ダミアン・ハースト『統合失調症の発生』
ダミアン・ハーストの「統合失調症の発生」というアートブックを買いました。
この本には、美しく、またどこか皮肉めいている拡大された錠剤の作品がたくさん載っています。
ダミアン・ハーストによる序文の一部を紹介します。
「錠剤は、どんなミニマリズム・アートよりも優れた形状をしている。
錠剤はどれもこれも人に買わせるようにデザインされている。
錠剤を飲むだけで、あなたは気分が良くなり、美しさを感じるだろう。」
拡大された錠剤の彫刻はどこか不気味で、わたしたちを不安にさせます。
どこか生の虚しさ、はかなさと死の影を感じさせます。
それでいて、拡大された錠剤の彫刻はどれも大変美しい…。
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