見出し画像

言葉の前提や意味をすり合わせることの重要性

いつもお世話になっております。
コンサルティング事業部の兼山翔と申します。

突然ですが、皆さまは会議で
場が「シーン」となり、
議論がストップしてしまことや、

心の中でどこか引っかかりと感じながらも
会議は進んでしまっているということを
経験されたことがありますでしょうか。

このような会議は、なかなか
結論が決まらなかったり、

誰かが腑に落ちていない状態で決定してしまい、
決定して後に、「そんな意図ではなかった」と
振出しに戻るということも起こることだって
あるかもしれません。

そのような会議は避けていきたい訳ですが、
そこで大切なのは

「発言した言葉の前提や、
 議題として扱っている言葉や目的の
 認識をすり合わる必要がある」

ということに気付いたエピソードをお話しします。

それはある製造業のお客様の
ご支援をしている時に起こった出来事です。

弊社が関わるプロジェクトの最終回で
これから皆様だけでプロジェクトを
進めていただくために

どんな目的で1年後どんな状態であればいいのか、
成果設定を考える機会を設けました。

・どんな状態が理想ですか?
・どんなプロジェクトにしていきたいですか?

と質問すると

「取り組みが上手くいっている状態です」
「よりより会社になるためのプロジェクトです」

という回答が挙がってきました。

皆様の様子を見てみると、
発言された方は、どんどん
進めようとしていましたが、

その方以外の聞いている方は、
ポカンとしていました。

その様子を見て、これは全員が
共通のイメージが持てておらず、
途中でプロジェクトが
止まってしまうのではと思い、

「取り組みが上手くいっている状態とは
 具体的にどんな状態なのか」
「よりよい会社とはどんな状態なのか」

と、より内容を掘り下げていき、
お互いの目線合わせをしました。

そうすると、
「よりよい会社」という言葉でも捉え方が違ったり

「上手くいっている状態」の言葉の捉え方が違ったことに
メンバーが気づくきっかけになりました。

目線合わせをすることにより、
具体化された状態目標や目的が明確になり、

認識が揃った状態で終えることができました。

このように前提をすり合わせて
議論を進めていくことで
誤解と勘違いや認識のズレが少なく
進めていけると感じております。

当たり前のことかもしれませんが
案外起こってしまう出来事かなと思いますので、

私自身も社内会議や打ち合わせ、
何か話し合いをする際は
このことを大事にしていきたいと思います。

ただ、前提をすり合わせること意識して話を進めても
気づかないうちに認識がずれることもあると思います。

そんな時は、第三者として社外の人に入っていただくことや、
社内の会議メンバー以外の方を入れて
客観的にみる進行役として入ってもらい
進めてみてもいいかもしれません。

みなさんもぜひ参考にしてみてください!

最後までお読みいただき、
誠にありがとうございました。


よろしければ、サポートをお願いします。いただいたサポートはコンテンツ発信の充実に使わせていただきます。