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オンライン英会話 : 英会話が「How are you?」から始まることについて考える


こんにちは、Nariです。今日は、英語の「How are you ?」と聞く文化について考えてみました。


オンライン英会話を始めて最初に驚いたことは、挨拶の後に先生がみんな欠かさず「How are you ?」と聞いてくることでした。
(How have you been ? やHow's it going ?など、聞き方は様々ありますが・・!)

小中高と、この流れを習ってきたのでよく知ってはいるつもりでしたが、本当に実際もそうなんだ?!と驚きました。同時に、最初につまずいたのも「How are you ?」という質問に対する答え方でした。

小学生の頃から、「How are you ?」という質問と「I'm fine thankyou, how about you ? 」という回答はセットフレーズとして頭に叩き込まれてきました。

しかし、実際の英会話で、「How are you ?」と聞かれると、「I'm fine thankyou.」がスラスラと出てこない。なんだかセットフレーズすぎて、こんなのネイティブは言わないんじゃないのか?などと意識してしまい気恥ずかしかったのです。

毎回ヘラヘラ笑いながら「うーーん、、I'm fine...へへへ...thanks ...」みたいな感じでした。

とにかく恥ずかしいので(自意識過剰すぎる)、毎回「自分の調子を素直に答えよう」とだけ決めて、fineな日は「fine」、so-soな日は「so-so」と返し、必ずそれと一緒に理由まで話すようにしていました。


そうしていると、この前ふと、フリートークが始まるきっかけはこの「How are you ?」に対する回答であることが多いなあと気づきました。

例えば、「How are you ?」に対して、

「I'm fine. But, I'm not so productive today, even though I could wake up early !! So, I feel kind of guilty today ...」

などと答えると、「Why did you wake up early ?」などと質問が飛んできたりします。そしてそこからいつの間にか毎回話が広がっています。

また「How are you ?」と自分の今日の調子を尋ねられることは、自分にとっても相手にとっても、精神的に健康的なことではないか?とも感じました。

調子を聞く側は、回答を聞いて相手への本日の接し方を調整できるし、聞かれた側は、自分の調子を言葉にすることで自分の状態を客観視するきっかけをつくることができます。

私は、先生に今日の調子を聞かれて、ハッとすることがあります。調子を聞かれてはじめて、そういえばなんだか今日は気分が晴れないな...モヤモヤするな....なぜだろう?と考えるきっかけになり、考えることで少し気持ちがスッキリしたり、心に晴れ間が見えたりするのです。

今では、「How are you ?」と聞かれるのが怖くなくなりました。

そして、こんなことを考えていたら、「How are you ?」ってとてもいい文化だなという考えに行き着きました。

日本での定番挨拶といえば、「おはよう」「こんにちは」「こんばんは」「お疲れ様です」などで、このあとに相手の調子を尋ねるセットフレーズのようなものはありません。

日本にも「How are you ?」と聞く文化があればいいな、と思いました。「How ary you ?」文化は、①雑談のきっかけになるし、②相手への接し方を調整できるし、③自分の状態を客観視するきっかけにもなります。

オンライン英会話で図らずも気づいた英語の素敵な「How are you ?」文化、これからもうまく活用していきたいと思います。

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