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サルトル再読への一歩『90分でわかるサルトル』ポール・ストラザーン著 浅見昇吾訳

もう一度読みたくなった哲学者は、サルトルです。実存主義ってと思って読み始めたら、構造主義がやってきて、なんだか忘れられて、マルクス主義との関係もマイナスイメージを増幅させたんだけど。

自分は、サルトル再読したいと思ったんだよね。時代に対峙する1人の人間を考えた時は、やっぱり、サルトルなんじゃないかな。そう思って、表題の本を読んだと書きたいけど、実は、もっとわかりやすく書いてあるこの本が、良かったです。

この『図解雑学サルトル』は読み易い上に、とにかく当時の状況や背景までをコンパクトでわかりやすく書いてある。(なのに新刊は手に入らない)
それくらいサルトル忘れられているのか。

順番から言えば、①図解雑学サルトル②90分でわかるサルトルが、良いです。こうやって読むと、本当によくわかります。

さて、自分に戻ります。こうやって準備が整って、次に読む本は、『主体性とは何か?』サルトルに挑戦します。本当は、学生時代に読んだ『実存主義とは何か』を読みたいのですが、どこに行ったか見つからない。(このように自分の蔵書で失踪した本にオルテガ『大衆の反逆』があります。)

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