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INFJ大学生は、生きやすさを手に入れるために読書する


こんにちは、Nariです。今日は、最近読んだ本について、考えたことを書こうと思います。

読んだ本①
『大喜利の考え方 あなただけの「おもしろい発想」を生み出す方法 』 坊主

私はお笑いが好きで、IPPONグランプリなどは欠かさずリアルタイム&録画で見るようにしているのですが、こういった大喜利番組を見るたびに「大喜利の考え方って絶対あるよなあ〜法則とかコツってあるよなあ〜分析してみたいなあ〜」と思っていました。そしたら、すでにこんな本がありました・・・見つけた瞬間、「うわあ〜本屋ってマジ最高〜」と勝手にあがりました。


この本の中でもっとも記憶に残ったのは、「雑談力は、大喜利力に通じる」ということです。

「雑談が上手い人は、話題や質問のチョイスが上手い」ということを様々な雑談力の本を読んで学んだのですが、大喜利力にもこれが通じるようなのです。もう少し具体的にいうと、大喜利の場合は、「話題や質問」ではなく「お題から連想する言葉」のチョイスがミソらしいのです。

大喜利をする時、お題を見て、すぐさま面白いことを考えようとしない。まずは、フラットに考える。お題からマジカルバナナをはじめて、様々な連想ワードを出していく。そして1番おもしろくなりそうなワードをその中からチョイスして、それを面白く加工する。この流れなのだそうです。

大事なことは、先入観なくフラットに、お題をまっすぐ読む。そして、客観的になって連想ワードをたくさん出すこと。大喜利やる機会なんてないくせに、つい「へえ〜やってみよう」と思ってしまいました。

「雑談力に通じる」という点に関しては、雑談力についてばかり考えている最近の私の脳にビビッときた部分があり、面白いと感じました。

私は、雑談力とは「相手の話を集中して聞くことのできる能力」×「その話に対して質のいい質問をぽんぽんと生み出せる能力」の掛け合わせのことなのではないか?と現時点では考えています。

雑談は、基本的にずっと「相手の話を聞く→質問する」という流れで、相手の話を聞きながら自分がこの話のどの点に興味があるか考える。そして、そこから質問を作る。自分が本当に知りたいことに関する質問じゃないと、相手に緊張感が伝わってしまうし、話が弾まないから、相手の話を注意深く聞き、それを自分の心と照らし合わせて、いかに素直な質問をつくるかがミソだと思っています。

このような自分の雑談力についての考えと、本書で書かれていた大喜利力を照らし合わせてみると・・・

「相手の話をまっすぐ聞く」=「お題をフラットに聞く」、「自分が本当に興味のある質問や話題は何かを素直に考える」=「お題からワードを連想する(フラットな状態で考える)」

確かに結構当てはまってる・・・(?)

「雑談力は大喜利力に通じる」とは、どういうことか?という点については、詳細に触れられていなかったのですが、つまりこういうこと?!?と勝手につなげて納得してしまいました。



『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?経営における「アート」と「サイエンス」』 山口周

1番記憶に残ったものは、「VTS(ヴィジュアルシンキングストラテジー)」という言葉です。これは、日本語では「対話型鑑賞」といわれていて、現代の世界のエリートがこぞって実践している美術鑑賞法だそうです。

詳しくは、こちらに説明が載っているのですが(↓)

ざっくりとVTSの効果をまとめると、VTSを用いて、「見て、感じて、言葉にする」ことで、見えていなかったものが見えてくる、らしいのです。


現代人は、ものをしっかり見ないで過去の経験に照らし合わせるだけで物事を決めつけるようになっているから、純粋な「見る」という行為に立ち返ることで、新たな発見があるということらしいのです。

これはとても面白いです。。なぜ面白いと思ったのかというと、次の3つのことが思い浮かんだからです。

1つ目は、VTSは「旅行が楽しい」ことの理由を表しているな、ということです。基本的に「見る力」がない私たちは、日々の生活の中で、自分の周りにあるものを「きちんと見て」いません。隣の家の色は何色か?最近見た植物は何か?と聞かれて、すぐに答えられる人はどのくらいいるのでしょうか。もちろん私は答えられませんでした・・・

しかし、旅行で見知らぬ土地へ行くと、ついキョロキョロしてしまいます。ここにはこんな色の建物が建っていて、こんな植物が生えているんだ〜と認識しながら歩きますよね。おそらく、私たちは自分にとって新しい場所である旅行先では、過去の経験に照らし合わせて生活をすることができないから、よく「見る」のだと思います。旅行は「見る」から楽しいのです。そして、きっと日々の生活においてもきちんと「見れ」ば、生活は少し楽しくなるのだろうと思いました。

2つ目は、「見る力」は花屋でアルバイトすることで、(植物を見る、と言う分野においては)鍛えられてる気がするということです。私は、基本的にどこにいても、どこにどんなお花が咲いているのか、飾られているのかを認識しています。お花が好きで興味があるので、つい花やその他の植物に目がいってしまうのです。
花以外でも、たとえば、車が好きな人は日常生活において車を「見る」力は十分鍛えられているのではないでしょうか・・・他にも、書体に興味がある人なら、書体を見る力があるだろうし、建築に興味がある人なら、建物を見る力があると思います。

いろんなものに「好き」や「興味」があると、生きやすくなったり、生きるのが楽しくなる、というのはこういうことなのかな、とロジックのようなものがわかった気がしました。

3つ目は、今の私達はなにか1つの物をじーーーっと長く見ていられるか、ということです。花屋で働く私でいえば、1つの花束をじーーっと見ていられるか、ということです。どこにどんなお花がはいっていて、ラッピングは何色でどうやって包まれているのか。私たちは、日々「見ているようで見ていない」のです。私の場合は、かわいい花束をもらっても、その写真を撮って、花束自体を見ることを先延ばしにしようとしてしまいます。結局その時に撮った写真も、後でじーーっと見返すことはありません。そのため、自分が花束を作ることになった時に、今までもらってきた花束を全く参考にできないのです・・・なんともったいないことでしょうか・・・「見る力」を鍛えたい、と改めて思いました。


最後に、読書が好きな理由について考えてみた

本に書いてあることが、自分1人で考えていたことと繋がる時、なんとも言えない興奮を覚えます。また、自分が考えていたことが、すごく上手に、みんなを納得させられるように言語化されていたりすると、なんだか自分の思考に裏付けがされたような気持ちになるから本当に読書が好きです。

私にとっての読書の意義は、「本を読んで新しい発見をする」というより「過去の自分の考えが磨き上げられていく、裏付けされ、より強固になる」という感じがあります。

読書をしていると、ジワジワと内側から生きる活力が湧いてきます・・・久しぶりにしっかりと腰を入れた読書をして、私は読書がどうしようもなく好きだと実感しました。今年こそ、本を読む時間を毎日確保したいと思いました。

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