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仕事で行く海外は、違って見えた

学生時代に30カ国近くをバックパッカーとして旅し、特に南アジア・東南アジアではたくさんの現地の方とお会いして多様な個性に触れ、街の凄まじいエネルギーを感じました。

「アジアでビジネスをする」
「外国人と働く」

いつしかこれらは、譲れない、自分のキャリア軸になりました。

就職活動でもインドネシアやタイを中心に現地採用ポジションを探し回っていましたが、最終的にはコロナの影響もあり都内のベンチャーに新卒入社し、1ヶ月後には出張という形でマレーシアに3ヶ月ほど滞在しました。

今回は、「仕事の海外経験は、旅の海外経験とどう違うのか」ということについて綴ろうと思います。


1. 違ったレイヤーの人と出会い、多様な価値観を学ぶ

旅をしている時は、出会える人の主な属性は主に以下になるでしょう。
世界中から集まる宿泊客・ゲストハウスのオーナー・現地ツアーガイド・(マッチングアプリ等を使えば)同い年の現地人...etc

仕事で海外へ行く際は、出会う人のレイヤーももちろん変わります。
その中でも、ビジネス交流会やイベントに積極的に参加していたので、
そこで出会う現地の起業家と商談をして、ご飯を食べることが多かったです。

特に彼らからは、多くの価値観を学びました。

その中の一つが、”圧倒的グローバル思考”
マレーシアには、設立1年目のベンチャー企業でも、中国やインドに取引先を持っていたりと、グローバルな事業を展開している起業家が多くいました。

僕が質問をすると、よくこんな答えが返ってきました。
「凄いね。どういった戦略で?」
「言語ができるのに進出を検討しないわけがない。市場を広げるためだよ」

彼らにとっては、あくまで「海外」という認識はそこまでなく、「グローバル」という風に”面で”捉えてビジネスの勝負をしていたのです。

マレーシアはマレー系・中華系・インド系をはじめとして様々な民族から成り立ち、英語が公用語であることも関係しているとは思いますが、このような価値観には大いに影響を受けました。
旅をしている時は、出会わなかった考え方だと思います。


2. 仕事という関係性を通し、彼らの個性を知る

”仕事”をともにする中で、初めて見えてきた個性や人間性というものがありました。

例えば、一緒に仕事をしていたマレーシア人から、激昂されたことがあります。両者に悪いところはあったのですが、私の言い分が気に入らなかったようで、公然の場で、大声でどなりつけられました。

また、依頼をした期日を守らず、「いい感じだろ?」と当然のように成果物を出してくる方もいました。

日本ではあまり考えられないようなコミュニケーションを、経験しました。喜怒哀楽の表現方法、意思疎通の方法...様々な違いを発見しました。

旅をしていると「親切にしてもらった優しさ」など、一時的なコミュニケーションで印象を抱くかもしれませんが、現地に住み、長期間での関わりが求められる ”仕事”という関係性で接することで、見えてくる新たな個性や人間性がありました。

個人的には、もっと色々な個性に出会いたいですし、文化が起因する国民性のようなものに近づければ、世界の見え方が変わってくるんだろうなと感じています。



ビジネスパーソンとして海外へ行き、現地の方と出会って仕事をすることで、様々な価値観や個性を知ることができるー
僕は、その体験が本当に好きだなと感じています。

ですので、旅で海外へ行き、新たな景色や人と出会うのはもちろんですが、
色々な地域の人と仕事がしたいというのも、僕がやりたいことの一つです。


「現地の方と働くのが、めちゃめちゃ楽しい」
この感覚を言語化しようと試みましたが、まだまだできていないので、自分自身が最前線で現地の方と働き、新たなインパクトを生んでいけるよう、精進したいと思います。

今日はこの辺で!


Soma

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