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アジアでビジネスをすることが身近になった、2回目の海外出張。

マレーシア・クアラルンプール(KL)から東京へ向かうAirAsiaの機内で、この記事を書いています。
今回は、日本進出を支援しているマレーシアのWeb3.0企業との商談を目的に、4日間KLに出張滞在しました。

具体的には、マレーシア発NFTゲームの、日本でのユーザー獲得を目的とした戦略策定やコミュニティ運営等を行なっております。

飛行機からの景色が大好きです

今回の出張では、昨年東京のスタートアップの一員としてKLで事業を立ち上げていた時に感じた「高揚感」があまりなく、自分にとって「アジアで」・「外国人と」ビジネスを作っていくのが身近になった感覚がありました。

なぜ身近に感じたのかという理由を考え、自分なりの結論を出したので、海外進出や海外就職に関心のある方には是非ご覧いただきたいと思っています。

自分自身、アジアビジネスが身近に感じるようになったことで、より今後の選択肢・展望が広がったと感じています。

オンラインで商談ができる今、現地へ足を運ぶことの重要性も感じたので、後述させていただきます。


当方のメイン事業は訪日インバウンド(訪日旅行メディア・ツアー)です。

▼インバウンド旅行事業に対する思いを動画にしたので、見ていただけると嬉しいです笑



アジアで、外国人とのビジネスが身近に感じた要因として、2つの理由を考えました。

1. アジアは、思ったより近い

今回一番印象的だったのは、移動時間の短さです。
東京(羽田)→KLの移動時間は約7時間20分で、これは東京→大阪の夜行バスの移動時間・約8時間と変わりません。

30カ国以上旅をしてきて、そんなことは認識しているつもりではいました。
ですが今回、4日という限られた期間での出張が決まった際は、

「4日のために、半日かけて渡航するのはコスパが悪い」
「せっかくマレーシアへ行くのだから1週間以上滞在しないと勿体無い」
そう考えていました。

ホテルからの景色。飛行機移動の後、朝日と共に1日をスタートできる。

ですが今回、0時発羽田の便に乗って翌朝7時に到着し、9時から先方との打ち合わせに参加した際に、その距離の近さを実感しました。

海外へ実際に行き、ビジネスの展開を検討するメリットは大いにあると感じているので(後述します)、東京⇄大阪のような感覚でアジアを移動することは、非常に大切だし、今後意識していきたいと感じました。

2.海外ビジネスへの慣れ

前回の出張では、異なる商習慣の相手と英語で商談をして、ビジネスが生まれていく瞬間に興奮していました。
ですが、今回の出張ではそういった興奮はあまりなく、冷静でした。
冷静という言葉は、”「海外で」「外国人と」ビジネスをしているという感覚が、「日本人と」「日本で」ビジネスをする感覚に近くなった” と言い換えることができるかと思います。

マレーシアのクライアント・台湾チームと、ローカルレストランにて。

例えば、現地で台湾の起業家と出会い、日本市場での窓口となるようなパートナーシップの提案を受けました。
以前は台湾を足がかりに事業ができる貴重な機会だと思い、こういった提案に対して前のめりになっていましたが、今回の出張では提案を俯瞰的に聞いている自分に気がつきました。

長く海外のパートナーと仕事をすることで、「外国人と仕事をしている」といった意識が減り、お互いのアセットを生かした本質的な取引ができるようになるのではないかと感じました。

言語の慣れ・相手の商習慣への慣れ、様々あると思いますが、場数を多く踏むことは、海外ビジネスを展開する上でプラスに働くのではないでしょうか。

なぜわざわざ現地へ足を運ぶ必要があるのか?

話は変わりますが、市場感を掴むために海外へ出張して現場を見るべき…といった話をよく聞きますが、実際はどうなのでしょうか。

マレーシアの象徴的存在・ツインタワー。

海外の会社のCEOにLinkedInを通じてメッセージを送ることも容易ですし、現地へ行かずともZoomで商談を進めることもできます。

それでも僕は、今回の出張を通して実際に現場へ足を運ぶべき理由を再認識しました。

①対面で話すことでビジネスの可能性が広がる

Zoomの商談だと30分程度で終わることが大半ですが、一緒にご飯を食べ、お酒を飲むとなると、2時間以上の時間を過ごすことになり、より幅広い話をすることができます。

今回の商談でも、先方の考えている定量目標以外に、ビジョンや未来への展望を聞くことで彼らの未来に寄り添った提案をする必要があることを感じました。

親しくしている現地の起業家と。事業以外にも、様々な話が膨らむ。

また、オンライン上でファーストコンタクトをとる場合はお互いの利害の関係の中で話が進むことがほとんどだと思いますが、実際に対面で会うとプライベートな話もたくさんします。

今回の場合で言うと、「チームビルディング研修を日本でやりたい」といった自分が注力している訪日旅行事業に繋がるようなニーズや、訪日旅行における彼らの期待や求めていることを聞くことができました。

対面でしっかり話し込むことで、色々なアイデアや更なる事業展開の可能性が広がると思います。

②環境の違いを楽しみ、土地を好きになる

出張の最初は、ホテルとオフィスとの往復がメインで、真新しさや刺激という面では退屈さを感じていました。

ですが、打ち合わせが終わった後、屋台街「ジャランアロー」へ行くと、その土地の熱気にやはり魅了されてしまいました。
ツインタワーを見ると、その建築の雄大さに圧倒されました。

東南アジアの喧騒を感じる屋台街・ジャランアロー。

また、ビジネスシーンで会う人ももちろんですが、屋台で働いている人やGrabのドライバー、地元の少年、全員からエネルギーを感じました。
接する人から感じるエネルギー、また溢れる優しさは、やはり現地へ行かずして感じることはできないのではないでしょうか。

海外でビジネスをする上で、実際に現地を運び、土地を理解して好きになることは、重要なことだと思います。

現地のパートナーとの一枚。


以上、2回目となったマレーシア出張を振り返り、アジアでビジネスをすることが身近になった理由を考察しました。

土地的に遠いという心理的ハードルをなくして渡航し、自分の確かな強みを持って取引をすることで、「海外ビジネス」といったハードルは徐々に下がっていくのではないかと思いますし、自分も意識していきたいです。

アジアビジネス、海外ビジネスが身近になれば、個人や各企業の選択肢も増えていくと思います。

現在はインバウンドの事業を進めており東京・大阪・京都を拠点にしていますが、海外の旅行会社や代理店との取引等、海外へ渡航する機会を積極的に増やしていきたいと思った出張でした。

”世界中で、人生の分岐点になる旅を増やす”
という目標に向かって、精進していきます!

Soma 


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