ゲームの話

 幼いころの思い出のゲーム。我が家は基本的にゲームを買ってもらえない家だった。買う財力がないというわけではない。教育的方針だったのだろうか、よくわからないが、とにかく周りがみんな持っていたゲーム機を新品でもらうことはなかった。
 それでも私にゲームの思い出はある。私の母方の叔母が大のゲーム好きだったが、途中で引退してしまい、譲ってもらえたのだ。私にとって古い記憶に残るゲームは、スーパーファミコンの「ファイナルファンタジー6」、「天地創造」、「トレジャーハンターG」、「ロマンシング サ・ガ3」だ。特にファイナルファンタジーとロマンシングサガは大人になった今でもピクセルリマスター版で楽しんでいる。
 これらゲームは父が遅くまで残業し帰ってこないとき、飲み会で遅いときに両親の寝室のテレビで母がやっているのを横で見て、小学生に上がったころに自分も楽しんだ。あの頃はゲームの世界観なんてわからず、とにかくキャラ集めやレベル上げを楽しんでいた。
 30歳を過ぎてゲームの世界観や設定などが理解できるようになり、さらにこれらゲームは楽しく感じている。だからこそ悔やまれるのはスーパーファミコンを維持していれば、というところだ。天地創造もトレジャーハンターGも、昔の私には少し難しく感じたゲームを今の私ならさらに奥深く楽しめてだろうに、とニンテンドーswitchのリマスター版ファイナルファンタジー6をプレイしながら感じたのだ。

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