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親の老いに向き合う - 母の変化とクルミッ子の因縁
新年最初の投稿なので、何かおめでたいことを書きたかったのだが、特にめでたくもないお話し。
年末年始は91歳一人暮らしの母の元に帰って一緒に過ごした。
noteには母とのことを何回か書き、「親の老いに向き合う」というマガジンにしている。
老いに伴う母の困った言動に、その時はイライラしたりあきれたりしてもnoteに吐き出せば自分の気持ちも収まり、キー!となる自分を半ば面白がる心の余裕もあった。
だ
母がオーダーしたアロハは五十嵐カノアが決め手
90歳母、ここ数年夏はアロハを好んで着ている。
昔はアッパッパとかゆったりしたシャツとかを私が着ていると、そんな服はだらしがないと言っていたのに。
歳を取るともうきちんとした服装なんてできなくなるよなあ。カジュアルな服が失礼と見られることも昔よりなくなってきているし、夏はどんどん暑くなっているし。
着心地のよい楽な服を無理せず身につけるのはいいことだ。
母の持っているアロハは2枚。去年の夏の終わ
親の老いに向き合う - お菓子!お菓子!お菓子!
お正月からまた90歳の老母の様子見に一人帰省。バタバタしていてnoteからも疎遠になっていた。
実家は昨年生花教室を閉じたので、今までは毎年家のあちこちに飾っていた豪華な正月花はナシ。
もう重い水盤や壺、うねる松の枝を扱う体力も気力も失せたそう。
お花なくて寂しくない?と聞いたら、お鏡餅飾るだけだったからラクだった〜、と意外にもサバサバしていた。
玄関と床の間の、サトウの小さな鏡餅の下には裏白と
親の老いに向き合う- ラ・セーヌではない。
実家の老母の様子見滞在から東京に戻って2週間。
その後も帰省中に出せなかったゴミ出しや歯医者の予約など、私が把握しているスケジュールについては朝電話して母が忘れないよう逐一リマインドしている。
帰省中、母は脳神経外科を受診した。前回は6年前。脳のMRIと認知症の長谷川式スケールに準じた口頭テストの結果は、まさかの「問題無し」。
MRIは前回から変化無く異常ナシで、テストは30点満点中27点。
親の老いに向き合う- 89歳深夜帰宅
老母の様子見に帰省してそろそろ2週間。
母は毎日朝から何かしら探し物をし、見つからないとイライラ銃を発射するので流れ弾に被弾する側は満身創痍だ。
家の中の整理や片付け、朝5時台からのゴミ出し(早めに出すようにとの母からの指示)、掃除洗濯(干し方はしょっちゅうダメ出しが出てやり直し)、三度の食事&おやつの準備、暗証番号がわからなくなった金融機関の手続き、エラー表示が出るクレジットカード会社への問
親の老いに向き合う- ご飯は炊かなくてよし
母の様子見にまた実家に一人帰ってきている。
未だに「ボケ扱いはやめてほしいわ」感を漂わせているので、娘としても対する言動は恐る恐るだ。
帰省前に、夫から「お母さんと今後施設に入る可能性も検討しておいた方がいい」というざっくりしたアドバイスをもらっていたが、本人まださらさらその気はない模様。
普段は空港から市内へのリムジンバスを降りたらそこから路面電車に乗って帰るのだが、何でもいいから夕ご飯の
親の老いに向き合うー母が悪徳業者に引っかかったかと思った話
たまに忘れているが、私も母親なのだった。母の日に娘から昔ながらのバタークリームケーキ。私は母にウエストの洋菓子をおくった。お互いお菓子の好みは守旧派かも。
さて、その母。先日、トイレが水漏れすると電話がかかってきた。どうやらウォシュレット部分から漏れているらしい。ついこの前我が家でも同じ事が起き、部品の交換で3万円ほどだった。我が家のトイレは10年ちょっと前のもの。実家のトイレは20年以上た
親の老いに向き合うー「なんかおかしいみたいなの」
実家に帰省した日はまだ東京でもソメイヨシノが咲いていたが、戻ってきたら八重桜もそろそろ終わる頃。八重の中で一番好きな、花びらに薄緑が混じるウコンザクラには間に合った。
前回の帰省は今年の1月末。その時に89歳一人暮らしの母の様子におかしいところを感じて、これはまずいと思うようになった。それまでも同じことを何度も言ったり約束したことを忘れたりということはあったが、コロナで会えなかった間に明らかに