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インバウンド事業を始め、日本をより好きになった

昨年11月から、インバウンド事業を始めました。
訪日外国人向けの動画メディアと現地体験ツアーを運営しています。

事業を始めてから、常に身の回りの景色や体験を、「外国人観光客視点」で見るようになりました。

その一例ですが、街を歩くときは飲食店に注目し、外国人が喜ぶような内装やメニュー、雰囲気を持っている店をGoogle Mapに保存して自ら足を運ぶようにしています。
以前はそれほど見ていなかった、多言語表記や店主の雰囲気といった細部に目を向けるようになりました。

普段の街並みに関しても、よく1人で「おー」と驚きの声を発しています。
もともと散歩が好きなタイプですが、
「こういう理由で観光客にウケそうだな」
「どんな由来があるんだろう。こうガイドしたら観光客が喜びそうだな」
といったことを常日頃から考えるようになりました。

最西端・与那国島での一枚。

コロナ禍、大学生だった僕は海外に行けず、北は網走、南は波照間島まで、日本全国を旅しました。
そこで気づいた日本の魅力は、圧巻の大自然でした。
慶良間諸島の透き通るような海、地球の凄さを感じさせる知床の流氷…。

ですが、インバウンド事業を始めて気づいた日本の魅力は、旅で得られた感覚と少し違います。

僕が今感じている3つの日本の魅力を書かせてください。


01. コンテンツだらけ

先日、新世界でインバウンド向けの旅行動画を撮影していましたが、
日本の「コンテンツ力」の凄さを改めて感じました。

外国人向けに、インターネットで出回っていないローカル情報を発信していますが、普段は何気なく通り過ぎている街並みで思わず足を止めてたくさん動画を撮ってしまいました。

喫茶店のクリームソーダ、定食ご飯の昔話盛り、ガチャガチャ、射的、串カツのモニュメント、昔の作品を扱っている映画館、漫画喫茶、カップ麺専門店、囲碁、銭湯、壁一面に印刷されたアニメキャラクター….

何気ないお酒の自動販売機も、外国人の視点に立つとかなりおもしろいと思っています。

特に最近、街中を歩いて飽きないなと感じます。
発見の連続、といった感覚でしょうか。
僕はこの感覚がとても楽しく、大好きです。

02. 人間味が溢れている


僕は、インドや東南アジアの国を旅するのが好きで、その理由を「現地の喧騒に溶け込むのが最高」といった表現をしています。
以下僕が撮った一枚ですが、こういった一瞬一瞬での駆け引きや、街全体のごちゃごちゃした感じが好きです。

マレーシア・チャイナタウンでの一枚。

僕が旅に求めるのは、こういった「人間味」です。
日本に長年住んでいたからか、それを日本に求めることなはく、気づくこともありませんでした。

ですが、ふと周りに目を向けると、
上野では、朝早くから路面に野菜が売られて、ローカルの人々が足を運び、活発に買い物をしています。
大阪・難波では、土日になると昼間から路面に張り出した店でお酒を飲み、初対面でも楽しく会話しています。

浅草の日曜。

サービスのおもてなし一つをとっても、非常に人情味が感じられます。
「日本酒のおちょこをこちらからお選びしていただけます」
「本日は、どんな気分でしょうか。こういった種類のカクテルを用意しています。」

「人が冷たい」みたいなことが言われることもありますが、日本にも「ごちゃごちゃ感」は多くあり、人情味を感じるような地域も多いとつくづく感じます。

03.街が大迫力


都市部、特にこれは東京で感じたことなのですが、世界的にも有数の「MEGA CITY」だということです。
外国人ゲストと話していても、この話はよく出てきます。
「行くところがありすぎて、全然回れないよ」

自転車で街中を移動することが多いのですが、渋谷、原宿、新宿、新大久保、中野…と、どこを移動しても街が賑やかなのは、凄いことだと感じています。

先日飛行機の上空から東京の街並みを見ましたが、どこも建物でびっしりであることに驚きました。
少子高齢化が叫ばれていますが、街中を俯瞰的に散策していると、人口が世界11位の国であることを誇りに思います。

前職で使用させていただいていた、新宿WeWorkからの景色。


また、写真ツアーを提供している中で、現場に出て新宿・道頓堀の写真を撮った時に、色鮮やかなネオンサインの街並みは、純粋にとてもカッコ良いと思いました笑
日本が、世界の動画クリエイターを惹きつける理由がわかります!

都市がデカいことももちろんですが、ユニークな建物やモダンな雰囲気からも、街全体の迫力を感じます。

以上、インバウンド事業を通して見えてきた日本の魅力3点を書きました。
まだまだあると思っています。
感じた時に、都度書いていければと思います。

それでは!

Soma


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