秋に劇場公開予定の映画『グランツーリスモ』では、「VENICE2」および「VENICEエクステンションシステム2」が採用されており、エクステンションシステムならではの臨場感ある映像撮影が行われました。

車内のシーンなど、カメラを設置するスペースが狭くてもカメラヘッドを設置できるので、取り回しがよく、撮影の自由度を高めます。また、既発売モデルで必要であった延長のためのリピーター(カメラヘッドとカメラ本体を接続するケーブルの中間に連結するパーツ)を不要としたことで、より自由に動き回る撮影が可能になります。

既発売モデルでは非対応だった、カメラヘッドの傾きに合わせた水準器表示とメタデータへの記録に対応します。カメラヘッド側にも、水平方向・上下方向の傾きを検知するセンサーを搭載したことで、カメラヘッドとカメラの傾きが異なる撮影でも、カメラヘッドの傾き情報を確認することができます。この機能は、VFX制作(ビジュアル・エフェクツ(視覚効果))のワークフローにも貢献します。

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「トップガン マーヴェリック」でもエクステンションシステムが大活躍

現在、デジタルシネマカメラで、エクステンションを使った撮影ができるのは、ソニーのVENICEエクステンションシステムのみで、シネマトグラファーやクリエイターから高い評価を受けています。

大ヒット映画「トップガン マーヴェリック」では、3台のカメラに接続する3つの小型のエクステンションシステムを用いて、F-18戦闘機のコックピットに合計6台のVENICEカメラを配置しました。本エクステンションシステムを用いることにより、空中戦や飛行中の迫力ある映像をカメラに収めることができました。

『VENICE』のエクステンションシステムは、長編の映画撮影の柔軟性を高める素晴らしい機材です。エクステンションシステムは、クリエイティビティを最大限発揮するための、自由度の高い撮影を可能にしてくれます。

「トップガン マーヴェリック」の撮影監督クラウディオ・ミランダ氏

『VENICEエクステンションシステム2』は、私にとって必要不可欠の大事な機材です。これまで愛用してきた画像センサーを最大限活用しながら、これまでにない撮影を実現できています。

2021年アカデミー賞受賞の撮影監督エリック・メッサ―シュミット氏

ソニーのVENICEは、今までに見たことのない映像を見せてくれました。暗い部分は豊かで深く、まるでベルベットのように柔らかく、ハイライトは驚くほど明るかったのです。初めて「ハイダイナミックレンジ」という言葉を実感した瞬間でした。

「アバター」の映画監督ジェームズ・キャメロン氏

現在、劇場公開中のジェームズ・キャメロン監督「アバター」の続編『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』では、ソニーのデジタルシネマカメラ『VENICE 』が採用されています。

今、ハリウッドで熱い視線を注がれる『VENICE』シリーズ。今後もデジタルシネマカメラ『VENICE』『VENICE 2』やVENICEエクステンションシステムを使って撮影された映画作品の公開が予定されています。
皆さまの映画を見る楽しみ方が一つ増えると嬉しいです。 

執筆:広報部NN



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